宮崎銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

宮崎銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
宮崎銀行
創業:
昭和7年(1932年)
本店:
宮崎県宮崎市橘通東四丁目3番5号
展開地域:
宮崎県他
総資産:
2兆1,198億円(2013年現在)
自己資本比率:
12.2%

宮崎銀行は退職金で定期預金を組むなら悪くないが、いかんせん他行が!

宮崎銀行は1932年に設立した日向興業銀行を起点としており、総資産の2兆円は宮崎県に本店を置く銀行の中では随一の規模だが、全国の地銀の中では50位前後となっている。近年の業績を見ると、預金は微増だが、企業や個人への貸出金は増加傾向にあり2010-2011年では1000億円弱は伸びている。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は12.2%で、他の宮崎県に本店を置く宮崎太陽銀行の8.9%、高鍋信用金庫の9.3%を大きく上回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は優秀な銀行といえる。

宮崎銀行の各種サービス

最近では、宮崎県外での動きも活発で、鹿児島で店舗改装などもしており、その際には太陽光発電を採用し節電への取り組みも見受けられる。前述した貸出金の増加の背景には、農業や車両機械向けのローンも展開していることもあるだろう。定期預金でも懸賞金付きや退職金専用キャンペーンも展開している。

また、九州ATMネットワークの一員であり、福岡銀行筑邦銀行鹿児島銀行西日本シティ銀行等でも平日昼間はATM出金手数料が無料となる。宮崎太陽銀行とは若干異なる提携網だ。

さて下図では、宮崎県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 宮崎銀行 宮崎太陽銀行 高鍋信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.04% 0.05% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.05% 0.06% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.07% 0.07% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.7%~ 1.6%~ ~3.2% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
52円※
105円※
52円※
105円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
420円※
262円※
420円※
262円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
142 112 43 308 1 0 0
コンビニ
宮崎県の定期預金の比較表(宮崎銀行・宮崎太陽銀行・高鍋信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、宮崎銀行の定期預金は僅かではあるが他行に劣る金利だ。同じく宮崎県内で展開する宮崎太陽銀行・高鍋信金に劣り、みずほ銀行がインターネットからの申し込みで金利アップする定期預金とは比較にならないほどの金利差がある。退職金で定期を組むと適用される特別金利は宮崎県内では横並びになるが、それでもみずほ銀行には劣る。住宅ローン金利も最低金利では宮崎太陽銀行には一歩劣る。ただ、この点に関しては個人の資産・収入状況にも左右されるため、一概に有利な金利でローンを組めるとは限らないが。。。各種手数料では、微妙に高額といえそうだ。特に他行への振込みで金額が3万円未満の場合には、ゆうちょ・メガバンク勢よりも50円ほど高い。僅か50円であるが、塵も積もれば何とやら。

結論としては、宮崎県内で退職金で定期預金を組むなら悪くはないが、みずほ銀行も検討したいところだ。宮崎県内に1店舗しかないのがネックではあるが、ネット専業銀行のように店舗が1店舗も存在しないよりはマシだ。また、通常の定期預金を組む場合でも、ネットでも良ければみずほが有利だが、店頭の方が安心感があるというなら、高鍋信金も検討する余地はある。