日産カード/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 日産カード
- 年会費:
- 1,312円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.75%(0.5%)
- ETC/給油特典:
- ガソリン代を1%割引
- 入会ボーナス:
- -
日産カードは中古車・新車購入にポイントを使用するなら悪くないか!?
日産カードは、日産(正確には日産フィナンシャル)が発行するカードで、日産の販売会社か日産フィナンシャルのHPから申し込める。日産車の整備・パーツ購入が5%割引、出光でのガソリン割引の他、VISA加盟店での日用品の買い物でもポイントが貯まる。さらに車検・点検でもポイントは貯まる。
貯めたポイントは新車か中古車の購入時にキャッシュバックに利用できる。トヨタ系カードと異なり中古車が含まれており、キューブ・ノート・マーチといった小型車であれば50万円以下もあるため、自動車購入の貯金代わりにポイントを貯めるのも可能だ。ただし、ポイント有効期限は5年と短いのがネックではあるが。。。
まずポイントサービスだが、基本は1,000円利用で5ポイントが貯まる。普通は5ポイントは5円相当になるが、日産カードの場合には申請区分によってポイントの価値が異なるため注意が必要だ。一番お得なのは新車・中古車の購入時のキャッシュバックに充てた場合で、その場合にはポイントには1ポイントが3円の価値となり、ポイント還元率は1.5%となる。逆にパーツなどの購入にキャッシュバックを充てると効率が悪化するため、ポイントの有効期限は5年と短いが、やはりポイントは車両購入時のキャッシュバックに利用したいところだ。日産オリジナル商品にも交換できるが、熱狂的なファン以外はスルーが妥当だろう。
また、ポイント以外の特典として、出光での給油なら1%割引を受けられる。他社と同様にロードサービスも付帯しており、他社同様に出動には実費負担となるのだが、一定条件を満たせば実費も無料になる。レッカー移動で3万円、修理車両の搬送で10万円まで補償と他自動車メーカーより手厚い点は評価できそうだ。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で真ん中近辺にある"日産カード"を他社と比較すると、年会費は無料とはいかないが安価な部類には入る。ただし、ポイント還元率は前述した申請区分にもよるが、一般加盟店で0.75%と低い。新車・中古車の購入に充てれば1.5%と他社と同等かそれ以上の率となる。ガソリン割引も、トヨタ系カードがゴールドカードにしか付帯していないのに対して、日産カードはノーマルカードから付帯している点は評価できる。
上図ではポイント還元率が0.75%の状態でガス代を計算しているが、ポイントを新車・中古車購入に使用するなら、ガソリン割引がある分だけトヨタ系カードよりも有利だ。トヨタ系はENEOS/JOMO、日産は出光で割引となるため居住地や通勤ルートによって利便性の差はあるだろうが。。。もしもガソリン代割引に注力しようと考えるなら「ガソリン代割引カード」も参照してほしい。
結論としては、ポイントを日産の中古車・新車購入に使用するなら悪くないカードだ。冒頭でも既述したが車両購入代の一部補填にも使えなくはない。仮に各種通信費・公共料金に加えて日常品の買い物を集約して年間100万円の利用し、ガソリンにも利用するなら5年間で10万円近い額になる。これなら下取りに加えれば小型車を購入する際の足しにできる。
また、日産での整備・パーツ購入が5%割引になる時点で、ポイント度外視でもメリットはある。もちろん、車両を購入する際にポイントを貯めて、頃合を見計らってポイントを使って放置or解約という手も有効だ。ただ、申請区分でポイント使用を整備・パーツ購入にしようとするなら還元率もイマイチのため、他の目的でポイント・マイルが貯まるカードを検討した方が、最終的にはお得になる可能性も高い。