TOP&ClubQ JMBカード PASMO/ マイレージ獲得効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- TOP&ClubQ JMBカード PASMO
- 年会費:
- 1,050円
- マイル移行費:
- 1,050円
- ポイント付与:
- 100円 → 1ポイント
- マイル付与:
- 100円 → 0.5マイル
- ボーナス:
- -
TOP&ClubQ JMBカード PASMOはボーナスが無い分だけ他社に劣るが!
TOP&ClubQ JMBカード PASMOは東急とJALの提携カードで、ブランドはVISAとMasterから選べる。他のJALカードと異なり、PASMOが一体化している。他の東急とJALの提携カードでは、PASMOのオートチャージは可能だが一体化はしていない。そのため、このカードであればサイフの中のカードを1枚減らせるメリットがある。定期券と一体化できるため、定期券と2枚持ちにもならない。電子マネーへの還元額で比較した場合は別ページを参照して欲しい。以下、他社カードと比較した。
さて、このカードで注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・JAL/JAL提携店での買い物なら東急ポイントとJALマイルの2重取り
- ・PASMOチャージでポイント獲得 /PASMO定期券と一体化が可能
- ・定期券を購入すると3%分のポイントにアップ
逆に注意すべき点は下記3点がある。
- ・定期券でポイントアップするのは年初めの1回目の購入のみ
- ・東急ポイントの有効期限は最長で3年
- ・他社比較シミュレーションでは、他のJALカードよりもマイル獲得は非効率(後述)
まず、このカードの特徴としては、JAL提携店ではJALマイルと共に東急ポイントが貯まり、東急百貨店などの東急グループでの買い物は東急ポイントがボーナスが発生しポイントが上乗せされる点がある。特に東急百貨店での買い物は、年間で300万円以上の買い物をすれば10%のポイントが獲得できる。大抵の人には厳しい数字だろうが。ただし、10%のポイントとはいえ、東急ポイントからJALマイルに交換する際には、数字が半減されるため最大でも5%となるため注意したい。
また、前述した通りPASMOのチャージでも200円ごとに1ポイント(0.5マイル)が得られる。100円で0.25マイルと少ないが、得られるだけマシといったところだ。また、裏面に行き先が記載され定期券と一体化が可能で、購入時には代金の3%分のポイントに上乗せされる。ただし、年1回しかポイントアップせず、貯めたポイントの有効期限が最長3年という点に注意したい。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルが貯まる効率・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、50万に加盟店で10万利用を追加利用した場合、50万の利用に追加で東京・札幌間を1往復した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費-マイル移行費)×マイル換算率} +入会ボーナス +継続ボーナス
次年度マイル=上記 - 入会ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×マイル換算率×加盟店ボーナス比率)
1旅行を加味=次年度マイル +(東京札幌マイル + 東京札幌マイル×搭乗ボーナス) ※東京札幌は510マイル
上図の通り「TOP&ClubQ JMBカード PASMO」を他社比較すると、マイル換算率(還元率)は、通常の買い物ではJALカードの半分と効率が悪い。ポイント優待店である東急百貨店では最大で5%のマイルが貯まるが、年間で300万円の買い物は普通の人には不可能と考えられ、50万円までの買い物をした場合の2.5%のマイルが貯まると想定した。その場合も、JALカードよりも若干だが有利になる程度だ。PASMOで差を付けたいところだが、他のJAL東急カードも一体化はできないが、PASMOのチャージでマイルが貯まるため、差を埋めることができない。定期購入時のポイントアップの同様とあれば、なかなか逆転は難しい。
結論としては、マイル還元率が悪くメインとしてはオススメできない。また、サブで利用しようにも、他のJAL東急カードも似たサービスがあるため、このカードを選ぶ理由になるまい。年会費が無料ではないためサブとしてもイマイチだ。やはり、クレジットカードとPASMOを一体化できる点に魅力を感じた人のみ保有することをオススメする。