タカシマヤカード/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較

タカシマヤカード
オススメ度:
4
名称:
タカシマヤカード
年会費:
2,100円
優待店:
高島屋各店
ポイント付与:
200円 → 1ポイント
ポイント換算:
100円利用 → 0.5円割引
ボーナス:
入会時・抽選プレゼント /高島屋海外店利用時

タカシマヤカードは高島屋で3万利用すれば年会費が相殺できお得度は高い!

タカシマヤカードは高島屋が発行しており、VISA/JCB/MasterCard/AMEXから選択できる。ポイントは、通常の飲食店などでは0.5%の還元率だが、高島屋での買い物は8%という高還元率になる。貯めたポイントは、高島屋のお買い物券などに交換できる。

このカード以外にもタカシマヤカード ゴールドでは、高島屋以外での買い物の還元率が1%に上昇し、旅行保険の付帯や空港ラウンジが利用可能になる。逆に高島屋でのポイント率を下げて年会費を抑えたタカシマヤセゾンカードもある。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・新規入会で旅行券やギフトカードが抽選で当たる
  • ・高島屋での買い物は8%分のポイント
  • ・高島屋の海外店舗は0.5%のポイントしか獲得できないが5%割引になる

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・ポイント率がアップするのは高島屋のみ /食料品のポイントが減額※2012年2月より
  • ・ポイントの有効期限は実質1年4ヶ月と非常に短い
  • ・他社比較シミュレーションでは、ポイント・割引きはほぼトップ(後述)
タカシマヤカードの各種ポイントサービス

まず入会ボーナスについてだが、新規入会すると抽選で5,000円~10,000円分の商品券やギフトカードが当たる。他社では漏れなくポイントや商品券が獲得できる点を考えれば、何とも寂しい特典だ。。。

ポイントは高島屋での買い物は100円で8ポイント(8円)、それ以外は100円で0.5ポイント(0.5円)となる。さらに、羽田空港・帝国ホテル内の高島屋直営店もポイントアップされる。ただし、玉川・柏などの高島屋は3%に減少し、食料品・高島屋内レストランは1%に減少する。食料品は2012年2月の改訂で8%から1%に改訂された。グループが無く、ポイントアップ店舗が他社より少ないのが欠点だ。

また、シンガポール・台北の高島屋もポイントが0.5%に減額されるが、カウンターでカード提示すれば貰える券を使用すれば5%割引になる。実質、5.5%と考えれば悪くはない数字だ。ちなみにパリ高島屋は営業終了したため利用できない点に注意したい。

さらに、貯めたポイントの有効期限は1年4ヶ月と他社よりも短い点にも注意が必要だ。正確には、1年間のポイントを貯める期間があり、その4ヵ月後にポイントは失効する。ポイント蓄積期間中でもポイント消費できるため、適宜、ポイント交換した方が良いだろう。

次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。 さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額= (50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)

名称 小田急
ポイント
カード
タカシマヤ
カード
タカシマヤ
カード
ゴールド
TOP
CLUBQ
カード
MI
カード
MI
カード
ゴールド
DAIMARU
松坂屋
カード
DAIMARU
松坂屋
ゴールド
エポス
カード
109
メンバーズ
カード
画像 Opクレジットカード/小田急ポイントカード(ノーマル・ゴールド) タカシマヤ カード タカシマヤ カード ゴールド TOP&CLUBQ JMBカード MIカード(三越 M CARD・MICARD・伊勢丹アイカード) MIカード ゴールド(三越 M CARD・MICARD・伊勢丹アイカード) DAIMARUカード・マツザカヤカード DAIMARUカード・マツザカヤカード ゴールド エポスカード 109メンバーズカード
年会費 \0 \2,100 \10,500 \1,050 \2,100 \10,500 \1,050 \7,350 \0 \1,312
入会
ボーナス
500P 抽選 抽選 1,000P - - 1,000P 1,000P \2,000 -
P通常店
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 1.0% 0.5% 0.5% 1.0% 0.5% 1.0% 0.5% 0.5%
P優待店
ポイント
還元率
1.0%
※5.0%
※7.0%
8.0% 8.0% 3.0% 5.0% 5.0% 5.0% 5.0% 1.0% 1.0%
P優待店
20万
ボーナス
- - - 5.0% 7.0% 7.0% 5000P 5000P - 10%
電子マネー PASMO - - PASMO - - - - Edy -
1年50万
年会費考慮
\2,500 \400 -\5,500 \1,450 \400 -\5,500 \1,450 -\2,350 \2,500 \1,438
1年50万
P優待店
10万
\3,500
※\7,500
\6,300 \2,500 \4,450 \5,400 -\500 \6,450 \2,650 \3,500
※\13,500
\2,438
※\7,438
※\12,438
1年100万
P優待店
20万
\7,000
※\19,000
\18,900 \15,500 \13,950 \16,900 \13,500 \14,950 \13,650 \7,000
※\27,000
\6,688
※\16,688
※\26,688
百貨店・ファッションビルで割引優待かポイントが獲得できるカードの比較表(小田急・タカシマヤ・TOP CLUBQ・MIカード・DAIMARU・松坂屋・エポス・109)

上図の通り「タカシマヤカード」は他社カードと比較すると、DAIMARU・松坂屋カードには若干劣るが、ほぼトップの割引額となる。年会費2,100円の元は軽くとれる計算だ。ゴールドにすることで、ポイント率は上昇するが、年会費が足かせになり数字は悪化する。ただし、年間で高島屋の買い物が無い場合には、年会費分だけ割引額を無駄にすることになる。その場合には、タカシマヤセゾンカードを利用した方がお得になる。タカシマヤでの買い物額が大きくないが、その他での買い物が相応に見込める場合には、年会費が無料というのも相まってタカシマヤセゾンカードの方がお得になる可能性が高い。

結論としては、高島屋で年間26,250円以上の買い物をするならオススメだ。26,250円というのは、年会費を相殺できる最低ラインの数字だ。これを超えられれば、保有しても損をすることは無い。高島屋以外での買い物額が増加することでのメリットは薄く、単純に高島屋で年間3万円は買い物するか否かで判断していいだろう。松坂屋・三越&伊勢丹と年間で同額程度の買い物をしている場合でも、カードの数が増えても問題無いなら持っておきたい。逆に、3万円を超えられないなら持たない方がベターだ。無料の小田急カードなどを検討した方が良いだろう。