損保ジャパン 自動車保険ONE-Step+個人賠償特約/ 自動車保険に自転車特約を付帯した際の保険料・補償内容・サービスを評価 レビュー

損保ジャパン
オススメ度:
2
保険会社:
損保ジャパン
名称:
自動車保険ONE-Step+個人賠償責任特約
個人賠償:
無制限
示談交渉:
あり
オリコン:
10位以下 / 18社中
特徴:
お客様の声を集めて誕生した個人向けの自動車保険です!

損保ジャパンの自動車保険で自転車事故には一応は備えられるが!

損保ジャパンはメガ損保の一角で、2014年に日本興亜と合併し「損害保険ジャパン日本興亜」となる。その際に保険の統廃合が予想され、名称・内容の変更がある可能性は覚えておきたい。今回はOne-Step自動車保険に自転車事故に備えるための特約を付帯した場合の、補償内容・保険金・保険料などを記載し他社と比較する。

損保ジャパン ONE-Step自動車保険の自転車向け特約(個人賠償責任補償など)の概要・補償内容・保険金額・保険料など

損保ジャパンの自動車保険には、自転車向けの特約は存在しておらず、人身傷害保険でカバーすることになる。そのため自転車対自動車の事故なら補償されるが、自転車対人の事故は補償されない。自転車と人の事故でも、自転車側も生身のため相応のケガをするケースがある。その意味では自転車事故の十分な備えになっているとは言い難い。保険金は他社の人身傷害と同様に、治療費や逸失利益などの合算額が受け取れる。

個人賠償責任補償は特約で付帯でき、自転車事故で高額賠償となった場合をカバーできる。保険金の上限額は無制限であり、自動車保険と同様に示談交渉サービスが利用できる。もちろん保険契約者だけでなく家族が起こした事故でも補償される。また、示談交渉サービスが付帯しているため弁護士費用補償特約は削減して保険料を節約できるが、下図の事故対応の顧客満足度ランキングで上位ではない点を考えれば、あえて弁護士費用を付帯する手はある。

次に、下図では各社の自動車保険に自転車事故に備える特約を付帯した場合を比較した。補償内容では補償対象(個人か家族か)・死亡保険金・入院時の一時金及び入院日額・個人賠償補償の上限額を比較した。さらに保険会社の示談交渉サービスと弁護士費用特約の有無を比較した。顧客満足度ではオリコンの自動車保険総合ランキング、国際的な調査機関のJDパワーの事故対応満足度で比較した。

保険料面では30・40・50歳の代表的な保険料をシミュレーション比較した。その際の条件は、個人賠償責任補償・弁護士費用を付帯し、さらに国土交通省の自動車輸送統計調査を元に年間平均走行距離を約9,000キロとした。さらに自動車販売協会連合会の新車販売販売台数ランキングで長らく1,2位にいるトヨタのプリウスの新車を採用し、東京在住のゴールド免許として車両保険搭乗者保険は無しとした。

名称 ソニー損保 アクサ
ダイレクト
三井
ダイレクト
チューリッヒ イーデザイン
損保
セゾン
おとなの
自動車保険
SBI損保 東京海上 損ジャ
補償対象 個人/家族 家族 家族 家族 家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族 個人/家族
死亡保険金 500万~ 3,000万~ 3,000万~ 246万 5,000万~ 500万 1,000万 5,000万~ 2,000万~
入院一時金 - 10万 - - - 10万 - - -
入院日額
通院日額
5,000円
1,500円
ケガ次第 5,000円
1,000円
2,500円
1,500円
ケガ次第 5,000円
-
ケガ次第 実損額 ケガ次第
個人賠償 5,000万 3,000万 - 3000万~ - 無制限 1億 1億 無制限
弁護士費用
示談交渉 - - - - -
オリコン 3位 8位 2位 4位 1位 6位 5位 9位 10位以下
JDパワー 9位 16位 10位 14位 2位 12位 15位 7位 11位
30歳 \56,230 \38,970 \50,240 \50,290 \36,910 \48,730 \34,640 \64,760 \59,580
40歳 \56,760 \39,610 \47,490 \51,960 \37,950 \39,480 \34,620 \64,900 \54,660
50歳 \57,400 \41,320 \48,540 \51,990 \37,950 \37,110 \36,260 \65,670 \54,840
自動車保険に自転車特約の比較表(ソニー損保・アクサ・三井ダイレクト・チューリッヒネ・イーデザイン損保・セゾンおとなの自動車保険・SBI損保・東京海上・損保ジャパン日本興亜)

上図で1番右の損保ジャパンだが、前述した個人賠償責任特約を付帯した場合で他社と比較している。補償内容では死亡保険金は他社より高いが、あくまで人身傷害での補償であり、自転車と物・人ではないため注意したい。ケガについては入通院日額が存在せず、ケガ次第で保険金が変動し軽傷なら数万円に留まる。その一方で、個人賠償責任は無制限となっており、自動車保険に付帯できる個人賠償責任補償特約の中では貴重な1社といえる。ただ、顧客満足度ランキングではオリコンでは10位以下、JDパワーの事故対応満足度でも評価は高くなく、一部のネット系損保も下回る評価だ。

保険料を他社と比較すると、同じく代理店系の東京海上よりは安いが、ネット系損保よりは最大2万円近い差額がある。さらに自転車事故向けの補償がない点を鑑みれば保険料は割高といえる。

結論としては、保険料が他社より高額で、自転車向けの特約も存在しておらずイマイチだ。一応は人身傷害と個人賠償で自転車事故はカバーでき、保険金上限も無制限のため高額賠償にも対応できる。だが、本格的に自転車事故を危惧(自転車の搭乗者のケガ含む)するなら、単体での自転車保険の契約を検討するか、自動車保険ごと他社への乗り換えを検討する必要があるだろう。