新メディフィットPlusを比較・評価
- オススメ度:
- 保険会社:
- メディケア生命
- 名称:
- メディフィットPlus
- 加入年齢:
- 20~75歳
- 保障期間:
- 終身
- 保障内容:
- 八大疾病
- 特徴:
- 特定8疾病・特定3疾病に備える保険
メディフィットPlus(プラス)は、2016年11月からメディケア生命が募集・販売している保険です。メディケア生命の公式HPの他、三井住友銀行や各保険代理店(保険ショップ)からも申込ができます。発売当初は8大疾病で保険金を複数回受け取れる唯一の保険でしたが、現在は他社も追随しています。
他社に追随されている中で、この保険も定期的に保障内容を拡充し保険料も見直されています。直近では2025年に「がん自由診療特約の創設」「保険料払込免除特約の条件に在宅医療を追加」等がされています。それでは以下で保障内容・保険料・評判等を解説し、他社の生活習慣病保険・八大疾病保険と比較して評価していきます。
保障内容
この保険は八大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患・糖尿病・高血圧性疾患・肝硬変・慢性膵炎・慢性腎不全)になると10~100万円の給付金が受け取れます。初回の給付金のみ上乗せできますが、合計で給付金は100万円までです。また、特定3疾病保障型にするとがん・心疾患・脳血管疾患に保障を絞れます。給付金の受取回数は三大疾病は無制限(年1回限定)で、残りの五大疾病は通算5回(年1回限定)となっています。
給付金を受け取れる条件は疾病によって異なり、三大疾病についてはⅠ型とⅡ型で条件が異なります。がんはⅠ型だと診断確定されたか入院した場合に給付金が受け取れます。それがⅡ型なら通院や疼痛緩和のために緩和ケアをした場合でも給付金が受け取れます。
心疾患・脳血管疾患はⅠ型だと急性心筋梗塞・脳卒中なら入院または手術をすると給付金が受け取れ、他の心臓・脳関連の病気では20日以上の入院か手術で給付金が受け取れます。それがⅡ型だと病名に関わらず心臓・脳関連の病気は入院か手術か在宅医療をすると給付金が受け取れます。
三大疾病以外の疾病はⅠ型・Ⅱ型共通で、慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎は入院か通院が給付金の条件です。高血圧性疾患は手術を受けた場合、糖尿病はインスリン治療を受けるか糖尿病性の網膜症か壊疽で手術を受けた場合に給付金が受け取れます。
この主契約とは別に、がん診断特約・薬剤治療特約・先進医療患者申出療養特約・がん自由診療特約・特定3疾病保険料払込免除特約が任意で付けられます。がん一時給付特約を付けるとがん罹患時の給付金が上乗せされます。薬剤治療特約を付けると、がんで抗がん剤治療をした時だけではなく、心疾患・脳血管疾患で抗血栓剤で治療をした時にも月1回を限度に給付金が受け取れます。
先進医療患者申出療養特約を付けると、先進医療・患者申出療養をした際の技術料が2000万円まで保障されます。がん自由診療特約も付けると、がんで自由診療・評価療養による治療をした場合に1億円を限度に費用が保障されます。
特定3疾病保険料払込免除特約を付けると、3大疾病になった後の保険料の支払いが免除されます。こちらもⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型なら急性心筋梗塞・脳卒中以外の心臓・脳関連の病気の条件が緩くなります。20日以上の入院・手術ではなく、入院・手術・在宅療養のどれかで保険料が免除されます。
保険料を比較
この保険の保険料は性別・年齢に加えて、給付金の金額・保険料払込期間・特約の有無と金額・Ⅰ型かⅡ型かで変動します。女性よりも男性の方が保険料が高く、加入時の年齢が高齢になるほど保険料は高くなります。給付金額を高くするほど保険料は高くなり、保険料払込期間を終身払いではなく65歳払込満了等にすると高くなります。
