三井住友海上あいおい生命 メディカルレディース/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー
- オススメ度:
- 保険会社:
- 三井住友海上あいおい生命
- 名称:
- メディカルレディース
- 保障内容:
- 入院(1日から)・手術・死亡
- 先進医療:
- -
- オリコン:
- -位
- 特徴:
- きっとあなたのサイズが見つかります
三井住友あいおい メディカルレディースは主契約が定期保険ゆえに・・・?
メディカルレディースは三井住友海上あいおい生命が通信販売で募集・販売する女性保険だが、正確には定期保険に特約で女性疾病特約を付加した保険となっている。以下、メディカルレディースの概要を記載し他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。
この保険が定期保険と特約の組み合わせと既述したが、その意味するところは死亡保障ありきで入院保障が付いてくることにある。その死亡保障を担うのが定期保険であるため、10年毎に更新していくか80歳満了を選択することになる。10年毎の更新にすると初期の保険料は安めだが更新毎に保険料が年齢に応じて上昇する。一方で80歳満了だと保険料は据え置きだが、保険料は初期から高めで、かつ80歳を超えると死亡保障も疾病特約も消滅する。保障の中身以前の問題として把握しておかないと、後顧の憂いとなるため注意したい。
保障の中身だが、死亡保険金が200・300万円でプランが分かれ、それに応じて入院給付金・手術給付金の額が変動する。死亡保険金が200万と300万で1.5倍の差があるが、他の給付金は2つのプランで1.5倍とならない点は抑えておきたい。また、給付金額は女性特有の入院か手術かで分かれ、女性特有の病気なら他の病気の際の給付金額の2倍になる。
次に、下図では女性保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)
保険料は女性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。
名称 | メディケア 女性専用 |
メットライフ フレキシィ |
アフラック レディース |
オリックス レディ |
東京海上 女性 |
楽天生命 女性 |
朝日生命 スマイル |
アメホ 女性3000 |
三井住友 メディカル |
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年齢 | ~75歳 | ~75歳 | ~85歳 | ~75歳 | ~75歳 | ?歳 | ~80歳 | ~80歳 | ~65歳 |
入院日額 限度 |
\5,000~ 60日※ |
\5,000 60日 |
\5,000~ 60/120日 |
\5,000~ 60日 |
\5,000 60日 |
- | 9~15万 30回 |
- | \3,000~ 60日 |
入院日額 限度 (女性疾病) |
+\5,000 60日※ |
+\5,000 60日 |
+\5,000 60日 |
+\5,000 60日 |
+\5,000 60日 |
1回10万 50回 |
+\5,000 60日 |
\10,000 60日 |
\6,000~ 60日 |
通院日額 限度 |
抗がん剤 のみ |
\3,000 30日 |
\3,000 30日 |
\5,000 30日 |
- | - | - | - | - |
手術給付 入院/外来 |
5~20万 (2.5万) |
10万 (2.5万) |
5~20万 (2.5万) |
10万 (5万) |
5万 (2.5万) |
50万 (女性疾病) |
2.5~5万 (特約) |
20万 | 5~40万 |
通算日数 | 1,000日 | 1,095日 | 1,095日 | 1,000日 | 730日 | 2年に1回 | 1,095日 | 1,000日 | 1,095日 |
先進医療 | 2,000万 | 2,000万 | 2,000万 | 2,000万 | 1,000万 | - | 2,200万※ | - | - |
特約 | 女性疾病 7大疾病 ガン |
通院 7大疾病 祝い金 |
通院 祝い金 三大疾病 |
ガン | 乳がん再建 がん特約 五大疾病 |
乳房再建 死亡 |
入院継続 放射線 |
祝い金 | 死亡保障 |
オリコン | - | 6位 | 5位 | 1位 | 10位 | - | - | 8位 | -位 |
保険料 30歳 |
\2,532 (\2,992) |
\2,612 (\2,834) |
\1,934 (\2,240) |
\1,967 (\2,802) |
\2,368 (\3,240) |
\1,510 | \2,925 | \3,000~ | \4,456 |
保険料 40歳 |
\3,184 (\3,864) |
\2,882 (\3,176) |
\2,284 (\2,635) |
\2,177 (\3,317) |
\2,703 (\4,405) |
\1,710 | \3,490 | \3,000~ | \5,245 |
保険料 50歳 |
\4,357 (\5,232) |
\3,572 (\3,971) |
\3,074 (\3,593) |
\2,842 (\4,287) |
\3,423 (\5,875) |
\2,130 | \4,655 | \3,000~ | \6,504 |
上図で1番右の三井住友海上あいおい生命 メディカルレディースだが、入院給付金は3,000円・6,000円のいずれかで、女性疾病だと2倍の額になる。給付日数は60日と平凡で、通院給付金も付加できない。手術給付金は通常5~20万円のところ、女性疾病の手術だと10~40万円に増額される。他社と比較して金額自体は大きいが、入院給付金同様に日帰り手術は対象外となる可能性がある。さらに、先進医療給付金は付加できない点も併せて注意が必要だ。その他には、前述したように主契約が定期保険のため死亡すれば死亡保険金を受け取れる。
保険料は他社と同じく入院給付金を5,000円にして比較するべく300万円プランで比較したが、他社よりも保険料は明らかに高額だ。死亡保障があるとはいえ、他社の2倍近い保険料での差額となると、保険料が割安の保険とは言い難い。
結論としては、保険料が高く医療に関する保障も微妙なため特にオススメしない保険だ。この保険を死亡保障も欲しいために検討しているなら、上図で優秀な保険(アフラック・メットライフなど)と定期保険を組み合わせた方がいい。仮に40歳なら、定期保険で保険金1000万円を設定しても保険料は2,000円程度で、それに上図の女性保険を組み合わせても約4,000円となり三井住友海上と同額で収まる。少し手間は要するが、同じ保険料を支払うなら2つの優秀な保険を組み合わせる方がベターだ。