宮崎太陽銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

宮崎太陽銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
宮崎太陽銀行
創業:
昭和16年(1941年)
本店:
宮崎県宮崎市広島2-1-31
展開地域:
宮崎県他
総資産:
5,799億円(2013年現在)
自己資本比率:
8.9%

宮崎太陽銀行の定期預金は金利は並みでキャンペーンを待つしかない!

宮崎太陽銀行とは、1941年に設立した宮崎無尽を起点としており、1993年には日向市信用組合を合併するなどで規模を拡大してきた。総資産の5,000億円強は、宮崎県に本店を置く銀行の中で宮崎銀行に次ぐ規模だが、預金の宮崎県内でのシェアは16%前後と他行との差は大きい。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は8.9%で、他の宮崎県に本店を置く宮崎銀行の12.2%を大きく下回り、高鍋信用金庫の9.3%と同程度だ。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は平均以下だ。

宮崎太陽銀行のポイントサービス(給与振込み等)

最近の動きでは、特別な独自サービスは見受けられない。他行と同様のものとしては、給与振込みなどでポイントを貯めるとATMの時間外手数料が無料、各種手数料が優遇される。また、退職金の運用キャンペーンも実施しており、定期預金で金利がアップ、投資信託と組み合わせれば金利がさらに上昇する商品も展開している。

また、九州の各行とのATM提携も進めており、福岡中央銀行、南日本銀行熊本ファミリー銀行西日本シティ銀行でも平日昼間であればATM出金手数料が無料になっている。九州圏を移動する人には便利だろう。コンビニでもセブン銀行とイーネット(2011円より)は利用可能になった。

さて下図では、宮崎県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 宮崎銀行 宮崎太陽銀行 高鍋信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.04% 0.05% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.05% 0.06% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.07% 0.07% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.7%~ 1.6%~ ~3.2% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
52円※
105円※
52円※
105円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
420円※
262円※
420円※
262円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
142 112 43 308 1 0 0
コンビニ
宮崎県の定期預金の比較表(宮崎銀行・宮崎太陽銀行・高鍋信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、宮崎太陽銀行の定期預金は宮崎県内では微妙な立ち位置だ。1,000万円以上の大口定期預金であれば、一応はトップにはなる。しかし、みずほ銀行がインターネットからの申し込みで金利アップされるため金利では劣る。ただ、春夏秋冬の何れかの季節では、定期預金の金利が0.08%程度まで上昇するキャンペーンを実施しているため、粘り強く待ってみるのも可能だが、それでもみずほには劣る金利だ。退職金で定期預金を組む場合も同様だ。一方で、住宅ローンは上手く条件に適合すれば1.7%という低金利になる可能性がある。もちろん、個人の収入状況によって条件は異なる。また、振込み手数料を比較すると特別に有利な条件は見当たらず、手数料で競う気配は微塵も感じられない。

結論としては、宮崎県内では退職金なら悪くはないが、通常の定期預金を組むのは他行にしておいた方がお得といえる。惜しむらくはキャンペーンが終了している点で、キャンペーンが再開されるようであれば、一気に金利が有利になる可能性は十分にある。また、それまでは高鍋信金で凌ぐしかないか。また、各種手数料が安価というわけでも店舗ATM数が群を抜いているわけでもないため、利便性と日常生活での手数料の節約を考えると、ゆうちょ銀行を利用した方がベターだろう。