Tカード プラス/ 映画鑑賞・エンタメでの割引・ポイントでのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- Tカードプラス
- 優待店:
- ツタヤ・WOWOWなど
- 年会費:
- 525円※年間5万円以上の利用で無料
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- ツタヤなどのTポイント加盟店でポイントアップ等
- 入会ボーナス:
- -
Tカードプラスはポイント率は他社と同等だが提携店の多さでカバーできる!
ツタヤ Tカードプラスは、音楽・映画・ゲーム等のレンタル及び販売しているツタヤが発行するクレジットカードで、発行ブランドはJCB(VISA)となっている。申込はツタヤのHPからも可能だが、ツタヤ各店舗でも申込を受け付けている。他の映画エンタメ系のカードと異なり、他社と提携している店舗が多いのが特徴だ。と25歳以下ならTカードプラスαを選択でき、25歳までの間は年会費が無料となる。ただ、25歳以降は年会費が発生する点は注意したい。
カード券面のデザインだが、通常のTがデザインされたものでなく、自分のペットの写真をデザインできるTカードプラスPHOTOがある。愛犬家などは検討したいところだが、ペット以外に人が写りこんでいる場合はNGとなるケースがある点、さらに2年目以降のカード年会費がなぜか2,100円に増額される点に注意したい。
ポイントプログラムはJCB/VISA加盟店では200円利用で1ポイント(1円)となり、ポイント還元率では0.5%となる。Tポイント加盟店ではポイントは上乗せされ、例えばツタヤでは100円利用で1ポイントと2倍になり、来店ポイントで1ポイントが獲得でき還元率で3%まで上昇する。さらに誕生月にはレンタル料金が半額となるなど映画好きには堪らなくお得だ。その他、ネット宅配レンタルのツタヤDISCASや、テレビをネット接続してオンデマンドで映画を視聴できるツタヤTVでもポイントは2倍、ツタヤ以外にもカメラのキタムラ、日用品を買えるファミマ・マルエツ、ガスト・バーミアンといったファミレス、エネオス・ニッポンレンタカーといったカーライフ関連、ミニミニ・アート引越しまで提携店は実に幅広い。ただし、カードのポイント数に1年間増減がないと失効するため注意したい。
次に、下図で映画エンタメ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にレンタル店・映画館)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を映画エンタメに費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で一番左の"Tカード プラス"を他社比較すると、数百円ではあるが2年目以降は年会費が発生する。他社カードでは1,000円超であることを考えれば安価とはいえなくもない。ただ、年会費は年間5万円の利用額に達することができれば年会費は無料となる。特にハードルが高い条件でもないが、他社のシネマイレージカードが年1回の利用で無料、JOLLIOSカードが公共料金の何れかの引き落としで無料という点を鑑みると、若干だが条件面での不満はある。
また、基本のポイント還元率は0.5%で他社カードと横並びだが、特別還元率(このカードの場合はツタヤでの利用)なら最大で2.0%まで上昇する。ただし、そのためにはツタヤで利用するのはもちろん、1回で1,000円以上の利用が必要になる点に注意したい。また、他社カードと比較すると大きな差があるようにも感じるが、Tポイントが上乗せされる提携各社の数を考えれば、明らかにTカードプラスの方が有利ではある。また、電子マネーのEdyはカード本体には搭載されていないが、200円利用で1ポイントが貯まる。Edy利用・チャージはポイント付与対象外となるのが主流となる中で、ほぼ現金に近い電子マネーの利用でポイントが貯まるのは大きい。
結論としては、ポイント還元率で特に優れているわけではないが、ポイントが上乗せされる提携店舗数が他社カードを圧倒しており、利便性を考えればかなりオススメできるカードだ。ただ、大半の店はツタヤほどではなくポイント還元率では1%に留まる。それを考えれば、他の還元率が1%を超えるカード(ジャックスリーダーズカードなど)を選択するのもアリだ。また、ポイントではなくマイルを選択するなら、年会費を度外視すればマイル還元率で1.5%を超えるカードも存在する。Tカードプラスは一定程度は薦められるが、ツタヤを相当程度利用しないのであれば、メインカードに据えるのは考えものだ。