イーデザイン損保 自動車保険+自転車向け特約/ 保険料・補償内容・評判を評価

イーデザイン損害保険
オススメ度:
2
保険会社:
イーデザイン損保
名称:
自動車保険+自転車向け特約
個人賠償:
1億円
示談交渉:
あり
満足度:
8位(74.9点) / 19社中
特徴:
東京海上グループの安心をネット価格でお届け

イーデザイン損保で自転車事故に備えるのは悪くないが微妙!?

イーデザイン損保は東京海上グループの一員で、自動車保険をダイレクト販売で募集している。今回はイーデザイン損保の自動車保険にある自転車向け特約の補償内容を公式HP等を元に解説する。メリット・デメリットを明らかにした後、他社の自転車特約を付加した自動車保険と保険料・評判等を比較する。

まず自転車事故に備えるなら他社と同様に人身傷害保険を付帯して、搭乗中だけではなく車外でも補償されるようにする必要がある。これで家族も含めて、自転車に乗っていて自動車との接触・事故でケガをしても補償される。それを補完する意味で「入院時諸費用特約」と「弁護士特約」、被害者ではなく加害者となった場合の「個人賠償責任特約」を検討する必要がある。

イーデザイン損保 自動車保険の自転車向け特約(人身傷害補償・入院時諸費用特約)の概要・補償内容・保険金額・保険料など

「入院時諸費用特約」を付帯すると、事故で死亡・3日以上の入院で家族駆けつけ費用・差額ベッド費用・ホームヘルパー費用の名目で保険金が支払われる。駆けつけ費用は交通費1往復分で5万円が受け取れるなど、かなり太っ腹な金額が設定されている。ただ、この特約が補償対象とするのは人身傷害保険が適用されるケースだけという点に注意が必要だ。例えば、自転車で不注意で電柱に激突したり自転車同士での事故でケガをしても、自動車が絡んでいないため補償の対象外となる。入院時諸費用特約は、その補償内容と自転車事故にプラス面は無いと考えれば付帯しないのも手だ。

「弁護士特約」を付帯すると、はもらい事故等で過失割合が0%の時に保険会社は示談交渉できないため弁護士が代わりに交渉してくれて、その費用は保険金から支払われる。警察庁のデータだと3件に1軒がもらい事故のため安心感があるが、こちらも自動車との事故に限られる点に注意が必要だ。自転車と自動車の事故で過失割合がゼロなら弁護士に頼めるが、自転車同士なら弁護士に頼むにしても実費となる。

「個人賠償責任特約」は長らくイーデザイン損保には無かったが、2019年10月1日以降の契約からは付帯できるようになった。示談交渉も行ってくれるため、自転車事故で他人を大怪我させて高額賠償となっても保険会社を頼りにできる。保険金の限度額も1億円までのため、今までの最高額の判例(約9500万円)の賠償額もカバーできる。

次に下図では各社の自動車保険に自転車事故向けの特約を付帯した場合の、補償内容・保険金額・入院一時金・入院日額・個人賠償補償の上限額等を比較した。評判が良いか悪いかは約4000人を調査対象にしたオリコンの自動車保険満足度調査、事故対応については国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度を参考にした。保険料はブルー免許の21歳からゴールド免許の30歳・40歳・50歳・60歳まで、年間走行距離9000キロ以下(国交省の自動車輸送統計調査の平均値)・日常レジャー使用・新規6等級・東京在住・ホンダのNBOXというシミュレーションで比較した。

名称 ソニー損保 アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ
ネット専用
イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上 共栄火災
特約 個人賠償
おりても
アクサ安心 自転車賠償
ファミリー傷害
個人賠償 入院諸費用
個人賠償
個人賠償
自転車傷害
自転車補償 サイクル 個人賠償
自転車補償
死亡保険金 500万 500万~
※搭乗者
3,000万~
※人身傷害
3000万~
※人身傷害
3,000万~
※人身傷害
500万 1,000万 300万 300万
入院一時金 - - - - - 10万 5万 1~100万 3~72万
入院日額 5,000円※ 6,000円 5,000円 ケガ次第 ケガ次第 5,000円 - - -
手術給付金 5~20万 ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第 ケガ次第 - - - -
個人賠償 3億 3000万 無制限 3000万~ 1億円 無制限 1億 1億 2億
弁護士 日常事故
含む
日常事故
含む
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
自動車関連
のみ
日常事故
含む
オリコン 1位 6位 13位 4位 8位 5位 14位 3位 2位
JDパワー 1位 9位 11位 10位 2位 5位 12位 4位 対象外
21歳 \90,640 \74,290 \63,830 \68,650 \105,960 \98,670 \61,550 \72,660 \129,550
30歳 \52,410 \31,540 \27,440 \23,950 \36,730 \38,850 \37,250 \52,540 \80,730
40歳 \51,640 \31,830 \25,470 \24,750 \37,290 \34,850 \35,900 \46,150 \72,700
50歳 \51,690 \33,190 \24,250 \24,770 \38,990 \36,300 \35,180 \45,750 \72,530
60歳 \53,310 \33,600 \28,420 \25,380 \38,990 \37,830 \37,320 \48,020 \76,330
自動車保険に自転車特約の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・共栄火災)

上図で真ん中のイーデザイン損保の補償内容は、基本的に人身傷害補償によるものになる。前述したように入院時諸費用は治療費そのもの以外のプラスαとなる。人身傷害でカバーするため、自動車が無関係の事故が起きたとしても、相手方からの損害賠償には保険会社が示談をして保険金でカバーできるが、その事故で自分がケガをしたとしても治療費は受け取れない。この点は他の自転車専用の特約を設けている自動車保険とは一線を画すといっていい。

オリコンの顧客満足度調査では19社中で8位と評判は普通といえるが、数年前までは1位だったため評判は急激に悪くなった感がある。ただ、JDパワーの事故対応満足度では相変わらず12社中で2位と高い評価のため、事故対応には相当に期待が持てる。保険料は他社と比較して平均的な金額で、入院時諸費用特約を外しても800円ほどしか安くならないため他社を逆転するのは難しい。保険料面でのメリットは無いだろう。

以上のことから総合評価としては、悪くはないが微妙な保険といえる。現在加入中で問題がないなら個人賠償特約を付加すれば良いが、新たに契約するなら微妙かもしれない。他社には保険料が安い保険があり、自分のケガへの補償が手厚い保険もあるからだ。とはいえ事故対応の満足度が高いため、事故対応を重視する(以前の保険会社で酷い目にあった)人は、多少の保険料の安さは犠牲する覚悟で検討するのは良さそうだ。