アトムカード/ 社会貢献できるクレジットカードを紹介・比較

アトムカード
オススメ度:
PriceLess
名称:
アトムカード
年会費:
無料
寄付対象:
全国児童養護施設協議会 他
寄付率:
0.3%(1,000円 → 3円)
入会寄付:
-
ポイント率:
0.5%(1,000円 → 5円)

アトムカードは子供達への手塚先生の思いが込められている!

アトムカードは、カード利用額の0.3%分がセディナと手塚プロが選定した団体に寄付される。寄付先は子供達の夢を叶える・救う活動というコンセプトに合致する団体が選定される。他の社会貢献型カードと同様にカード会社が寄付額を負担するため、カード保有者に負担は無く、ポイントも他のセディナカードと同様に貯まる。ただし、0.3%という寄付率は他の社会貢献型のカードよりも寄付率は低めだ(詳細は後述)

アトムカードの概要と全国児童養護施設協議会の施設の分布数

さて、このカードはセディナが発行しており、カード利用毎に「わくわくポイント」が貯まり、さらに年間の利用額が50万円増える毎に100ポイント、さらに年間50万円利用で翌年はポイントが1.2倍、その後は50万円増加スル毎に1.4倍、1.6倍と増加し最大で2倍になる。ポイント還元率なら1%だ。

次に、このカードの寄付対象は既述の通りセディナと手塚プロで選定される点だが、発行を開始した2003年からの実績を見ると全国児童養護施設協議会への寄付が多い。その他では、新潟大雪被害地区児童関連3施設、阪神淡路震災遺児支援団体、東日本大震災で被災した児童養護施設と、自然災害で被害を被った施設が散見される。主に寄付している全国児童養護施設協議会だが、災害・事故ないしは両親の病気や不適切な養育を受けている子供が生活している児童養護施設を支援している組織だ。

次に、他の社会貢献型(寄付が可能な)クレジットカードを年会費・寄付率・入会時の寄付等を比較した。念のため記述するが、同じ団体が寄付対象の場合は別だが、寄付する団体が異なる場合、寄付率が高いカードの寄付が優れているわけではない。寄付対象の活動指針・活動実績に納得でき、寄付に相応の価値を感じるならば、下図の如何なる団体への寄付も須らく等しい価値を持つはずだ。あくまで数値は参考程度に考えてもらいたい。また、"1年50万寄付"は1年間で50万円をカード利用した場合の寄付金額を記載し、"1年50万ポイント"は1年間で50万利用して得られたポイントから年会費を差し引いた金額を記載した。

名称 ユニセフ
VISA
ユニセフ
VISA
ゴールド
オリコ
赤い羽根
VISA
赤い羽根
ゴールド
オリコ
赤十字
DC
赤十字
ゴールド
日本点字
図書館
しんくみ
PeterPan
アトム
カード
はっぴー
ママ
デザイン ユニセフVISAカード ユニセフVISAゴールドカード オリコ赤い羽根カード 赤い羽根VISAゴールドカード 赤十字オリコカード Dc赤十字ゴールドカード 日本点字図書館カード しんくみピーターパンカード アトムカード はっぴーママカード
年会費 1,312円 10,500円 1,312円 10,500円 1,312円 10,500円 0円 0円 1,050円 1,050円
寄付率 0.5% 0.5% 0.5% 1.0% 0.2% 0.5% 0.3% 0.5%
入会寄付 1,000円 1,000円 - - - \1,000 \1,000 - - -
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.1% 0.5% 0.5% 0.5%
電子
マネー
- - - - - - - iD - -
1年50万
寄付額
\2,500 \2,500 \2,500 \5,000 \1,000 \2,500 \1,500 \2,500
1年50万
ポイント
\1,188 -\8,000 \1,188 -\8,000 \1,188 -\8,000 \500 \2,500 \1,450 \1,450
社会貢献・寄付できるカードの比較表(ユニセフVISA・ユニセフVISAゴールド・オリコ/VISAコ赤い羽根・赤い羽根ゴールド・オリコ赤十字・DC赤十字ゴールド・日本点字図書館カード・しんくみPeterpan・アトムカード・はっぴーママカード)

上図の通り、アトムカードの年会費は他の社会貢献型カードよりも若干安価だが、寄付率は他社よりも若干劣る数字だ。また、ポイントに関しては通常は他社と同等だが、年間のカード利用額毎に追加ポイントが獲得でき、ポイント還元率も1%に上昇する。セディナでは貯めたポイントをユニセフ・赤十字・WWF等の団体に寄付できるため、それで寄付率の減少分を補う手はある。

最後に、児童養護施設について追記するが、前掲の図の通り児童の入所率は常に高い。さらに入所している児童の約60%が被虐待児である点に驚く人も多いだろう。日本は体外受精の件数が過去5年で20万件に倍増、不妊治療への助成金申請も過去最大を更新している反面、児童相談所への虐待相談が過去最高の5万件を超えるなど虐待の多さも目立つ。その受け皿となっているのが児童養護施設であり、年々、施設から退所していく児童もいるが、減少した分だけ児童が増加する状態が恒常化している。さらに大所帯では児童1人1人に十分なケアができないが、その改善も進んでいないのが現状だ。こういった児童養護施設の取り組みに対して貢献したい人には、このカードはオススメといえる。