特約分の月額保険料は30歳男性だと、初回上乗せ特約・がん診断特約は給付金額により300~1300円ほど高くなります。薬剤治療特約も給付金額により800~5000円ほど高くなるため、このあたりの特約次第で保険料が大きく上下しそうです。その一方で保険料払込免除特約・がん自由診療特約は400円、先進医療患者申出療養特約は100円程度、Ⅰ型よりも条件が緩いⅡ型にすると300円ほどの上昇で済みます。
次に保険料が他社より高いのか安いのか、下図で他社の生活習慣病保険・七大疾病保険と一覧表で比較しました。年齢は30歳・40歳・50歳に分け、基準保険金額を設定できる場合には50万円にして比較しました。
この保険の保険料は他社と比較すると平均か少し安い部類に入ります。とはいえ保障内容が似ているなないろ生命・はなさく生命よりは保険料は微妙に高く、第一ネオ生命とは1000円近い差があります。そのため保険料面で他社よりも優位とはいえません。保険料面以外でメリットがあるのか、続けてメリットについて記述していきます。
メリット
この保険のメリットは、まずは主契約にⅡ型がある点が挙げられます。Ⅱ型にすると、がんは診断確定・入院だけではなく通院や緩和ケアでも一時金が受け取れます。心疾患・脳血管疾患も一時金を受け取れる条件が入院・手術・在宅医療に緩和されています。そのため再発時の一時金が受け取りやすくなります。
他の病気はⅡ型は選択できませんが、他社よりも条件は緩いです。はなさく生命だと慢性膵炎は手術、慢性腎不全は永続的な人工透析療法が条件ですが、メディケア生命なら慢性膵炎も慢性腎不全も入院か通院をすれば一時金が受け取れます。
特約に薬剤治療特約・先進医療患者申出療養特約・がん自由診療特約・特定3疾病保険料払込免除特約が付けられるのもメリットです。薬剤治療特約を付けると、抗がん剤・ホルモン剤治療に加えて心疾患・脳血管疾患時の抗血栓症薬で治療を受けた月にも5~30万円の給付金が受け取れます。他社と異なり、がんだけではなく心疾患・脳血管疾患でも保障されるのが大きいです。
さらに先進医療患者申出療養特約・がん自由診療特約を付ければ、全額自己負担で治療費が数百万円~数千万円となる先進医療・自由診療・評価療養・患者申出療養に1億円まで備えられます。他社では第一ネオ生命のように先進医療・患者申出療養のみ保障する保険があります。特定3疾病保険料払込免除特約も他社では付けられないことがあり、そういった保険は八大疾病になった後に再発・他の病気に備えたい場合、保険料を支払い続ける必要があります。
また、地味に保険料払込期間で終身払いではなく、60~80歳払い込み完了が選択できるのも見逃せません。他社の保険では終身払い一択というパターンもあります。この保険で65歳払込完了にすれば、定年退職と同時に保険料を支払わずに済むことが可能です。
デメリット・注意点
この保険のデメリットは、まずは特定疾病一時金の額が最高100万円までという点が挙げられます。初回の一時金上乗せをしても、合計で100万円までです。はなさく生命・第一ネオ生命も100万円までですが、なないろ生命なら500万円まで設定でき余裕を持った備えができます。
保障面ではⅠ型にすると保険金の条件が厳しくなるのもデメリットです。Ⅰ型だと急性心筋梗塞・脳卒中以外の病気では20日以上の入院か手術が条件になり、入院日数が20日未満だと一時金が受け取れません。Ⅱ型にすれば良いだけともいえますが、前述したようにⅡ型にすると保険料が月額で数百円上昇します。
さらに各特約には微妙に注意点があります。特定3疾病保険料払込免除特約は三大疾病が条件で、他の疾病では保険料が免除されません。なないろ生命なら七大疾病保険料払込免除特約があり、三大疾病以外でも保険料が免除されます。特定3疾病保険料払込免除特約にもⅠ型とⅡ型があり、Ⅱ型にすると保険料が高くなります。
