ソニー損保 総合自動車保険+日常事故解決費用特約/ 自動車保険に自転車特約を付帯した際の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

ソニー損害保険
オススメ度:
2
保険会社:
ソニー損害保険
名称:
総合自動車保険 Type S + 日常事故解決費用特約
個人賠償:
最大5,000万円
示談交渉:
なし
オリコン:
3位(78.6点) / 18社中
特徴:
走行距離で合理的に保険料を決定。「通販型」自動車保険で売上No1。

ソニー損保の自動車保険で自転車事故に備えるなら選択する特約に注意!

ソニー損保は、通販型(ネット型)の自動車保険では売上トップを誇る。今回はソニー損保の自動車保険に自転車事故に備えるための特約を付帯した場合の補償内容・保険金・保険料などを記載し、他社の自動車保険で自転車向けの特約を付帯した場合と比較する。

ソニー損保 自動車保険の自転車向け特約(人身傷害・)の概要・補償内容・保険金額・保険料など

まず、選択する特約について注意したい。「おりても特約」では、ドライブ中に自動車を降りてからのケガ・個人賠償しか補償されない。例えば、自動車でスキーに出かけてケガをすれば保険金が受け取れるが、日常でスーパーに出かけてケガをしても保険金は受け取れない。同様に自転車で通勤中に他人にケガをさせても賠償には利用できない。そのためケガは人身傷害保険でカバーし、個人賠償に関しては「日常事故賠償責任補償特約」を付帯する必要がある。

さらに人身傷害保険は自動車保険の基本補償ではあるが、車内外補償と車内のみ補償に分かれる。車内のみにすると車外での事故は補償されないため注意したい。「日常事故賠償責任補償特約」は事故時の弁護士費用と個人賠償責任補償がセットになった特約だ。この特約により自転車事故で加害者となり高額賠償となれば保険金が受け取れるが、最大で5,000万円となっている。昨今では1億円手前の賠償額となる例もあることから、額は少し物足りない。また、弁護士費用補償が付帯している点から分かるように、示談交渉サービスは付帯していない。

次に、下図では各社の自動車保険に自転車事故に備える特約を付帯した場合を比較した。補償内容では補償対象(個人か家族か)・死亡保険金・入院時の一時金及び入院日額・個人賠償補償の上限額を比較した。さらに保険会社の示談交渉サービスと弁護士費用特約の有無を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度で比較した。

保険料面では30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、個人賠償責任補償・弁護士費用を付帯し、さらに国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロとした。さらに自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウスの新車を採用し、東京在住のゴールド免許として車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保 アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 アメホ 日本興亜
補償対象 個人/家族 家族 家族 家族 家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族
死亡保険金 500万~ 3,000万~ 3,000万~ 246万 5,000万~ 500万 1,000万 100万 500万~
入院一時金 - 10万 - - - 10万 - 5万 10万
入院日額
通院日額
5,000円
1,500円
ケガ次第 5,000円
1,000円
2,500円
1,500円
ケガ次第 5,000円
-
ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第
個人賠償 5,000万 3,000万 - 3000万~ - 無制限 1億 1~5,000万 無制限
弁護士費用
示談交渉 - - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 5位 7位 10位以下
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 15位 4位 5位
30歳 \56,230 \38,970 \50,240 \50,290 \36,910 \48,730 \34,640 \45,080 \57,840
40歳 \56,760 \39,610 \47,490 \51,960 \37,950 \39,480 \34,620 \45,080 \56,140
50歳 \57,400 \41,320 \48,540 \51,990 \37,950 \37,110 \36,260 \49,360 \56,260
自動車保険に自転車特約の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒネ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・アメホ・日本興亜)

上図で一番左のソニー損保だが、前述した人身傷害(車内外補償)と日常事故賠償責任補償特約を付帯した場合で他社と比較している。まず補償内容では、死亡保険金が他社より低額に見えるが、実際には1口5万円からで調整ができる。事故による入院に関しては、入院日額5,000円・通院日額が1,500円で他社と比較するとトップクラスだ。その一方、個人賠償責任補償の限度額は5,000万円までと少し物足りず、示談交渉サービスも付帯していない点は注意したい。また、満足度調査ではオリコンでは3位と上位だが、JDパワー調査では9位と振るわない。示談交渉が無いのは逆に幸いか。。。

保険料を他社と比較すると、明らかに高額な部類に入る。ネット系だが代理店系損保にも迫る金額だ。もちろん、他社よりも入院日額・通院日額が多く受け取れるためともいえる。しかし、その一方で個人賠償責任補償の額は他社よりも低額になっている点からすれば、決して補償が厚めだから保険料が高いとはいえない。

結論としては、悪くはないが保険料面から考えると微妙だ。入通院日額は高めで、個人賠償も5,000万円までだが、他社のネット系損保より高い上限額のため、ネット系損保の中では悪くはない。しかし、もしも40歳以上で通院日額が不要というなら、間違いなくセゾンの自動車保険の方が保険料は安い。また、人身傷害では自転車・自動車はカバーできるが、自転車・人の事故での自転車側のケガはカバーできない。やはり悪くはないが立ち位置が微妙と言わざるを得まい。