TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- 年会費:
- 1,000円
- 別途年会費:
- 無料
- ポイント付与:
- 200円 →1ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- -
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは東急沿線に住む人以外は無視!
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO(旧:東急TOP&ClubQ JMBカードPASMO)は、2015年にリニューアルされたカードだ。リニューアルされても、パスモが付いてJALマイレージへの変換も可能なままだ。JALマイルを貯めるために保有する場合はJALマイルで比較を参照して欲しい。今回はパスモに還元できる金額を他社カードと比較した。貯めた東急ポイントは1ポイント=1円でパスモにチャージできる。ちなみに、他のJALカードでPASMOに対応しているカードは少なく、チャージで満額のポイントが獲得できるカードは貴重といえるだろう。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・東急線の乗車で10ポイント獲得、定期券の購入で1%のポイントを獲得
- ・WEB会員登録でPASMOオートチャージのポイントが通常の2倍
- ・東急百貨店などでの買い物で最大10%のポイントを獲得
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・東急ポイントの有効期限は3年
- ・東急線の乗車は定期券区間はポイント対象外で1日1回に限定
- ・他社比較のシミュレーションでは、電子マネーへの還元額は特定条件を満たせばトップ(後述)
このカードの特徴は100円で1ポイント(還元率1%)で、さらに東急ポイントの加盟店なら0.5~5.0%分のポイントが上乗せされる。また、東急系列店での買い物ならポイントが最大10%となるが、東急系列でも東急ホームズ・リバブルなどは除外されている点は覚えておきたい。ちなみにカード明細書を加味すると、基本のポイント還元率が1%から0.5%に引き下げられる点も抑えておきたい。
東急でも電車・移動関係では、まずは定期券の購入でポイント1%の還元になる。他のカードでは定期券購入代金はポイント対象外というケースも多いためメリットといえるが、ANAパスモカードではポイントが実質2倍、ビューカードは3倍になる等、他社より特別に有利ではない。
また、WEB会員登録後であればパスモのオートチャージで100円で1ポイント(1円分)が貯まり、それを東急で利用するは元より、パスモにチャージして利用することもできる。さらに東急に乗車して専用端末にタッチすれば毎日10円分のポイントが獲得でき、電車代の節約ができるが、定期券区間はポイント対象外でタッチは1日1回までと限定されている点に注意したい。また、東急ポイントチャージ機で1ポイント=1円で交換できるが、チャージ機は主に東横線・田園都市線・目黒線の駅に設置されているため沿線に住んでいないと厳しい。東急ポイントの有効期限が3年と短い点も忘れずにおきたい。
次に、他社カードと年会費・移行費・Suicaへのキャッシュバックの効率・ボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO」は他社カードと比較すると、特別に悪い数字ではないのだが、電子マネーに還元できる金額は他社に劣る金額だ。また、他のSuicaカード(ビューやビック)はチャージでポイント3倍になるため、年間10万円のSuicaチャージで1,500円バックになる。それに対して、ANAパスモ・東急パスモはPASMOチャージでポイントが3倍にならず、年間10万円のチャージで500円バックになる。Suica系のビューやビックとは差は開く一方だ。
結論としては、東急系列店で頻繁に買い物をする、東急線の沿線に住んでいる人以外は、保有を検討する必要はないカードといえる。他の提携カードではみずほ銀行の手数料無料、イオンの5%割引きがあるが、ビックカメラの方がポイント率も有利なためオススメだ。提携店舗を無視するのであればビュースイカでも良いだろう。新幹線の切符でもポイントが3倍獲得できるのも効率が良い。