日本白血病研究基金カード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- 日本白血病研究基金カード
- 年会費:
- 無料
- 寄付対象:
- 認定特定公益信託 日本白血病研究基金
- 寄付率:
- 1.0%(1,000円 → 10円)
- 入会寄付:
- -
- ポイント率:
- 0%
日本白血病研究基金カードはポイント分もロスなく寄付できる!
日本白血病研究基金カードは、カード利用額の1.0%分が認定特定公益信託 日本白血病研究基金に寄付される。他の社会貢献型カードは、カード利用額の0.5%を寄付、0.5%分のポイントを利用者が獲得という仕組みが多いが、このカードは0.5%を寄付し、カード利用者が獲得するポイント0.5%分も自動的に寄付に回すことで、カード利用額の合計1.0%を寄付することになる。
カード利用者には自己負担はないが、実質はポイントを犠牲にすることになる。一見すると損とも考えられるが、中途半端にポイントを貯めて使い道に苦慮するなら、始めから寄付に回した方がカード会社に無駄に得をさせることもなく、社会に有益ともいえるだろう。

さて、このカードの特典だが、永久不滅ポイントは獲得できないが、西友・リヴィンでの買い物が5%割引、イープラスでのチケット先行予約等のセゾンカードの特典は残っている。また、セゾンの月額300円からの少額保険も利用できる。例えば、留守番保険(空き巣対策)やテニス・ゴルフ等のスポーツ保険が掛け捨てで加入できる。いざという時のために役に立ちそうな保険だ。
次に、このカードの寄付対象である「日本白血病研究基金」についてだが、基金は白血病の研究支援による白血病治療と患者への貢献を目的としている。白血病は血液のガンと言われているが、一般的な認識としては胃ガン等より発症する人が少ないと認識されがちだ。しかし、実際には白血病を含む血液関連のガンで死亡する人が日本国内だけで毎年2万人に上っている。決して自分には縁遠い病気というわけではない。また、過去には不治の病とされてきたが、現在は研究者の弛まぬ努力によって、抗がん剤・放射線療法等で治療が可能となっている。だが、未だ未知の部分も多く、発症予防・再発予防の研究の必要性は非常に高い。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り、日本白血病研究基金カードは貴重な年会費無料カードの一枚で、さらに他の社会貢献型カードよりも寄付率は2倍で高い数字だ。ただし、冒頭でも述べたが、通常のセゾンカードであれば得られた永久不滅ポイント0.5%分を寄付に回しているため、ポイント還元率は0%となる点に注意したい。
最後に、日本白血病研究基金について追記するが、そもそも日本での白血病の発症率は1997年段階では10万人あたり10人未満だったが、2000年以降の統計では10万人あたり500人前後まで急増している。1990年の認識が、現在でも白血病は稀有な病という認識が残る原因の1つだろう。胃ガン等の固形のガンと同様に身近な病気になっている昨今、自分だけでなく家族・恋人が発症する可能性も否定できない。また、小児ガンの4割を白血病が占めており、10代・20代が発症するよりも倍近い発症率である点も見逃せない。治療が確立されつつあるが、再発予防・発症予防が可能になれば、助けられる新しい命が数多く存在しているということだ。そういった基金の方針に賛同する人に、是非、このカードn保有をオススメする。