109メンバーズカード/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較

109メンバーズカード
オススメ度:
2
名称:
109メンバーズカード
年会費:
1,312円
優待店:
109各店
ポイント付与:
100円 → 0.1ポイント
ポイント換算:
100円利用 → 0.5円割引
ボーナス:
-

109メンバーズカードは支払いを集約しない109専用のカードなら!

109メンバーズカードは109と三菱UFJニコスが発行しており、ブランドはVISAのみとなっている。通常の買い物でのポイントは1,000円で1ポイントだが、109であれば1,000円で2ポイントが獲得できる。貯めたポイントは109のオンラインショッピングの商品券などに利用できる。さらに、109での買い物や飲食代が常に5%割引になる。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。

さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・109の買い物でポイントが2倍
  • ・109の買い物で5%割引(キャンペーン中は10%割引)
  • ・年間利用額で10~20%分のポイント増

逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。

  • ・一部の109ではボーナス・割引はない
  • ・ポイントの有効期限は2年
  • ・他社比較シミュレーションでは、ポイント獲得は少ないがセール次第(後述)
109メンバーズカードの各種ポイントサービス

まず入会特典についてだが、現在は存在しないため、数千円分の商品がプレゼントされるマルイのエポスカードやパルコカードには劣る。ポイントは通常の飲食店等の買い物では1,000円でニコスのポイントが1ポイント、それが109の買い物では2ポイントが得られる。ただし、109ネットショプでの買い物は1ポイントになるため注意したい。さらに109での買い物は常に5%割引、年数回あるキャンペーン期間中であれば10%割引きになる。この点は他社と同等だ。また、年間の利用額によりボーナスが付与される。50万円以上で10%増加、100万円以上で20%増加する。

また、海外旅行保険は決済が必要(利用付帯)だが付帯される。また、貯めたポイントはJALマイレージに交換することもできる。ただし、交換レートは1ポイント=2マイル、すなわち100円=0.2マイルとなる。109での買い物なら100円=0.4マイルだが、それでもJALマイル系カードでは100円=1マイルのためマイル獲得では不利だ。ポイント有効期限は2年で、他社の1年半程度よりも長いため若干有利だ。

次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。 さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額= (50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)

名称 小田急
ポイント
カード
タカシマヤ
カード
MI
カード
TOP
CLUBQ
カード
DAIMARU
松坂屋
カード
ルミネ
カード
VIEW
PARCO
カード
エポス
カード
エポス
ゴールド
カード
109
メンバーズ
カード
画像 Opクレジットカード/小田急ポイントカード(ノーマル・ゴールド) タカシマヤ カード MIカード(三越 M CARD・MICARD・伊勢丹アイカード) TOP&CLUBQ JMBカード DAIMARUカード・マツザカヤカード ルミネ viewカード PARCOカード エポスカード エポスカード 109メンバーズカード
年会費 \0 \2,100 \2,100 \1,050 \1,050 \1,000 \0 \0 \5,000 \1,312
入会
ボーナス
500P 抽選 - 1,000P 1,000P - - \2,000 \2,000 -
P通常店
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.6% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5%
P優待店
ポイント
還元率
1.0%
※5.0%
※7.0%
8.0% 5.0% 3.0% 5.0% - - 1.0% 1.0% 1.0%
P優待店
20万
ボーナス
- - 7.0% 5.0% 5000P \1,000 - - - 10%
電子マネー PASMO - - PASMO - - - Edy Edy -
1年50万
年会費考慮
\2,500 \400 \400 \1,450 \1,450 \2,000 \2,500 \2,500 -\2,500 \1,438
1年50万
P優待店
10万
\3,500
※\7,500
\6,300 \5,400 \4,450 \6,450 \2,600
※\7,600
\3,000 \3,500
※\13,500
-\1,500
※\8,500
\2,438
※\7,438
※\12,438
1年100万
P優待店
20万
\7,000
※\19,000
\18,900 \16,900 \13,950 \14,950 \7,200
※\17,200
\6,000 \7,000
※\27,000
\2,000
※\22,000
\6,688
※\16,688
※\26,688
百貨店・ファッションビルで割引優待かポイントが獲得できるカードの比較表(小田急・タカシマヤ・TOP CLUBQ・DAIMARU松坂屋・ルミネ・パルコ・エポス・109)

上図の通り「109メンバーズカード」は他社カードと比較すると、ポイントによる割引額は他社に劣る。特に、百貨店とデパート系のカードには完敗だ。ただし、5%の買い物割引き、年数回ある10%割引のタイミングで10万・20万の買い物をすれば、他社同等ないしは超えられる。20万円の買い物であれば、他社の百貨店系カードよりも1万程度も得になる計算だ。基本的には、ポイント狙いではなく割引きを狙わないとお得にするのは難しいだろう。

結論としては、109で買い物をするなら保有しても良いが、1,312円の年会費がネックになる。109以外の買い物だと25万円近くの利用が必要になるが、109での買い物なら5%の割引額を加味すれば25,000円程度を利用すれば年会費の元はとれるため、この金額が損得の分岐点になる。逆に注意したいのは、このカードに公共料金等の支払いを集約させるのは止めた方がいい。支払いを集約させることでポイントは貯まるが、109で特別割引があるわけではなく、あまり効率の良くないポイントを貯めることになる。このカードは109の支払い専用にして、メインカードは、マイルや電子マネー還元、一律のキャッシュバックにする方がお得度は増すはずだ。