はぴe VISAカード/ 公共料金・通信費の節約・ポイント獲得での割引の比較
- オススメ度:
- 名称:
- はぴe VISAカード
- 年会費:
- 無料 ※関電の料金支払いが条件
- 別途年会費:
- なし
- ポイント:
- 1,000円→5ポイント
- キャッシュバック:
- ポイントを商品券・STACIA等で利用可能
- ボーナス:
- 入会時 /関西電力の電気料金支払い時
はぴe VISAカードは他社カードより得にするには時代錯誤か?
はぴe VISAカードは三井住友カードと関西電力が発行のカードで、ブランドはVISAのみとなっている。関西電力グループの支払いでポイントが優遇される他、1,000円の利用毎にポイントが貯まる。そのポイントは阪急阪神の百貨店でSTACIAポイントとして利用できるほか、商品券にも交換できる。以下では携帯料金・公共料金を削減 or キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。
さて、このカードの注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・電気使用量と電気代支払いで2重でポイント獲得
- ・電気代の支払いで年会費が無料
- ・はぴe PiTaPaを発行可能
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・現金でのキャッシュバックは不可
- ・はぴeポイントの有効期限は3年間
- ・他社比較シミュレーションでは、キャッシュバック額は上位(後述)
まず年会費についてだが、関西電力の電気料金をカード払いにすれば、年会費1,312円が無料になる。さらに入会時には300ポイントを獲得できるが、300円程度の価値しかないため、他社のカードの入会キャンペーンには大きく見劣りする。
また、電気を使用すると10kW/hごとにポイントが獲得できる。電気代でもポイントが獲得でき、実質2倍でポイントが獲得できる。節電が謳われている昨今、電気を使用するほどポイントが貯まるというシステムは、明らかに時代遅れだが、お得という点は間違いない。また、PiTaPaを発行でき、電車代やコンビニなど後払いにできる電子マネーとして利用できる。
一方で、貯めたポイントは阪急阪神百貨店でのSTACIAポイントやPiTaPaのポイントに交換できるが、直接のキャッシュバックはできない。まだ、交換レートを考えればSTACIAが一番有利な点にも注意したい。さらに交換前の「はぴeポイント」は有効期限が3年のため注意したい。
次に、他社カードと年会費・キャッシュバック率・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円/100万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額を比較した。計算にあたっては、各カードで携帯料金支払いでポイント2倍や、電気ガス代支払いのキャッシュバック率が上昇といったサービスがある。そのため一般的な平均値を採用し、下記の計算式で計算した。
1ヶ月の携帯料金=8,000円, 電気代=8,000円, ガス代=4,000円
キャッシュバック額=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率)
上記に年会費を加味=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率) - 年会費
上図の通り「はぴe VISAカード」は他社カードと比較すると、年間50万でも100万でも他社カードには劣る結果となった。ボーナスが存在していないのが他社との差を生んでいる。このカードで他社を上回るには、電気の使用量を増やす方法があるが、あまりに時代錯誤の方法のため現実的ではないだろう。そうすると、ケイオプティコムというプロバイダを利用する手もあるが、マイナーなプロバイダに変更するのも、大抵の人には難しい方法だろう。ほぼ逆転の目は無いか。。。
結論としては、関電利用者であれば検討はしてもいいが、キャッシュバックのことを考えれば他社カードにした方がベターだろう。ケイオプティコムを利用しているのであればポイントが優遇されるが、それでも他社を抜くのは不可能だ。やはり、さくら・シティ・P-oneあたりを検討したいところだ。