NISMOカード Club NISMO/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- NISMO CARD Club NISMO
- 年会費:
- 4,462円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.75%(0.5%)
- ETC/給油特典:
- ガソリン代を1%割引
- 入会ボーナス:
- -
NISMOカード Club NISMOはファンにとっては垂涎の1枚か?
NISMOカード Club NISMOは、日産が発行するカードで、ノーマルの日産カードと同様に日産車の整備・パーツ購入の5%割引、出光でのガソリン割引の他、日用品の買い物でもポイントが貯まる。このカードで特に特徴的なのがNISMO(Nissan Motorsports International ※ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)のメンバーズカードでNISMO関連の各種特典を受けられる点だ。日産カードとの3,000円の年会費の差額は、この特典のためにあるといえる。
まずNISMO関連の特典だが、NISMOの会報誌が無料で届けられる他、年に1回催されるNISMOフェステイバルに無料で招待される。2012年には同フェスティバルは横浜への移転のため休止されたが、日産のドライバーのステージや触れ合いの機会も設けられ、レーシングカーが間近で見られるなど、ファンには堪らないイベントだ。さらに日産も参戦しているSUPER GTのチケットが10%割引で販売される。チケットの種別にも拠るが概ね正価が5千円~1万円のため、それだけで1千円は年会費の元を取れる計算だ。また、サーキットではカード保有者にプレゼントが用意されているようだ。
また、ポイントサービスは1,000円利用で5ポイントが貯まり、新車・中古車の購入時のキャッシュバック、パーツなどの購入に充てられる。申請区分でポイント還元率が異なるが、お得なのは前者で1ポイントが3円(還元率は1.5%)となる。ただ、ポイントの有効期限は5年と短い点には注意したい。ポイント以外にも、出光での給油で1%割引、無料のロードサービスも付帯している。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図の"NISMOカード Club NISMO"を他社と比較すると、さすがに一部メンバーズカードの役割もあるためか、ゴールド程ではないがノーマルカードの中では年会費は高額だ。NISMO関連の特典に注力しているためポイント還元率も特に有利な面はない。一応、ポイントを新車・中古車の購入に充てれば1.5%と他社と同等かそれ以上の率となる。出光に限定されるがガソリン割引もあり、相対的に見ると悪くはない。
ただ、ポイントでお得になる金額は年会費がネックとなり他カードよりも見劣りする。それでも年間で50万円を利用すれば年会費分は相殺できるため、日産ファンにとっては実質年会費が無料でNISMOの特典が受けられるともいえる。
結論としては、当然ながらNISMOファンにはオススメでき、毎回のスーパーGTを観戦しに行く人にもオススメできそうだ。とはいえ後者に当てはまる人でも、自分が応援するメーカー・チームが他にあれば、日産カードを持つのは抵抗があるだろうが。。。一方で、ポイント重視、お得さを重視する人は年会費がネックになり、お得になる金額は消失してしまうため、ノーマルの日産カードを選べば問題ないだろう。