東京スカイツリー東武カードPASMO/ 映画鑑賞・エンタメでの割引・ポイントでのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 東京スカイツリー東武カードPASMO
- 優待店:
- 東京スカイツリータウン等
- 年会費:
- 1,050円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- 東部グループ各店・東京ソラマチで特典等
- 入会ボーナス:
- パスモオートチャージで500ポイントプレゼント
東京スカイツリー東武カードPASMOは東武線ユーザーなら必携か!?
東京スカイツリー東武カードPASMOは、東京スカイツリー開業で東武鉄道を中心とした東武グループが発行するカードだ。VISA加盟店でポイントが貯まる他、東京スカイツリータウン・東武百貨店・東武トラベルといった東武の冠が付くグループ各店ではポイントがアップする。また、PASMO・定期券と一体化しており定期券の購入でもポイントアップができ、PASMOのチャージでもポイントが貯まる。ほぼ現金に近いパスモでもポイントが貯まるのは大きい。
まずポイントプログラムだが、基本はVISA加盟店での1,000円で1ポイント(5円相当)となり、ポイント還元率では0.5%となる。PASMOをチャージしても同様のポイント率となるが、オートチャージに限定されるため忘れずに申し込みで設定しておきたい。交通系では東武鉄道の定期券であればポイントが2倍の1%になる。
その他の優待店では、カード名称にもある東京スカイツリーのお膝元のスカイツリータウンでのポイント率は2%、東武トラベルで2%となる。東武百貨店は基本は3%だが、年間で50万円以上の買い物をすると次年度から7%までポイント率が上昇と、東武線ユーザーには嬉しい特典が多い。ただ、貯めたポイントは他社ポイントに交換はできず、東武グループで利用できる商品券(有効期限は6ヶ月)にしか交換できない。さらに、貯めたポイントの有効期限は1年と短く、次年度以降に繰り越されることはない。さらに商品券に交換できない1,000単位以下のポイントは無効と非常に厳しい。商品券を使いこなせるか、ポイントは1年置きに必ず消化する必要がある点にデメリットといえよう。
次に、下図で映画エンタメ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にレンタル店・映画館)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を映画エンタメに費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で右から3番目の"東京スカイツリー東武カードPASMO"を他社比較すると、年会費は1,000円前後と平均的な額になっている。ただし、初年度は年会費が無料で2年目以降も年間10万円以上の利用があれば、年会費は無料になる(正確には年会費は引き落とされるが年会費分のポイントが付加される)ため、実質は年会費無料に近い。10万円には定期代・パスモチャージも含まれるため、普通に使っていれば年間10万円をクリアするのは容易なはずだ。
ポイント還元率は基本の0.5%は他社と横並びの数字だが、特別還元率(このカードの場合には東武グループでの買い物)なら2%のため上々の出来といえる。さらに、東武百貨店での買い物で年間50万円を超えれば7%になるため、さらにポテンシャルは高いといえそうだ。入会ボーナスも無いよりはマシという額だが、入会ボーナスが存在しない映画エンタメカードが多い中では貴重といえる。各シミュレーションでも、一部の突出したカードを除いてはなかなかの数字になっている。
結論としては、東武線ユーザーに加えて、東武百貨店・東武ストアを頻繁に利用している人ならポイント率も上々で、パスモでポイントを得られるのもお得で使い勝手がよく薦められそうだ。その一方で、貯めたポイントが東武グループの商品にしか交換できないため、居住地・勤務地等の近辺に東武グループ店がない人にはオススメできない。旅行などで少々、スカイツリーに行く程度であれば、記念にはなるが、カードを保有するメリットは受けられないため薦められない。