鹿児島銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 鹿児島銀行
- 創業:
- 明治11年(1878年)
- 本店:
- 鹿児島県鹿児島市金生町6番6号
- 展開地域:
- 鹿児島県他
- 総資産:
- 3兆6,839億円(2013年)
- 自己資本比率:
- 14.3%
鹿児島銀行は退職金で定期預金を鹿児島県内で組むなら悪くないが!?
鹿児島銀行は鹿児島市に本店を構え、その総資産(規模)は鹿児島県内ではトップの3兆円で、全国でも40位前後にランクインする。当然ながら鹿児島県内での個人預金のシェアは46%、貸出金でも44%と圧倒的なシェアを誇っている。展開している店舗網を見ても鹿児島県外への進出は控えめになっているため、ほぼ鹿児島だけで3兆円近い資産を集めていることになる。
最近では、他行と同様に退職金で組む定期預金の金利上乗せ、キャッシュカードにクレジットカード・カードローンの機能を持たせたモゼカの推進などをしているようだ。もちろんモゼカは、3枚を1枚にしてサイフが膨らまないこともあるが、クレジットポイントの上乗せやローン金利の引き下げがある。ただし、他行のようなATM出金手数料が優遇されることはない点には注意したい。
また、鹿児島県内のファミリーマートとの提携を推進し、2011年に鹿児島県内のファミリーマート80店舗に新たにATMを設置することを発表し推進した。現在では、県内のほぼ全てのファミリーマートで鹿児島銀行を利用可能となった。平日昼間であれば出金手数料は無料となっている。
さて下図では、鹿児島県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 鹿児島銀行 | 南日本銀行 | 鹿児島相互 信用金庫 |
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% | 0.03% | 0.03% ※0.13% |
0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% | 0.04% | 0.04% ※0.14% |
0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% | 0.06% | 0.06% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
1.5% ※3ヶ月 |
(1.5%) ※6ヶ月 |
- | - | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
1.2~3.0% | ~3.0% | - | 3.5~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 無料 | 105円※ 315円※ |
無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 472円※ |
315円※ 472円※ |
315円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
462 | 161 | 124 | 720 | 1 | 1 | 0 |
コンビニ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、鹿児島銀行の定期預金の金利は、大半の他行と横並びで金利面でのメリットは薄い。店頭であればゆうちょ銀行、ネット専用支店であればみずほ銀行が定期預金に金利上乗せされるため、それらの銀行を選んだ方がお得だ。子持ちに限定されるが鹿児島相互信用金庫でも金利上乗せがある。また、退職金で定期預金を組む場合には、前述した通り3ヶ月限定だが特別金利が適用される。鹿児島県内の銀行であれば、南日本銀行が退職金キャンペーンが休止されているため随一ではある。ただ、これもみずほ銀行に劣る金利だ。。。その他、各種手数料は特に安価ではなく、店舗数こそ多いが、ゆうちょ銀行には劣る。この点は、他行との提携もあり、そうそう不便はないだろうが。
結論としては、定期預金では特にメリットが無く薦められそうにない。退職金で定期預金を組む場合には金利が優遇されるため、そこだけが唯一の道といえそうだ。みずほ銀行の方が金利は有利なのだが、みずほ銀行の店舗は鹿児島県内には1店舗しか存在していない。その意味では鹿児島銀行の方が安心感もあろう。また、店舗網を考えれば鹿児島銀行の利便性は高いのだが、ゆうちょ銀行の方が店舗数が多く、ATM出金手数料も時間外手数料なしで無料のため、メインバンクとしての使い勝手は良いだろう。