アフラック 新 生きるためのがん保険レディースDays/ 女性保険の保険料・保障内容・特約を評価 レビュー

アフラック 新 生きるためのがん保険レディースDays
オススメ度:
3
保険会社:
アフラック
名称:
新 生きるためのがん保険レディースDays
保障内容:
入院(日帰りから)・手術・診断・退院
先進医療:
2,000万円
オリコン:
8位
特徴:
女性だからこそ女性特有のがんの保障を手厚く備えたい方におすすめ

アフラック がん保険レディースDaysは女性がん保険としては優秀だが!?

新 生きるためのがん保険レディースDaysはアフラックが募集・販売する女性保険(女性がん保険)で、女性専用ではないデイズも存在する。以下、がん保険レディースDaysの概要を記載し他社の女性保険と保障・保険料等で比較する。

アフラック 新 生きるためのがん保険レディースDaysの仕組みと保障内容・保険料・特約など

まず、この保険は「がん保険」であり、がん以外の病気は入院・手術含めて保障外という点を抑えておきたい。

保障内容を見ていくと、がんと診断されて診断給付金、入院時には入院給付金、手術して手術給付金、通院すると通院給付金が受け取れる。昨今のがん治療は平均入院日数が2~3週間となっていることからも分かるように、短期入院と手術を行って再発と転移がないかを抗がん剤投与・放射線治療を行いつつ経過を見る傾向にある。そのため通院給付金・放射線治療を受ける度に無制限で給付金が受け取れるのはメリットといえる。ただ、抗がん剤は通算の上限額がある点は注意したい。また、女性プランということで、乳がんで乳房を切除した後の再建費用をカバーする乳房再建給付金があり、さらに乳房観血切除・子宮か卵巣の全摘出となると女性特定ケア給付金が受け取れる。金額こそ少ないが、女性に向けた他社にはない保障で一定の評価ができる。

次に、下図では女性保険及び女性専用がん保険を加入できる年齢、入院日額と給付日数、女性疾病時の入院日額と給付日数、通院日額と限度日数、入院と外来時の手術給付金、通算給付日数、先進医療給付金で比較した。顧客満足度ではオリコンの総合ランキングの順位で比較した(価格.comや各保険サイトのランキングは契約数だけが基準のため参考外)

保険料は女性で入院日額5,000円(終身払い)を選択した場合の30歳・40歳・50歳の月額で比較した。その際には、女性疾病特約は元より先進医療給付金・通院特約を付加した。

名称 メディケア
女性専用
メットライフ
フレキシィ
アフラック
レディース
オリックス
レディ
東京海上
女性
楽天生命
女性
朝日生命
スマイル
アクサ
がん女性
アフラック
女性デイズ
年齢 ~75歳 ~75歳 ~85歳 ~75歳 ~75歳 ?歳 ~80歳 ~69歳 ~80歳
入院日額
限度
\5,000~
60日※
\5,000
60日
\5,000~
60/120日
\5,000~
60日
\5,000
60日
- 9~15万
30回
\5,000~
無制限
\5,000~
無制限
入院日額
限度
(女性疾病)
+\5,000
60日※
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
+\5,000
60日
1回10万
50回
+\5,000
60日
+\5,000
無制限
-
通院日額
限度
抗がん剤
のみ
\3,000
30日
\3,000
30日
\5,000
30日
- - - - \5,000
無制限
手術給付
入院/外来
5~20万
(2.5万)
10万
(2.5万)
5~20万
(2.5万)
10万
(5万)
5万
(2.5万)
50万
(女性疾病)
2.5~5万
(特約)
10万 10万
通算日数 1,000日 1,095日 1,095日 1,000日 730日 2年に1回 1,095日 無制限 無制限
先進医療 2,000万 2,000万 2,000万 2,000万 1,000万 - 2,200万※ 500万 2,000万
特約 女性疾病
7大疾病
ガン
通院
7大疾病
祝い金
通院
祝い金
三大疾病
ガン 乳がん再建
がん特約
五大疾病
乳房再建
死亡
入院継続
放射線
診断給付
退院
診断給付
抗がん剤
乳房再建
女性ケア
オリコン - 6位 5位 1位 10位 - - - 5位
保険料
30歳
\2,532
(\2,992)
\2,612
(\2,834)
\1,934
(\2,240)
\1,967
(\2,802)
\2,368
(\3,240)
\1,510 \2,925 \1,250 \2,131
保険料
40歳
\3,184
(\3,864)
\2,882
(\3,176)
\2,284
(\2,635)
\2,177
(\3,317)
\2,703
(\4,405)
\1,710 \3,490 \1,770 \3,184
保険料
50歳
\4,357
(\5,232)
\3,572
(\3,971)
\3,074
(\3,593)
\2,842
(\4,287)
\3,423
(\5,875)
\2,130 \4,655 \2,510 \4,027
女性保険の保障・保険料の比較表(メディケア生命 メディフィットA女性専用パック・メットライフ フレキシィ・アフラック レディース・オリックス レディ・東京海上 女性保険・楽天生命・朝日生命スマイル・ライフネット 新じぶん・アクサダイレクト カチッと終身(女性プラン)・アフラック女性デイズ)

上図で1番右のアフラック がん保険レディースEVERだが、入院給付金だが、5,000・10,000円のいずれかを選択でき、給付日数は無制限となっている。上図の他の保険より給付日数が長いが、同じ女性専用がん保険であるアクサも無制限で、昨今の一般的ながん保険は無制限が主流のため珍しくはない。同じく通院給付金も無制限だが、それも同様で珍しくはない。手術給付金は上皮内新生物(初期がん)でも給付金が減額されず、日帰りも対象なのは悪くない。その他では、特約ではなく基本保障に組み込まれているが診断給付金・放射線治療・女性特定ケア給付金・乳房再建給付金がある。特約には先進医療と診断給付金複数回支払特約があり、特に後者は一考の余地がある。がん診断給付金は1回限りで再発時には受け取れないが、この特約を付加すれば2年経過していれば診断給付金が再び受け取れる。がんは治る病気になりつつあるが、それでも再発を完全に防ぐのは困難のため余裕があれば付加を検討したい特約といえる。

保険料は他社と比較して平均か若干安く見えるが、そもそも保障ががんに限られている点からすれば割り引いて考える必要がある。同じ女性向けがん保険のアクサの2倍だが、これは保障の厚さが抜本的に異なるため度外視できる。40歳だと一般的ながん保険は2,000円~4,000円台が多い点を考えれば、保険料は平均的な額とも考えられる。

結論としては、がんにのみ備えたい女性であれば悪くない保険といえそうだ。女性専用ではないデイズと比較しても女性向けの保障が当然ながら厚く、女性ならレディースプランの方がオススメだ。ただし、果たしてがんのみ備えるべきか、ほぼ同額で他の病気にも備えるかは考えておいた方がいい。女性特有の病気(女性が罹患する数が多い病気)は乳がん・子宮がん以外に、子宮筋腫・甲状腺の病気(バセドウ病)などもある。治療費の差があるが、そこまでカバーするなら他の女性保険も検討した方がいいだろう。