SMBC CARD Suica/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- SMBC CARD Suica
- 年会費:
- 1,312円※リボ申し込み&年1回利用で無料
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 1ポイント
- 交換率:
- 100円 → 0.3円キャッシュバック
- ボーナス:
- 50万決済時150円分/100万決済時300円分の電子マネー
SMBC CARD SuicaはATM出金手数料の無料を狙うにしてもイマイチ!
SMBC CARD Suicaは、三井住友銀行と三井住友カードとJR東日本で発行しているカードで、ブランドはVISAのみになる。三井住友銀行のキャッシュカードも兼ねているカードで、諸条件を満たせばATM利用の手数料が無料になる。このカードを交通費/電子マネー代を節約額で、他のSuica/PASMOのクレジットカードと比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・月に1回の引き落としでATMの手数料が無料
- ・リボ申し込みと年1回の利用で年会費が無料
- ・年間50万円・100万円の決済でボーナス
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・Suicaチャージでのポイント3倍サービスは無し
- ・Suciaのオートチャージでもポイントが貯まるがレートが悪い(他の三井住友VISAでは付かない)
- ・他社比較のシミュレーションでは、電子マネーのキャッシュバックの効率は悪い(後述)
最大の特徴は、月に1回の引き落としがあれば三井住友銀行のATMの時間外手数料が無料、コンビニATMの手数料が月4回まで無料になる点だ。ただ、これは「みずほカードSuica」でも同様だ。また、リボ払いの設定をすると年会費が無料になる。実際にリボ払いをしなくとも、引き落とし額を100万などに設定すれば、実質1回払いと同様のため問題ない。また、ポイントはSuicaに電子マネーとしてチャージできるが、1000円→1ポイント→0.3円分のSuicaと、決してレートは良くない。
一方で、他のSuicaが付いているビューカード等ではSuicaのチャージでポイントが3倍になるが、このカードでは3倍にならない。Suicaを電車代以外に利用している人は注意したい。一定額を越してチャージすると他社カードの方が有利になる点、旅行保険が自動付帯ではなく決済が必要な利用付帯という点にも注意しておきたい。
次に、他社カードと年会費・移行費・Suicaへのキャッシュバックの効率・ボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「SMBC CARD Suica」は他社カードと比較すると、1年で50万円を決済しても100万円を決済しても電子マネーに還元できる金額は少ない。仮に「マイペイすりぼ」に登録して月1回の決済をしたとしても、他社の数字には及ばない。
また、ビュー・スイカカードなどのビューの冠が付いているカードは、Suicaチャージでポイント3倍になるため、年間10万円のSuicaチャージで1,500円バックになる。このカードは3倍にならずスイカへポイントを交換する際のレートも悪いため、年間10万円のチャージで300円バックになる。年間5万~10万円以上のチャージをすると、ビューカードとの差は開く一方になる。
結論としては、どうしてもキャッシュカードとクレジットカードとスイカを一体化したい人以外にはオススメできるカードではない。ATMでの時間外手数料が無料になることは評価できるが、その点ではみずほも同様で、さらにみずほの方がスイカに還元できる金額が大きい。また、年間5万~10万円以上はSuicaをチャージして利用する人であれば、ビックカメラかビュー・スイカカードの方が断然にお得になるため、そちらを検討したいところだ。