富士火災 ゴルファー保険/ ゴルフ保険の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

富士火災 ゴルファー保険
オススメ度:
3
保険会社:
富士火災海上
名称:
ゴルファー保険
保険期間:
1年間
ホールインワン:
10万円~
個人賠償:
2億円
特徴:
充実の備えもゴルファーのエチケット。安心プレーでナイスショット

富士火災 ゴルファー保険は大は小を兼ねると大雑把に考えれば?

富士火災 ゴルファー保険は中堅の損害保険会社で、2013年4月からはAIGジャパンHDの完全子会社となり、各損害保険を販売している。以下、同社のゴルフ保険の概要を記載し、他社のゴルフ保険と補償内容・保険料などで比較する。

富士火災海上 ゴルファー保険の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず保険期間だが、他社のゴルフ保険と同様に1年契約となり、数日・数週間単位での契約は不可となっている。

補償内容では第三者へケガ等を負わせた場合の賠償責任の補償が付帯しているが、示談交渉の手伝い(賠償事故解決特約)が付帯している。これは東京海上を除いた他社では付帯していない(ないしは明記されていない)ため、貴重な特約が自動セットで付帯しているといえる。その他の補償では他社と変わらず、ホールインワン・アルバトロスを達成した際の諸費用の補償、ゴルフ用品がプレー中に破損した場合の補償に加え、自分自身のケガについては死亡保険金、入通院日額が付帯している。

保険料はFGHの3つのプランで分かれ、最低ランクのHプランでも個人賠償責任補償の額が2億円と高額なため、このプランを選択するしかない。また、他社と異なり、あらかじめ2年継続プランが用意されており、5%と僅かではあるが割引されるため長期契約のメリットは無くはない(保険料の他社比較は後述)

下図では各社のゴルフ保険を保険期間を始め、死亡保険金・入院日額・通院日額・個人賠償補償の上限額で比較し、さらにホールインワン・アルバトロス達成時とゴルフ用品の損害補償の保険金、個人賠償・死亡保険金・入院日額・通院日額の上限額を比較した。さらに個人賠償発生時に示談交渉を保険会社が代行してくれる示談サービスが付帯しているかも併せて記述した。

保険料面では、各社のプランで最もスタンダードなものを採用し、個人賠償責任補償は5,000万円とした。また、保険会社によって保険期間が異なるため、1日・1週間・1年で期間別に保険料を記載して比較した。

名称 あいおい
ニッセイ
損保
ジャパン
東京海上 日本興亜 au損保 三井住友 セゾン ドコモ 富士火災
保険期間 1年 1~3年 1年 1年 日帰り
1~3泊
1週間
1年
1ヶ月 1泊 1年間
死亡保険 260万 855万 500万 455万 100万 280万 200万 600万 500万
入院日額 3,900円 12,825円 3,000円 6,825円 5,000円 4,200円 3,000円 9,000円 7,500円
通院日額 2,600円 8,550円 1,000円 4,550円 1,500円 2,800円 2,000円 6,000円 5,000円
ホールインワン 20万 21万 20万 10万 30万 10万 10万 30万 10万
ゴルフ用品 20万 30万 10万 20万 20万 10万 15万 15万 10万
個人賠償 5000万~ 3000万~ 1億 1or2億 3000万~ 5000万~ 5000万~ 3000万~ 2億
示談 - - - - - - -
保険料
(1日)
- - - - 302円~ - - 300円~ -
保険料
(1週)
- - - - 750円~ 1,000円 300円※ - -
保険料
(1年)
5,000円 7,000円 5,000円 4,000円 - 3,000円 3,600円 - 3,550円
ゴルフ保険の比較表(あいおいニッセイ同和・損保ジャパン・東京海上・日本興亜・au損保・三井住友海上・au損保・セゾン・ドコモ・アメリカンホーム ナイスバーディー)

上図で1番右の富士火災だが、前述したHプランの補償内容で他社と比較している。死亡保険金は他社より大きめの500万で、その0.15%となる入院日額は7,500円、0.1%となる通院日額は5,000円で他社より大きめの設定だ。個人賠償も最低ランクのプランでも2億円と高額だが、ホールインワン補償・ゴルフ用品損害補償は他社と同等でしかない。

保険料は1年で3,550円で、他の1年契約のゴルフ保険と比較すれば安い。ケガ関連と個人賠償の保険金が大きいわりには保険料は割安といえる。ただ、個人賠償が2億というのは、無駄に大きいだけになる可能性が高いことは否めないが。

結論としては、補償内容のわりには保険料は割安なため悪くはない保険といえる。もちろん、個人賠償責任補償が2億というのは無駄に大きいだけになる可能性が高いことは否めない。しかし、その分だけ保険料が他社よろ高いわけでもないため、大は小を兼ねると大雑把に考えることも可能だ。さらに示談交渉特約が付帯している点もプラスだ(どの程度の手伝いかに疑問は残るが)その一方、ゴルフの年間プレー回数が多くない人、1年契約でも可能な限り保険料を抑えたいなら他社の保険を検討した方がいい。