Honda C ゴールドカード/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- Honda C GOLD CARD
- 年会費:
- 10,500円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 1.0%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- -
Honda C ゴールドカードは特にゴールドにする必要が見当たらない?
Honda C ゴールドカードは、ホンダでの新車・パーツ購入の他、日用品の買い物でポイントが貯まる他、他カードと同様に各種提携施設で優待割引・無料のロードサービスが受けられる。ここまではノーマルのホンダCカードと同様だが、ゴールドには発行会社毎のサービスが付帯する。
発行会社はUC・DC(ニコス)などがあり、海外旅行保険・空港ラウンジの利用に加え、ホンダの提携施設だけでなく、各々の発行会社の提携する施設の優待割引を受けられる。また、カード利用額の0.02%がユニセフ・赤十字に寄付され社会貢献もできるなど、他の自動車メーカーのカードより独自性がある。
まずポイントだが、ノーマルカードと同様にホンダ車(二輪車含む)の車両購入・メンテで1,000円利用ごとに20ポイントが貯まる(還元率は2%)。還元率は2%と記載したが、車検・二輪車の購入なら1ポイント=1円のキャッシュバックだが、自動車の購入の場合には半減する。明らかに車検等で利用した方が有利で、2年おきの車検の際には忘れずに使用したい。ちなみにポイント有効期限は5年のため1回はポイントを貯めて次回の車検で利用するというのも手だ。
肝心のゴールドサービスだが、旅行保険は海外だでなく国内でも自動付帯で心強い。その一方で優待割引はホテルとレストランが数件と物足りない。活躍の場面は少なそうだ。それ以外には、空港ラウンジの利用があるが、国内の空港がメインで海外の空港はハワイと韓国しか用意されていない。こちらも微妙だ。。。また、ノーマルと同様に鈴鹿・もてぎの優待割引の他、外部委託のクラブオフの優待割引が付帯されている。スキー場・遊園地などの他にカラオケ店や、ドミノピザといった日常でも使える特典があり、使い逃さないようにしたいところだ。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で右から3番目の"Honda Cゴールドカード"を他社と比較すると、年会費はゴールドだけあってノーマルカードより明らかに高額だが、他社のゴールドカードと同額で特別に高いわけではない。その年会費のわりにはポイント還元率は基本はノーマルと同率で、車両購入で貯めたポイントを車検・点検などに使用した場合には2%となり、他車カードよりも優位になる。それ以外ではEdyが利用できる点ぐらいがメリットといえるか。
また、残念ながらガソリン割引の特典を付いておらず、年会費も高額なため普通に利用していると年会費の元は取れそうにない。ノーマルのホンダCカードとの差は1万円に迫るほど大きく、やはりゴールド特典に価値を見出せるかが保有の是非を決めそうだ。
結論としては、まず数字面ではオススメできない。付帯するゴールドカードの特典も、前述したように特に目立って秀でたサービスがないため、その面でもあまりオススメしない。ホンダ車の購入・車検点検で利用するにしてもノーマルカードで十分だ。ノーマルなら年間15万円ほどで年会費の元がとれる。電気ガス代に加えて携帯電話の料金でも引き落としの設定にしておけば、まずクリアできる数字だ。車検点検でもポイントが貯まるため保有した方が利便性はあるが、もちろん、無理に保有し続けることをせず車両購入で貯めたポイントを早々に使い切って解約するのも手だ。そういったことがノーマルでも言える以上、さらにゴールドを保有する意味が問われるといえよう。