タカシマヤセゾンカード/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- タカシマヤセゾンカード
- 年会費:
- 無料
- 優待店:
- 高島屋各店
- ポイント付与:
- 100円 → 1.0ポイント
- ポイント換算:
- 100円利用 → 1.0円割引
- ボーナス:
- -
タカシマヤセゾンカードは高島屋での買い物額次第では優秀な1枚に!
タカシマヤセゾンカードは高島屋が発行しており、このカードを含めて3つのタカシマヤカード(タカシマヤカード・タカシマヤカードゴールド)の中では、年会費も無料で最安値のノーマルカードとなっている。そのため、高島屋でのポイント率などは他カードより劣る点に注意したい。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・高島屋での買い物は2%分のポイント
- ・高島屋での年間利用額ごとにポイント率がアップ
- ・セゾンカードの特典が付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・年間利用額でアップする最大ポイント率の5%はタカシマヤカードに劣る
- ・ポイントの有効期限は実質1年4ヶ月と短い
- ・他社比較シミュレーションでは、ポイント率は高いが高島屋での率は高くない(後述)
まずポイントプログラムについてだが、基本は100円でタカシマヤポイントが1ポイント(1円相当)が貯まり、ポイント還元率は1.0%となる。それが高島屋での買い物は2倍の2ポイントになり、2.0%に上昇する。さらに、高島屋での年間での買い物額が20万円を超えると3.0%、30万円で4.0%、50万円で5.0まで上昇するため、高島屋での買い物額が大きくなるほどにお得になる。ただし、他のタカシマヤカードなら8%となるため、その点からすると最大5%というのは物足りない数字といえる。また、他のタカシマヤカードと同様に食料品やレストラン等での利用は、1%に据え置かれているため注意したい。
貯めたポイントだが、2,000ポイントから2,000円分のタカシマヤの商品券に交換できる。ポイントは商品券にのみ交換可能で、ポイントの有効期限が1年4ヶ月と短いため、小まめに商品券に交換した方が賢明だ。また、2,000ポイント以下のポイントは持ち越せないため、ポイント期限前には上手く調整して限りなく2,000ポイントに近い数値で買い物できればベターだ。
次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。
さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額=
(50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)
上図で左から2番目の「タカシマヤセゾンカード」を他社カードと比較したが、冒頭でも記述したように年会費は無料となっている。百貨典系カードでは年会費を1,000円でも徴収するカードが多い中では、貴重な1枚といえる。また、同じ高島屋のカード間で比較すると、このカードのポイント率(1.0%)がタカシマヤカードのポイント率(0.5%)よりも高い点に注目すべきだろう。
逆に高島屋での買い物はタカシマヤカードの方が高い。この数字の逆転が意味するところは、高島屋での買い物額が大きい人はタカシマヤカードを、高島屋での買い物額が大きくない人はタカシマヤセゾンカードということだろう。高島屋での買い物額が年間20万円でもあれば、16,000円の商品券を獲得できる計算が立ち、この場合には圧倒的にタカシマヤカードの方がお得になる。一方でタカシマヤの商品券のためにカードの支払いに公共料金等を集約するなら、年間50万円を自由に利用しても5,000円分の商品券が獲得できタカシマヤセゾンカードの方がお得となる。
結論としては、高島屋での年間での買い物額は特別に大きいわけではないが、他に特に貯めたいポイント(マイレージなど)もなく、タカシマヤポイントが1番と考えている人に薦められそうだ。もしも、高島屋で20万円以上の買い物をしているならタカシマヤカードも検討した方が良いだろう。どちらにも自分が当てはまらないなら、とりあえず年会費無料のタカシマヤセゾンにしておいて、高島屋での年間の買い物額が数十万円に達しているか否かを確認してから、カードを変更するのも手だろう。