ジャックスecoカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

- オススメ度:
- 名称:
- ジャックスecoカード
- 年会費:
- 1,312円
- 寄付対象:
- 環境リレーションズ研究所
- 寄付率:
- -
- 入会寄付:
- 入会後3ヶ月以内に8万円以上の利用で植林
- ポイント率:
- 0.5%(1,000円 → 5円)
ジャックスecoカードは植林よりはポイント交換での社会貢献が!
ジャックスecoカードは、入会後の3ヶ月以内にカード利用額が8万円に達すると植林が行われる。他の社会貢献方型カードと異なり、カード利用額に応じて寄付はされず、植林以外で寄付をする場合には、買い物で貯まるラブリィポイントを利用することになる。

まず8万円以上の利用で可能となる植林だが、カードが送付された際に同封されている申込書を記載してジャックスに送付することで植林証明書が送られてくる仕組みになっている。ちなみに、植林後に管理する「環境リレーションズ研究会」は、社会貢献の代行による貢献活動の推進などに注力しているNPO法人だ。
それ以外には、太陽光発電を購入する際にジャックスのソーラーローンを利用することで特別ポイント付与や、WEB明細サービスの利用者が100人に達する度に植林されるのだが、いずれも単発的なものでしかない。継続的に社会貢献をするとなると、買い物に応じて貯まるジャックスのラブリィポイントを各種団体への寄付に充てるしかない。ただ、寄付が可能なのは日本赤十字・ユニセフ・日本盲導犬協会等に限られるため注意したい。
次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

上図の通り"ジャックスecoカード"は、環境系の社会貢献カードと比較すると、まず年会費は横並びで安くも高くもない。ただ、前述した通り他社カードのようにカード利用額に応じて寄付がされない点で、他カードよりも劣っている(もちろん、他社カードはカード利用額の寄付と、ポイントによる寄付の両方が可能となっている)点が分かる。
そのため、ポイントを如何に貯めるかが問題となる。その点、ジャックスには年間利用額に応じたボーナスが存在するため、それを活用する手が有効だろう。年間20万円以上で20%、年間60万円以上で30%、年間100万円以上で50%分のポイントが上乗せされる。ハードルが最も低い年間20万円以上はクリアしたいところだ。
以上のように、このカードは他社カードと異なりポイントを犠牲にして社会貢献することになるのが、最大の焦点となる。他社カードがカード利用者の負担なく寄付ができるだけに、相応に社会貢献に対して積極的な姿勢を持っている人でないと、持ちにくいカードといえそうだ。その点さえクリアできれば、社会高家するには悪くないカードなのだが。。。