TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD ゴールド/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD ゴールド
- 年会費:
- 10,500円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 1.0%
- ETC/給油特典:
- リッターあたり2円割引
- 入会ボーナス:
- 期間限定のキャッシュバック&ガソリン割引
TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD ゴールドは数字面では劣り特典では?
TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD ゴールドは、ポイントを貯めて新車購入時などにキャッシュバックできる以外に、ゴールドカードの特典を付帯したカードだ。さらにVIEWを付帯しており、別途保有するSuicaへオートチャージもできる。実質は最高ランクのカードともいえるが、レクサスのオーナーのみが保有できるレクサスカードが存在しており、ポイント還元率・ガソリン代金の割引、さらに付帯する特典サービスでも劣る印象は拭えない。
まず、ゴールドのみの特典でENEOSでの給油がリッターあたり2円割引きとなり、ポイント還元率も1.0%から1.5%に上乗せされる。ガソリンだけでなく灯油も対象のため、ストーブを利用する冬場も活躍する。ロードサービスも電話応対に加え、JAFを利用しても実費負担分を最大13,000円分まで補償してくれる。旅行関連では、海外旅行傷害保険が自動付帯、空港ラウンジの無料使用、JTB・JALパック等の旅行パックの5%割引、空港から自宅までスーツケースを宅配してくれる手荷物宅配サービス(有料)も利用できる。さらにVIEWが付帯しSuicaへのオートチャージも可能でポイントも貯まると盛り沢山の特典ではある。
一方で、ポイントはレギュラー・セレクトと同様で1,000円で10円分のポイントとなり還元率は1.0%となる。トヨタのポイントアップマーケットを経由したネットショッピングなら2倍から3倍になるメリットはあるが微妙だ。ポイントは1ポイントが最大1.5円のキャッシュバックとなる。ただ、有効期限が5年という点に注意したい。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で真ん中近辺の"TOYOTA TS CUBIC VIEW CARD ゴールド"を他社と比較すると、年会費は高額ではあるが、ホンダのゴールドと同額で一般的なゴールドと同額で、特にゴールドの中で高額ではない。ただ、レクサスカードと比較すると半額程度で安価ともいえる。ベースのポイント率は他のトヨタ系カードと同率でメリットはないが、ガソリン割引が付帯しているのはゴールドだけだ。日産カードがノーマルカードでもガソリン割引が付帯している点を考えると、少し物足りない感も否めないが。。。
また、月1万円の給油(年間12万円)でも、ガソリン価格をリッターあたり150円で計算すると2,000円程度の割引にしかならない。貴重な特典ではあるが、そのお得度は微妙だ。とてもではないが年会費のマイナスをリカバリーできるレベルではない。また、オンラインショッピングでの3倍になる特典を活かすにしても、レギュラー・セレクトとは10万円の買い物でポイント差は1,000円しか発生しない。見かけの数字に反して、その威力には疑問が残る。
結論としては、数字面からするとオススメはできない。ガソリン割引・オンラインショッピングのポイント倍増以外でもSuicaでポイントが貯まるのも魅力ではあるが、ポイント還元率は0.25%と極端に効率が落ちてしまう。そのため年間12万円の利用でもポイントは300円分しか貯まらない。これでは数字面でオススメすることはできない。やはり、ゴールドのみの特典に目を向けるべきだ。海外旅行保険の自動付帯、レンタカーの割引き、手荷物宅配などに多少の損はあっても魅力を感じれば保有、魅力を感じなければ、わざわざ保有する必要はない1枚といえるだろう。