あいおいニッセイ同和 タフ・ケガの保険（自転車プラン）/ 自転車保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

オススメ度：

3

保険会社：

あいおいニッセイ同和損保

名称：

タフ・ケガの保険（自転車プラン）

補償範囲：

交通事故

賠償責任：

最大１億円

示談交渉：

アリ

特徴：

通勤・通学・買い物など、お出かけに何かと便利な保険

あいおい タフ・ケガの保険（自転車プラン）は補償の手厚さがポイント！

あいおいニッセイ同和 タフ・ケガの保険（自転車プラン）は、タフシリーズのケガの保険（傷害保険）の１つだ。自転車プランという名称だが、実際は交通傷害保険であるため、自転車事故以外でも交通事故なら補償を受けられる。以下、同社の自転車保険の概要を記載し他社比較する。

まず補償範囲だが、死亡保険金・入院保険金（この保険の場合は部位・症状別保険金）は個人型なら本人だけが対象となる。その一方で個人賠償責任・弁護士費用・法律相談費用は個人型であっても家族まで対象が広がる。個人賠償・弁護士費用等を家族にも適用させたいだけなら個人型で十分だ。

選べるプランは本人・夫婦・家族型の各々に３つのプランが存在する。それぞれのプランで補償される項目が増えるわけではなく、単に保険金額が増額されるに過ぎない。そのためプランは基本的に最も安いもので良いだろう。プラン選びよりも注目したいのは部位・症状別保険金だ。これはケガで入院しようが通院となろうが、医師の治療を要した日数分だけ保険金が受け取れる。限度日数は180日以内で症状によって保険金は変動するが、入院よりも長引く可能性がある通院を手厚くカバーできるのは大きい。

また、示談交渉サービスが付帯しているが、それとは別に弁護士費用・法律相談費用が付帯している。示談がまとまらずに訴訟となった場合でも、気兼ねなく弁護士を利用できる点は安心感がある。

次に、下図で各社の自転車保険を、補償範囲・補償対象・個人賠償責任・死亡保険金・手術保険金・入院日額・通院日額で比較した。さらに事故時の話し合いを考慮して、示談代行サービス・弁護士費用の有無も比較した。保険料面では、各社が設けるプランの中で最もスタンダードなものを採用し、家族型ではなく一般的に保険料が安価な個人型の金額を、月払い・年払いの金額で比較した。

上図で真ん中の「あいおい タフ」だが、個人賠償の額が１億と他社より少なめだが、自転車事故の高額賠償事例は今のところ１億円以下のため問題はない。あとは死亡保険金は他社よりも少なめで、入院保険金も他社よりも１枚落ちる。さらに手術給付金が無いのも頂けない。ただ、前述したように通院保険金は他社よりも手厚く優秀で、ケガでも通院の方が長引くケースを考えれば他社よりも有利となる。示談だけでなく弁護士費用補償があるのもプラスだ。

保険料は月額670円・年額7,640円で他社と比較すると高額な部類に入る。ただ、同じく補償が手厚いバイクルと比較すると、死亡・入院・手術保険金では劣るが通院では補償面では上回る。バイクルだとシルバーコースにしても通院保険金が1000円だけだからだ。さらにバイクルは最高ランクのゴールドコース（月額1110円）でないと弁護士補償が付帯しないため、あいおいの方がお得感はある。

結論としては、バイクルとは別方向で補償が手厚いため、補償を重視する人にはオススメできそうだ。特に年齢が上がってきて回復が若い頃より遅れていると実感するようなら、バイクルよりも通院保険金が手厚いためオススメできそうだ。一方で、とにかく保険料を抑えて自転車保険を契約したい人は、他社の自転車保険を検討した方がいいだろう。

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