TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD セレクト/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較

- オススメ度:
- 名称:
- TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD セレクト
- 年会費:
- 3,150円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 1.0%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- 期間限定のキャッシュバック&ガソリン割引
TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD セレクトは相応のSuicaユーザーなら?
TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD セレクトは、レギュラーに海外旅行保険を付帯したセレクトカードに、VIEW機能を付帯させたカードだ。VIEWによりSuicaへのオートチャージとチャージによるポイントも獲得できる。ただし、VIEWを付帯させたことで年会費が若干アップしている。詳細は後述するが、Suicaチャージで得られるポイントの還元率は低いため、相応にSuicaを利用しなければ逆に損をする点に注意したい。ちなみに、このカードはSuica以外でもEdy・PiTaPaのチャージでもポイントが貯まる。昨今ではEdyチャージはポイント付与対象外としているカードも多く、その意味では貴重ともいえる。

まずVIEWだが、このカードではSuicaにオートチャージができるだけで、Suicaは別途保有する必要がある。Suicaと一体化したカードが欲しい人はビュー・スイカカード等の電車で得するカードを参照して欲しい。一体化はできないものの、オートチャージはSuicaの残高が一定額以下になると一定額をチャージしてくれるため一定の利便性はある。ポイントはチャージ額が2,000円で5ポイント貯まる。還元率は0.25%と低いため、VIEWなしのタイプとの年会費の差額を埋めるには年間20万円の利用が必要になるため注意したい。
また、レギュラー・ゴールドカードと共通だが、ポイントは通常のVISA加盟店では1,000円利用で10円相当のポイントで還元率は1.0%となる。ポイントは新車購入時やカー用品購入時のキャッシュバックに充てられるが、有効期限は5年のため注意したい。ロードサービスも無料付帯だが、JAFへの取次ぎは実費負担となる(ゴールドなら一定額を補償)。レギュラーには無い特典では海外旅行保険があり、スーツケース・カメラなどの携行品被害でも補償してくれる。ただ、ゴールドが家族まで補償対象が広がるのに対して、セレクトではカード保有者に対象が限定されるため注意したい。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。

上図で真ん中の"TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD セレクト"を他社と比較すると、年会費はゴールド系よりは安価だが、他のカードよりは高額になっている。その要因は、海外旅行保険が自動付帯・国内旅行でも利用付帯している点と、VIEWの有無が左右している。現にポイント還元率は据え置きとなっている。VIEWのアリナシでの年会費の差額の500円だが、Suicaのチャージでのポイント還元率は2,000円で5ポイント(還元率で0.25%)と極端に低いため年間20万円分のSuicaのチャージしなければ差は埋まらない。海外旅行保険が不要となると、年間60万円、一ヶ月にSuicaを5万円以上は使用しなければならない。数字面では非常に厳しいと言わざるをえない。
結論としては、海外旅行保険が欲しい人で月1万円以上はSuicaを利用するなら、一応オススメできる。しかし、海外旅行保険を年に数回行く人、出張で頻繁に海外に行く人でなければ海外旅行保険は不要とも考えられる。それならレギュラーで十分だ。また、Suicaの使用が月1万円以下の人も、実は年会費の元もとれず損をするため、強くはオススメしない。もちろん、オートチャージにはチャージの手間を省けるというメリットも存在しているが、チャージが面倒なら一度に限度額の3万円をチャージすれば事足りる。Suica利用額と海外旅行の頻度を考慮して保有の是非を判断したいところだ。