ビュー・スイカカード/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ビュー・スイカカード
- 年会費:
- 500円
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 2ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- 入会時500円分/Web明細で50円分のキャッシュバック
ビュー・スイカカードはSuicaを年間5万円以上利用すれば他社より有利!
ビュー・スイカカードは、JR東日本が発行しているカードで、ブランドはVISA/JCB/MasterCardから選ぶことができる。他のビューカードとは異なり、ルミネやビックカメラのような小売店ともJALやANAのような航空会社とも提携していない純然たる鉄道系のカードと言っていいだろう。さて、このカードを交通費/電子マネー代を節約額で、他のSuica/PASMOのクレジットカードと比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・400ポイント(20万円)を1,000円分のSuicaに交換が可能
- ・定期券と一体化してカード1枚にすることが可能
- ・入会ボーナスで500円分、Web明細で50円分のキャッシュバック
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ポイントの有効期限は最長2年
- ・現在はEdyのチャージでもSuicaビューポイントが獲得できるが
- ・他社比較のシミュレーションでは、純粋な電子マネーキャッシュバックの効率はトップ(後述)
このカードは、数少ない定期券と一体化できるクレジットカードだ。区間はカードの裏面に記載されることになる。単純に、サイフに入れるカードが1枚減るだけでも、これ以上はカードを増やしたくない人には有難いだろう。
また、通常のショッピングであれば1000円で2ポイント=5円分のキャッシュバックになるが、JR東日本の電車代や定期券であればポイントは3倍、1000円が15円分のキャッシュバックになる。しかし、これは他のビューカードでも同様のため、他には無いメリットとは言えない。
また、年会費500円なのだが、海外旅行保険が自動付帯になっているのは珍しい。もちろんカードで航空券を購入する必要は無い。しかし、その守備範囲は狭く死亡・傷害時のみに適用される。一方で、貯まったポイントは最長で2年までの期限となっているため、早め早めにポイントを交換する必要がある。また、現在ではエディのチャージでもポイントが貯められるようだが、本来であればSuicaと競合する電子マネーのため、利用することを考えている人は、いつ廃止になるか分からないため注意しておきたい。
次に、他社カードと年会費・移行費・Suicaへのキャッシュバックの効率・ボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り、ビュー・スイカカードは他社カードと比較すると、優秀な数字となっている。トップの数字を誇っているイオンやみずほとは450円の差で、利用金額が増えても基本的にSuicaにキャッシュバックされる金額の差は変わらない。かなり優秀と考えていい。
また、このカードはSuicaチャージでポイント3倍になるため年間10万円のSuicaチャージで1,500円バックになる。みずほやイオンは3倍にならないため、年間10万円のチャージで500円バックになる。年間5万~10万以上のチャージをするのであれば、みずほやイオンの数字を超えられる計算だ。ただし、他カードであれば、イオンやANAであればANAショップ、イオンであればイオン系列での買い物だとポイントバックが大きくなるため、それらの買い物を頻繁に行えば、その分だけ差が広がる。
結論としては、500円程度の差額が無視できて、定期とクレジットカードを一体化したい人にはオススメできそうだ。もしくは、年間で5万~10万円以上はSuicaをチャージする人であれば、キャッシュバックされる額が他社より大きくなるためオススメだ。年間5万であれば、1ヶ月で4千円程度をチャージすればよいため昼食などにもSuicaを利用するようにすれば、簡単に到達できる数字だ。純粋に電子マネーに還元したいのであれば、このカードを選んで間違いなさそうだ。
ただし、みずほやイオンのように系列店でのメリットが無いことは覚悟しておく必要がある。ビックカメラであればチャージでポイント3倍、さらにビックカメラでのポイント率も10%と高い。これらの店舗を利用している人は、みずほ・イオン。ビックの方がお得になる可能性が高い。