大丸・マツザカヤカード ゴールド/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 大丸・マツザカヤカード ゴールド
- 年会費:
- 7,350円
- 優待店:
- 大丸・松坂屋各店
- ポイント付与:
- 100円 → 1ポイント
- ポイント換算:
- 100円利用 → 1円割引
- ボーナス:
- 入会時1,000ポイント /半年5,000ポイント獲得で1,000ポイント
大丸・マツザカヤカード ゴールドは安いゴールドのサービスではイマイチ?
大丸・マツザカヤカード ゴールドは大丸・松坂屋で特典があり、VISA/MasterCardから選択できる。年会費である7,350円は、他社のゴールドカードが1万程度のため若干安価だ。
カードはDAIMARU CARD、松坂屋カードの2種類あるが、基本的なサービスやポイント率は同じで、大丸と松坂屋で経営統合したため仕様は同じでデザインが異なるだけだ。ノーマルカードもあるが、その違いはゴールドは大丸・松坂屋以外の買い物が100円=1ポイントに上昇する他、ゴールドならではのサービスが付帯される点だ。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記3点。
- ・大丸/松坂屋での買い物が5%~10%還元
- ・来店するだけ10ポイント獲得
- ・JALマイレージに交換可能 ※3,150円が必要
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点。
- ・博多大丸や一部の店舗ではポイントは1%に据え置き
- ・ポイントの有効期限は1年
- ・他社比較シミュレーションでは、ポイント・割引きはトップクラス(後述)
まずポイントだが、大丸・松坂屋での買い物は100円で5ポイント(5円)となり、それ以外は100円で1ポイント(1円)となる。ただし、博多大丸などの一部店舗は1ポイント固定となるため注意だ。
さらに、大丸・松坂屋での買い物が半年間で10万円超えで、ポイントが20%増加(1,000ポイント)、20万円超えでポイントが50%増加(5,000ポイント)のボーナスが付く。また、店内に設置された来店ポイント登録機にカードを挿せば、来店ポイント10ポイントが獲得できる。他社には無いサービスだが、10ポイントは10円のため大きなメリットとはいえない。
貯めたポイントは、大丸・松坂屋での割引(1ポイント=1円)に利用できるが、JALマイルに交換も可能だ。交換レートは大丸・松坂屋の買い物なら100円=2マイルだが、それ以外での買い物では100円=0.25マイルになる。JALマイル系カードでは100円=1マイルになるため、大丸・松坂屋以外での買い物では不利だ。また、別途年会費で3,150円が必要になる点は痛い。ポイントの有効期限はポイントの積み立て後から1年、積み立て期間を含めば2年だ。他社は積み立て期間を含めて1年半程度が多い。
ゴールドカードのみの特典としては、ロードサービスで事故などの対応サービス、自宅の解錠や水周りのトラブルの応急処置をしてくれるサービスも付帯されている。さらに、ありきたりだが、海外旅行保険が自動付帯・空港ラウンジサービスが利用できる。
次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。
さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店(東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など)での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額=
(50万×ポイント還元率)- 年会費
・上記にポイント優待店を加味= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)
上図の通り「DAIMARU・松坂屋カード ゴールド」は他社カードと比較すると、利用額が10万・20万であれば他社に劣る割引額だ。100万に百貨店20万ならば、他社との差の大部分を埋められるが、タカシマヤカードには劣る。結局、前述のゴールドサービスを利用し切れるか?という点が肝要なのだろう。
また、このカードで他社を超えるためには、半年間で30万円以上の買い物をしてボーナスポイントを2倍にする手があるが、年間60万円と考えると普通の人には少し厳しい数字だ。または、百貨店以外での買い物を増やすことでも差を縮められるが、こちらも100万に20万以上の上乗せが必要で苦しい。。。
結論としては、大丸/松坂屋で買い物する人で、ゴールドのサービスを十分に使い倒せる人にはオススメできるが、それ以外の大抵の人は止めておいた方がいい。ノーマルの方がオススメだ。もしも大丸&松坂屋・松坂屋・三越&伊勢丹と年間で同額程度の買い物をしており、どのカードにするか迷っている場合は、カードの数が増えても問題無いならノーマルカードは持っておいて損はない。ただし、年会費の元を取る2万円利用が必要になる。カードの数を減らしたいなら、年間利用額に左右されずに8%割引になるタカシマヤカードだけは持っておきたいところだ。