EXPOエコマネーグリーンカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

EXPOエコマネーグリーンカード
オススメ度:
PriceLess
名称:
EXPOエコマネーグリーンカード
年会費:
1,312円
寄付対象:
エコデザイン市民社会フォーラム
寄付率:
0.25%(1,000円 → 2.5円)
入会寄付:
-
ポイント率:
0.5%(1,000円 → 5円)

EXPOエコマネーグリーンカードはエコマネーとエコに対する意識改革に!

EXPOエコマネーグリーンカードは、セディナとエコデザインフォーラムで発行しているカードで、カード利用額に応じて寄付ができる他、対象店舗で買い物すると貯まるEXPOエコマネーでエコ商品や植樹と交換することができる。ただ、2005年の愛・地球博を起点としているため、ポイント対象店舗は主に愛知・大阪などの店舗に限られる点に注意したい。カード券面にはNHK教育テレビでお馴染みのモリゾー・キッコロが採用されている。

EXPOエコマネーグリーンカードのサービス概要と社会貢献システム

まずエコマネーだが、レジ袋を断る(エコバッグを利用する)、緑化センターなどの環境学習への参加、公共交通機関を利用してアピタで買い物、各種エコキャンペーンへの参加によるエコマネーが貯められる。

特に大きいのが鉄道で1日乗車券を利用してアピタで1,000円以上の買い物をするとエコマネーが25ポイント貯まる点だ。この25ポイントだけで、箸・植木鉢・植物活性剤といった商品に交換でき、さらに3回繰り返せばモリゾー・キッコロのオリジナルグッズにも手が届く。アピタは郊外にあることが多く、自動車でなければ行きにくいのは確かだが、アピタは駐車場の混雑・渋滞を回避できるメリットがあり一石二鳥なのかもしれない。また、そうして貯めたポイントは、植樹や地元の緑化活動に費やせる他、リサイクル素材で作られた箸や容器、前述したモリゾー・キッコロのキャラクターグッズに交換できる。

次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

名称 地球に
やさしい
カード
セディナ
AXU
ILEC
カード
地球人間
環境
RHSJ
カード
UC
WWF
一般
UC
WWF
セレクト
UC
WWF
ゴールド
JACCS
eco
EXPO
エコ
マネー
デザイン 地球にやさしいカード セディナカードAXU ILECカード 地球・人間環境フォーラムカード RHSJカードセゾン UC WWF一般カード UC WWF セレクトカード UC WWFゴールドカード ジャックスecoカード EXPOエコマネーグリーンカード
年会費 1,312円 10,500円 1,562円 1,812円 16,000円 1,312円 1,837円 10,500円 1,312円 1,312円
寄付率 0.5% 0.1% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% - 0.25%
入会寄付 - - - - - - - - - -
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
(0.6%)
0.5%
電子
マネー
- - - - - - - - - -
1年50万
寄付額
\2,500 \500 \2,750 \3,000 \2,500 \2,500 \2,500 - \2,500
1年50万
ポイント
\1,188 -\8,000 \938 \688 -\13,800 \1,188 \683 -\8,000 \1,188 \1,188
社会貢献・寄付できるカードの比較表(地球にやさしいカード・セディナAXU・ILECカード・地球人間環境カード・RHSJカード・UC WWF一般カード・WWFセレクトカード・WWFゴールドカード・ジャックスecoカード・EXPOエコマネーカード)

上図の通り"EXPOエコマネーグリーンカード"は、環境系の社会貢献カードと比較すると、まず年会費は横並びで安くも高くもない。その一方で、寄付率は0.25%と他社の0.5%よりも低くなっている。しかし、このカードは前述したエコマネーで社会貢献(環境貢献)できるため、それを加味すれば他社カードよりも社会貢献で他カードに劣ることはない。さらに言えば、カード利用額から利用者の負担なく寄付できるシステム自体は素晴らしい(カード会社が利益を吐き出している)が、このカードのエコマネーのように、自らの環境活動によってリターンを得るという発想も、普段の生活から環境に貢献するという視点では、自動で寄付する仕組みよりも有意義とも考えられる。

結論としては、エコマネーが得られる店舗がある地域が限定されている点は難点だが、自己の環境に対する意識改革を伴って社会貢献をしたいような人にはオススメできそうだ。ただ、誰もが多くの時間を割いて社会貢献ができるわけではない。そういった人は寄付率が高い他カードを選択するのも十分に価値がある。