ライフ CMCカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- ライフ CMCカード
- 年会費:
- 無料
- 寄付対象:
- カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)
- 寄付率:
- 0.1%(1,000円 → 1円)
- 入会寄付:
- \1,000
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
ライフ CMCカードはカンボジアで地雷に苦しむ人のためのカード!
ライフ CMCカードはカード利用額の0.1%分をカンボジア地雷撤去キャンペーン(通称CMC)にに寄付される。寄付はカード会社(ライフカード)が負担するため、寄付に関しては自己負担は無い。ただ、その寄付率は0.1%と低い点に注意したい。ただ、カードの寄付率が低くとも、寄付の価値が減るということは無いはずだ。寄付がカンボジアに貢献することは間違いないのだから。

CMC(Cambodia Mines-remove Campaign)だが、その名の通りカンボジアの地雷撤去以外にも、地雷原での学校運営、地雷被害者の心のケアを目的としたラジオ番組の放送等もしている。
まず地雷撤去についてだが、特に対人地雷の恐ろしさは破壊力にある。その破壊力は人体を殺傷するレベルではなく、怪我を目的としており、戦争中は地雷での負傷兵を後方に運ばせることで、兵力の分散と治療費で敵方を疲弊させることができる。しかし戦争が終結しても、わざわざ地雷を撤去することは稀で、放置されるのが常だ。そのため、民間人が被害を被る結果となっている。
また、地雷原での学校運営だが、わざわざ危険地区で運営するか疑問に思うかもしれないが、カンボジアでは地雷原に居住する人も数多く存在しており、民家から数mのところに地雷・不発弾が残っている場合もある。それほど広範囲に大量に存在しており、さらに地雷原を回避して学校に通うとなると20km以上も離れている場合もある。そういった人のために、学校予定地の地雷を数ヶ月かけて撤去し学校を建設している。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り、ライフ CMCカードは年会費は無料で、入会するだけで1,000円がCMCに寄付される。ただし、寄付率は他カードに劣る0.1%だ。物足りない人は直接CMCに寄付するしかない。
最後にCMC・カンボジアの地雷について追記するが、カンボジアに埋まっている地雷は600万個を超えると言われており、前述した通り、広範囲に渡って埋まっているため、地雷が爆発して初めて地雷原と判明することもある。冒頭では対人地雷について記載したが、対戦車地雷では死亡するケースが後を絶たない。2012年10月には農耕作業中のトラクターに地雷が反応して死者も出ている。CMCが設立した1998年から被害者は5分の1まで減少してきたが、それでも全ての地雷が撤去できたわけではない。完全撤去までの道は長いが、こういった現状と、カンボジアの地雷撤去に賛同できる人には、是非このカードをオススメする。