ビックカメラSuicaカード/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ビックカメラSuicaカード
- 年会費:
- 無料(年1回の利用が条件)
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 200円 → 1ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.4円キャッシュバック
- ボーナス:
- -
ビックカメラSuicaカードはビックとビューのポイント2重取りで最強だ!
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラの会員機能に、JR東日本のビューカードが付いたカードで、発行ブランドはVISA/JCBから選ぶことができる。
基本的にはビックカメラでの買い物でポイント獲得数が増加することに主眼が置かれたカードだが、ビックカメラ以外でカードを利用してポイントが貯まる。特に公共料金などの決済はポイント対象外になるカードが多いなかで、公共料金でもポイントを貯めることが可能になっている。このカードを交通費節約/電子マネーへの還元額で、他のSuica/PASMOのクレジットカードと比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・ビックカメラでの買い物で利用金額に10%のポイントがつく
- ・ビックカメラ以外での買い物は0.5%のビックポイントと1,000円毎に2ビューポイントが付く
- ・提携カードだがJR東日本に関連する決済はポイントが3倍
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ビックポイントは2年間利用が無ければ失効/ビューポイントの有効期限は最長2年
- ・1500ビックポイント → 1000円分のSuicaに改定(2009年9月に改定済み)
- ・他社比較のシミュレーションでは、電子マネーのキャッシュバックの効率は中の上(後述)
このカードの最大の特徴は、ビックカメラのポイントが10%付く点だ。常に10%割引になっているのと同等だ。さらにビックカメラ以外の買い物でも0.5%のポイントと1000円毎に2ビューポイントが獲得できる。さらに、他のみずほカードSuicaやイオンカードスイカなどのビューカード提携カードでは、スイカへのチャージではポイント3倍にならないが、このカードは3倍になる。
これだけ貯まりやすいビックポイントだが、交換レートは1500P→1000円に下がった。しかし、それ以外に大きな変更はない。ビックポイントに加えてビューポイントも加味して、Suicaに還元できる効率については後述する。
一方で、ポイントの有効期限には注意が必要で、ビックカメラポイントは最後に利用してから2年、ビューポイントは最長2年となっている。ビックカメラは公共料金の引き落としでも設定しておけば問題ないが、ビューポイントは、こまめに消費しておいた方がいいだろう。カード決済したポイントが全てビックカメラのポイントになるわけではないため注意したいところだ。
次に、他社カードと年会費・移行費・Suicaへのキャッシュバックの効率・ボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「ビックカメラSuicaカード」は他社カードと比較すると、電子マネーに還元できる金額は、みずほやイオンには一歩劣る金額だ。やはり、ビックカメラからスイカポイントへの交換レートが悪化してしまった点にある。しかし、このカードはSuicaチャージでポイント3倍になるため、年間10万円のSuicaチャージで1,500円バックになる。それに対して、みずほやイオンカードはSuicaチャージでポイントが3倍にならず、年間10万円のチャージで500円バックになる。年間で5万円(毎月5千円)でもスイカをチャージをすれば、トップの数字に軽く追いつける。もしくはビックカメラで買い物でも良い。
結論としては、スイカが付いた提携カードの中では最強に近いためオススメできる。みずほやイオンに劣るが、スイカのチャージを一ヶ月に5千円でも使用すれば追いつける。また、提携先の買い物で割引されることを考えても、ビックカメラでの買い物では10%割引だが、みずほは手数料無料、イオンはイオングループの買い物で5%割引のため、ビックカメラの方が有利といえる。また、ビュースイカと比較するとSuicaへのチャージでは、同様に3倍のポイントが貯まるが、それ以外の新幹線の切符や定期では3倍にならない。そこで、Suicaへのチャージを除いて、年間でビックカメラで買い物する金額と、JR東日本で定期や切符を購入する金額を比較して、利用する金額が大きい方のカードを保有するのが妥当といえるだろう。