さらに、がん自由診療特約は通算1億円まで保障されますが、1つの診療計画による療養で3000万円までという制限があります。はなさく生命なら1療養あたりの限度額が1億円のため、1つの病気・治療で1億円を使い切るまで保障が受けられます。
また、三大疾病以外の一時金の受取回数は通算5回という点もデメリットです。高血圧性疾患や糖尿病は条件に複数回合致するのは難しいでしょうが、入院・通院が保険金の条件となっている慢性自負全・肝硬変・慢性膵炎なら5回に到達する可能性はあります。病気が併発した場合には余計に5回に到達する可能性が高いです。その点、なないろ生命なら、三大疾病以外の病気でも回数無制限で給付金が受け取れます。
ちなみに細かい点ですが、はなさく生命等と異なり臓器移植が保障の対象外である点に注意が必要です。入院・通院とは別に臓器移植が保障されており、各疾患で受け取る一時金とは別に臓器移植で一時金が受け取れます。臓器は心臓・肝臓・腎臓・膵臓の他に、肺や小腸の移植も保障の対象となっています。
評判・苦情
メディケア生命の決算資料によると2025年度の個人向け保険の新契約数は43.3万件で、前年度の35.2万件から22%増でした。前年度も前々年度から増加しており、この保険を含む入院保障(疾病入院)の保険の保有契約件数も伸びていました。そのため契約数等から考えると評判は良さそうです。
さらに契約数でいうと保険代理店系のWEBサイト(コのほけん!・ほけんのコスパ等)では、ほけんのコスパの申し込み数・資料請求数ランキングで2位に入っていました。なないろ生命には一歩及びませんでしたが、人気があるのは間違いありません。
メディケア生命自体の評判については、調査会社のJ.D.パワーの「2025年 生命保険契約満足度調査(保険代理店部門)」という調査があります。このランキングでメディケア生命は17社中で9位と中間の順位でした。この調査は手続き・顧客対応・商品提供・保険料が評価項目ですが、どの項目でも顧客の満足度は普通のようです。
その一方で「2026年生命保険 オリコン顧客満足度ランキング」では、メディケア生命は28社中で26位まで順位を落としていました。この調査の評価項目は加入手続き・商品内容・返戻率・アフターフォローで、項目別のランキングでも全て10位以下でした。特にアフターフォローの満足度が平均値と差があり、保険料の満足度も低めでした。ネットが主の保険だけにアフターフォローは期待しにくく、前述したように保険料でも顧客満足度は高くないようです。
個別の口コミではポジティブな意見がある一方で、「申し込み時に迷った保障があったが相談できなかった」「加入後にメールを含めて何の連絡もない」「どんな内容の保険に加入したか忘れそう」「公式HPだけで内容を完全に理解するのは難しい」等の意見がありました。アフターフォローについては満足度が低いだけあって不満が多めのようです。
以上のデータから考えると、メディフィットプラスの評判は悪くはなさそうです。新契約数や保険代理店経由での申込数・資料請求数が好調だからです。その一方でメディケア生命自体の評判については若干の不安があります。各種調査からすると普通とも考えれますが、著しく満足度が低い調査もあります。人によってはアフターフォローの無さ等で不満を感じる可能性があります。
総合評価・おすすめか?
結論としては、メディフィットプラスは悪くない保険です。デメリット・注意点もありますが、それよりは保障内容と保険料を考慮した総合的なバランスで秀でているからです。評判面でも一抹の不安がありますが、アフターフォローが無いことを事前に知っていれば対処のしようもあるでしょう。
この保険以外で他社の保険も検討したい人は、保険料の安さを重視するなら第一ネオ生命あたりを検討すると良いでしょう。手厚い保障を求めるなら東京海上日動あんしん生命の保険も候補になります。