NICOS骨髄バンクカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

NICOS骨髄バンクカード
オススメ度:
PriceLess
名称:
NICOS骨髄バンクカード
年会費:
\1,250
寄付対象:
公益財団法人 骨髄移植推進財団(骨髄バンク)
寄付率:
0.5%(1,000円 → 5円)
入会寄付:
-
ポイント率:
0.5%(1,000円 → 5円)

NICOS骨髄バンクカードは骨髄バンクを必要とする人は増え続けている!

NICOS骨髄バンクカードは、カード利用額の0.5%分を骨髄移植推進財団(骨髄バンク)に寄付される。一般会員であれば自己負担の寄付は無いが、サポーター会員になれば年間3千円、特別会員なら年間1万円を自己負担で寄付できる。もちろん、カード利用額に応じてポイントも貯まる。

NICOS骨髄バンクカードの概要と説明

さて、骨髄移植推進財団、通称骨髄バンクへ寄付した資金は、パンフレット・ポスターによるドナー登録の啓発活動、ドナー登録会の実施、患者の負担金軽減等に用いられている。最後の患者負担金軽減についてだが、一般的に知られていないが、骨髄バンクでの医療費は健康保険の対象となり3割負担、さらに高額療養費制度を利用すれば、かなり費用は抑えられる(とはいえ実際には入院費等が合計で百万単位の負担になるケースもある)。しかし、骨髄バンクの検査等の利用料で20万円以上が必要となっており、この負担を募金により軽減する。

また、現在のドナー登録数だが、1992年の設立1周年の歳には1万人程度であったが、2012年現在の登録数は40万人(累計では50万人)を超えるほどの普及を見せている。まさに草の根活動が功を奏したといえよう。ただし、血液の難病に苦しむ人、特に白血病は近10年で50倍近く増加しており、何とか追いついているか否かというレベルで、まだまだ普及の必要はあるだろう。

次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

名称 ユニセフ
VISA
ユニセフ
VISA
ゴールド
オリコ
赤い羽根
VISA
赤い羽根
ゴールド
オリコ
赤十字
DC
赤十字
ゴールド
日本
白血病基金
メイク

ウッシュ
NICOS
骨髄バンク
ライフ
CMC
デザイン ユニセフVISAカード ユニセフVISAゴールドカード オリコ赤い羽根カード 赤い羽根VISAゴールドカード 赤十字オリコカード Dc赤十字ゴールドカード 日本白血病研究基金カード メイク・ア・ウィッシュカード NICOS骨髄バンクカード ライフ CMCカード
年会費 1,312円 10,500円 1,312円 10,500円 1,312円 10,500円 0円 0円 1,250円 0円
寄付率 0.5% 0.5% 0.5% 1.0% 1.0% 0.5% 0.5% 0.1%
入会寄付 1,000円 1,000円 - - - \1,000 - \500 - \1,000
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% - 0.5% 0.5% 0.5%
電子
マネー
- - - - - - - - - -
1年50万
寄付額
\2,500 \2,500 \2,500 \5,000 \5,000 \2,500 \1,250 \500
1年50万
ポイント
\1,188 -\8,000 \1,188 -\8,000 \1,188 -\8,000 \0 \2,500 \2,500 \2,500
社会貢献・寄付できるカードの比較表(ユニセフVISA・ユニセフVISAゴールド・オリコ/VISAコ赤い羽根・赤い羽根ゴールド・オリコ赤十字・DC赤十字ゴールド・日本白血病研究基金カード・メイク ア ウィッシュ・NICOS骨髄バンク・ライフCMCカード)

上図の通り、NICOS骨髄バンクカードは年会費が無料とまではなっていないが、他カードよりは若干安価な価格になっている。寄付率・ポイント還元率は他社に劣ることはない。

最後に骨髄移植について追記するが、骨髄バンクを利用しなければならない人は、さほど多くは無いだろうというのが一般的な認識だろう。しかし、骨髄バンクに登録する患者数は"毎月"で200人前後で増加している。ドナー登録数の増加が滞れば、間違いなくパンクするのは目に見えている。骨髄バンクを利用する可能性のある病気には、急性骨髄性白血病等の一般的な知名度の高い病気から、リンパ系の悪性腫瘍、血球貧食症候群、再生不良性貧血といった耳慣れない病気まで多岐に渡って利用される。移植さえ成功すれば生存できる可能性が高い病気だけに、移植が滞るわけにはいかない。こういった現状と、骨髄バンクの方針に賛同できる人には、是非このカードをオススメする。