大人の休日倶楽部ミドルカード/ 電車代・電子マネーのチャージ節約・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 大人の休日倶楽部ミドルカード
- 年会費:
- 2,500円
- 別途年会費:
- 無し
- ポイント付与:
- 1,000円 → 2ポイント
- 変換率:
- 100円 → 0.5円キャッシュバック
- ボーナス:
- -
大人の休日倶楽部ミドルカードはJR東日本・北海道によく旅行に行くなら!
大人の休日倶楽部ミドルカードは、JR東日本の大人の休日倶楽部にビューSuicaにクレジット機能が付いているカードで、発行ブランドはVISA/JCB/マスターカードから選ぶことができる。ポイントや特典云々の説明の前に、このカードを保有するには年齢制限があり、男性は50~64歳、女性は50~59歳までの人が保有可能に限定されている。
ちなみに、それ以上の年齢になると「大人の休日倶楽部ジパングカード」になる。年齢制限が厳しいだけに、JR東日本で受けられるサービスは、通常では考えられないほど充実している。このカードを交通費/電子マネー代を節約額で、他のSuica/PASMOのクレジットカードと比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・一部を除いてJR東日本の切符が無制限で5%割引き
- ・びゅうの商品が5%割引き/会員限定の電車割引き切符
- ・海外旅行保険は自動付帯、国内旅行保険は利用付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ポイントの有効期限は最長2年
- ・年会費は他社より若干だが高額
- ・他社比較のシミュレーションでは、電子マネーのキャッシュバックの効率は悪い(後述)
このカードの最大の特徴は、JR東日本とJR北海道線のきっぷが5%割引きになる点だ。無敵のサービスに思えるが、エリアを考えると、東海道新幹線や山陽新幹線では割引にはならない。さらに、年末年始・ゴールデンウィーク・お盆などの繁忙期には割引きとはならない。50歳以上で既に退職しているのであれば問題無いだろうが、完全な割引きでは無い点は覚えておきたい。
また、みどりの窓口などで販売されている「びゅう」の旅行パッケージが5%割引になる。さらに、会員専用の商品で東日本・北海道を4日間は乗り放題できて15,000円という破格の切符も販売している。
また、ビューカードのため、SuicaのチャージやJR東日本での切符などの買い物でポイントが3倍になる。Suicaを電車代以外に利用している人にはありがたい特典だ。詳細は下図とその下の文章を参照して欲しいが一定額を越してチャージすると、ビューカードの方が他社カードよりも有利になる。他カードにもあるが、海外旅行保険が自動付帯で、国内旅行もカード決済すれば保険が付帯される。一方で、このカードで貯まるビューポイントの有効期限は最長2年という点には注意しておきたい。
次に、他社カードと年会費・移行費・Suicaへのキャッシュバックの効率・ボーナス等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額、年間100万分の利用をした場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
キャッシュバック=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス
上記に年会費を加味=(\500,000 × ポイント還元率)+ ボーナス - 年会費
上図の通り「大人の休日倶楽部ミドルカード」は他社カードと比較すると、年会費が足かせになって電子マネーに還元できる金額は少ない。しかし、新幹線の割引額を考えれば、仮に年に1回でも東京-仙台を往復すれば2,000円近い割引額になるため、十分に年会費の元はとれるため、そこがポイントといえそうだ。
また、このカードはSuicaチャージでポイント3倍になるため、年間10万円のSuicaチャージで1,500円バックになる。ビューの冠が付いていないカードは3倍にならず、年間10万円のチャージで300円~500円バックになる。年会費を加味すれば年間10万円以上のチャージをすれば、トップの数字に追いつける。
結論としては、50歳以上で電車代の節約をしたい人で、新幹線に年に2~3回でも東日本か北海道の新幹線を利用するのであればオススメできる。それ以外の人は、年会費が足かせにしかならないため、入会は見送った方が無難だろう。また、年間5万~10万円以上はSuicaをチャージして利用する人であれば、このカードでもかなり有利になるが、ビュー・スイカカードの方が電子マネーに還元される金額だけ考えればお得になるため、そちらを検討した方が無難だろう。