高鍋信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

高鍋信用金庫ロゴ
オススメ度:
3
社名:
高鍋信用金庫
創業:
大正11年(1922年)
本店:
高鍋町大字高鍋町673
展開地域:
宮崎県他
総資産:
2,331億円(2013年現在)
自己資本比率:
9.3%

高鍋信用金庫は他行がキャンペーン休止中なら定期預金は高金利は活きる!

高鍋信用金庫とは、1922年に設立した高鍋信用組合を起点としており、西諸信用組合を合併するなどで規模を拡大してきた。総資産の2,000億円強は、宮崎県に本店を置く銀行の中では大したことはないが、県内の信用金庫の中ではトップの規模だ。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.3で、他の宮崎県に本店を置く宮崎銀行の12.2%を大きく下回り、宮崎太陽銀行の8.9%と同程度だ。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は平均以下だ。

高鍋信金の各種ローン商品

最近の動きでは、個人向けローンの拡充を図っており、特に教育・自動車関連の特別金利のローンの金利引き下げキャンペーンを展開している。その逆に、定期預金などの預金関連では特別なキャンペーンは実施しておらず、他行と同様に同行で年金を受給している人向けに金利上乗せをする定期預金のみとなっている。

また、他行との提携などの動きも見えず、とりあえず「しんきんゼロネットワーク」で全国の信用金庫で平日昼間はATM出金手数料が無料で利用できる点でメリットがある程度だ。

さて下図では、宮崎県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 宮崎銀行 宮崎太陽銀行 高鍋信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.04% 0.05% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.05% 0.06% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.07% 0.07% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.7%~ 1.6%~ ~3.2% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
52円※
105円※
52円※
105円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
420円※
262円※
420円※
262円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
142 112 43 308 1 0 0
コンビニ
宮崎県の定期預金の比較表(宮崎銀行・宮崎太陽銀行・高鍋信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、高鍋信用金庫の定期預金は、宮崎県内の他行よりは僅かではあるが高金利だ。前述した通り特にキャンペーンを実施しているわけではなく、時期は無視しても高金利を教授できる。ただ、それでもみずほ銀行のインターネットから申し込むと金利が上乗せされる定期預金には金利は劣る。また、退職金で定期預金を組む場合には、他行では退職金特別金利を設定しているなかで金利上乗せを設定しておらず、退職金で定期預金を組む場合は宮崎銀行・宮崎太陽銀行の方が有利となる。各種手数料では安価な面は見られず、高鍋信金間の振込みでは、他行の同行間の振込みよりも手数料は高い。店舗ATM数でも前述の2銀行との差は大きく、日常生活での利便性という面では疑問符が付く。

結論としては、宮崎県内で店頭で定期預金を組むのであれば、一応は薦められる。ただ、宮崎太陽銀行などは各シーズン毎にキャンペーンで金利上乗せ定期預金を出すため(現在は休止中)、それらのキャンペーンを待つという手もある。また、重ねてになるが、金利が普通に高いみずほ銀行も検討したいところだ。みずほがネット専用の申込である以上は、他のネット専業銀行(住信SBI銀行・ソニー銀行など)も検討してみる余地はある。一方で退職金で定期を組むなら、他行を選んだ方が金利はお得だ。また、店舗ATM数や手数料からして、入出金を繰り返す銀行としての利用は考えものだ。