メットライフ生命 フレキシィ女性専用タイプ/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

メットライフ生命 フレキシィ女性専用タイプ
オススメ度:
3
保険会社:
メットライフ生命
名称:
フレキシィ女性専用タイプ
保障内容:
入院(日帰りから)・手術・通院
先進医療:
2,000万円まで
オリコン:
6位
特徴:
いろいろ気になる私たちが選べる女性のための医療保険

メットライフ生命 フレキシィ女性専用タイプは祝い金を考慮すれば上々!?

フレキシィ女性専用タイプはメットライフ生命が2014年8月より募集・販売する女性保険で、女性専用ではないフレキシィも存在する。以下、フレキシィ女性専用タイプの概要を記載し、他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。

メットライフ生命 フレキシィ女性専用タイプの仕組みと保障内容・保険料・特約など

まず、この保険には大きく分けて「スタンダードコース」と「七疾病あんしんコース」の2つのコースがある。七疾病(ガン・糖尿病・心疾患・高血圧性疾患・脳血管疾患・肝疾患・腎疾患)に罹患した場合に給付金を上乗せと、給付金の限度日数を無制限にするか否かの違いがある。当然ながら治療が長引く可能性を考慮すれば給付日数が無制限の方がいいが、がんは元より上述の病気は長期入院のケースも少なくはないが、多くは中長期の通院治療となる病気が多い。そのため基本的にはスタンダードコースで十分だろう。

次に2つのコースは更に通院給付金の有無でコースが分かれる。この通院特約を付加すると病気の種別に関わらず、通院する度に30日分を限度に給付金が受け取れる。注意すべきは入院して退院後の通院という点で、入院なしの通院では給付金が受け取れない点だ。風邪で通院した場合などを除外するためには妥当ともいえるが、最近では緑内障・白内障でも日帰り手術が可能になっている等、日帰り手術が多い点は注意したい。それでも手術すれば手術給付金は受け取れるが。。。

次に、下図では女性保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)

保険料は女性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。

名称 メディケア
女性専用
メットライフ
フレキシィ
アフラック
レディース
オリックス
レディ
東京海上
女性
楽天生命
女性
朝日生命
スマイル
ライフネット
新じぶん
アメホ
女性
年齢 ~75歳 ~75歳 ~85歳 ~75歳 ~75歳 ?歳 ~80歳 ~70歳 ~80歳
入院日額
限度
\5,000~
60日※
\5,000
60日
\5,000~
60/120日
\5,000~
60日
\5,000
60日
- 9~15万
30回
\5,000~
60日
-
入院日額
限度
(女性疾病)
+\5,000
60日※
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
1回10万
50回
+\5,000
60日
+\5,000
60日
\10,000
60日
通院日額
限度
抗がん剤
のみ
\3,000
30日
\3,000
30日
\5,000
30日
- - - - -
手術給付
入院/外来
5~20万
(2.5万)
10万
(2.5万)
5~20万
(2.5万)
10万
(5万)
5万
(2.5万)
50万
(女性疾病)
2.5~5万
(特約)
5~15万
外来なし
20万
通算日数 1,000日 1,095日 1,095日 1,000日 730日 2年に1回 1,095日 1,095日 1,000日
先進医療 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 1,000万 - 2,200万※ 2,000万 -
特約 女性疾病
7大疾病
ガン
通院
7大疾病
祝い金
通院
祝い金
三大疾病
ガン 乳がん再建
がん特約
五大疾病
乳房再建
死亡
入院継続
放射線
3コース
手術
祝い金
オリコン - 6位 5位 1位 10位 - - - 8位
保険料
30歳
\2,532
(\2,992)
\2,612
(\2,834)
\1,934
(\2,240)
\1,967
(\2,802)
\2,368
(\3,240)
\1,510 \2,925 \2,969 \3,000~
保険料
40歳
\3,184
(\3,864)
\2,882
(\3,176)
\2,284
(\2,635)
\2,177
(\3,317)
\2,703
(\4,405)
\1,710 \3,490 \3,773 \3,000~
保険料
50歳
\4,357
(\5,232)
\3,572
(\3,971)
\3,074
(\3,593)
\2,842
(\4,287)
\3,423
(\5,875)
\2,130 \4,655 \4,931 \3,000~
女性保険の保障・保険料の比較表(メディケア生命 メディフィットA女性専用パック・メットライフ フレキシィ・アフラック レディース・オリックス レディ・東京海上 女性保険・楽天生命・朝日生命スマイル・ライフネット 新じぶん・アメホ)

上図で左から2番目のメットライフ生命のフレキシィ女性専用タイプだが、入院日額は5,000円で女性疾病だと5,000円が上乗せされ合計1万円が日額で給付される。通院日額も3,000円のみで固定されており、あまり自由度はない。給付日数は入院が60日で通院が30日が限度で、女性疾病でも60日という縛りには変更がない。しかし、前述した七疾病コースにすれば、価値があるかは置いておいて支払い日数は無制限となる。手術給付金・先進医療給付金は他社と大差がない。特約には通院特約・七疾病特約があるが、それ以外に5年おきに5万円が受け取れる健康祝い金がある点に注目だ。これは正確には特約ではなく基本保障に組み込まれてしまっており外せない。

保険料は他社と比較すると平均的な額で突出して高いわけではない。祝い金の5年毎に5万を加味すると、月額の保険料は上図より実質800円は安いため保険料はお得ともいえる。通院特約を付加しても月額の保険料は実質2,000円ならメットライフはトップクラスの安さとなる。

結論としては、女性疾病に関しては取り立てて他社より有利な保障は存在しないが、通院保障アリの保険としては保険料が安いため保険料重視の人にはオススメだ。ただ、祝い金という仕組みを通じて安くなっているだけのため、それが気に食わないなら他社の保険を選ぶしかない。また、通常の医療保険に給付金を上乗せしただけではなく、手厚い保障の女性保険を探している人も他の保険を検討した方がいいだろう。