タカシマヤカード ゴールド/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- タカシマヤカード ゴールド
- 年会費:
- 10,500円
- 優待店:
- 高島屋各店
- ポイント付与:
- 100円 → 1ポイント
- ポイント換算:
- 100円利用 → 1円割引
- ボーナス:
- 入会時・抽選プレゼント /高島屋海外店利用時
タカシマヤカード ゴールドはポイント還元率が上昇するが年会費が!
タカシマヤカード ゴールドは高島屋が発行しており、VISA/JCB/MasterCard/AMEXから選択できる。ポイントは、通常の飲食店などでは1.0%の還元率だが、高島屋での買い物は8%という高還元率になる。貯めたポイントは、高島屋のお買い物券・ANAマイル等に交換できる。ポイント率や特典を削ったタカシマヤカードやタカシマヤセゾンカードも用意されている。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・高島屋での買い物は8%分のポイント獲得
- ・ポイントをANAマイルへの交換が可能(ゴールドだけの特典)
- ・旅行傷害保険が自動付帯・空港ラウンジを利用可能(ゴールドだけの特典)
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ポイントの有効期限は実質1年4ヶ月と非常に短い
- ・マイルへの交換レートは効率が悪い
- ・他社比較シミュレーションでは、ポイント・割引きはほぼトップ(後述)
まず、ポイントは高島屋は100円の買い物で8ポイント(8円)、その他は100円で0.5ポイント(0.5円)となる。さらに、羽田空港・帝国ホテル内の高島屋直営店もポイントアップされる。ただし、玉川・柏などの高島屋は3%に減少し、食料品・高島屋内レストランは1%に減少する。シンガポールと台北の高島屋はポイントが0.5%に減額されるが、その代わりに5%割引になる。
ゴールドだけの特典としては、海外旅行保険が自動付帯され空港ラウンジが利用できる点がある。貯めたポイントをANAマイルに交換できるが、このカードの10,000ポイントを4,000マイルに交換するレートは効率が悪い。このタカシマヤゴールドは1,000円で4マイル(100円=0.4マイル)で、ANAマイル系カードが100円=1マイルとなっているためだ。オマケ程度のサービスと考えた方が賢明だ。
さらに貯めたポイントの有効期限は1年4ヶ月と他社よりも短い点に注意したい。正確には、1年間のポイントを貯める期間があり、その4ヵ月後にポイントは失効する。ポイント蓄積期間でも使用できるため、適宜、ポイント交換した方が良いだろう。
次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。
さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額=
(50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)
上図の通り「タカシマヤカード ゴールド」は他社カードと比較すると、高島屋以外の買い物でのポイント獲得数が増加するが、年会費が足かせとなって他社カードに劣るポイント・割引となる。タカシマヤ ノーマルであれば高い数字になっていることを考えると、海外旅行保険などの付帯サービスが年会費の価値があるかが判断のポイントといえる。
他社カードとの差は大きいが、このカードで他社カードを逆転するには、ポイント優待店(高島屋)での買い物額を大きくするしかない。他社よりも3%は還元率が高いため、年間30万利用であれば超えることが可能だ。しかし、同型のタカシマヤカードとの差は縮まらない。その壁を越えるには、ゴールドだけの特典である高島屋での買い物が100万円を超えると10%に上昇する手を利用するしかない。高島屋単体での買い物が年間100万円を超えられる人は少ないだろうが。。。
結論としては、高島屋での買い物が100万円以上の人以外にはオススメできない。100万円未満であれば、ノーマルのタカシマヤカードの方がポイントの効率が良くオススメだ。もちろん、付帯されている海外旅行保険などに魅力を感じれば話は別だが、昨今では珍しいサービスでもなく、年会費無料のカードにも付帯されているサービスのため要検討したい。ちなみにノーマルの場合には、年間26,250円以上の買い物をすれば年会費を相殺できる。これを超えられれば、保有しても損をすることは無い。
仮に、松坂屋・三越&伊勢丹と年間で同額程度の買い物をしていても、カードの数が増えても問題無いならタカシマヤノーマルなら持っておきたい。それ以外のカードも、年間10万円の買い物をすれば年会費は相殺できるため持ってもいい。カード枚数を極力減らしたいなら、小田急ポイントカードにすれば年会費も気にせずに済むためオススメだ。単純に一番お得なカードにしたいなら、このカードだけに統一するのも手だ。