ぴあカード/ 映画鑑賞・エンタメでの割引・ポイントでのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ぴあカード(ぴあ CARD)
- 優待店:
- チケットぴあ等
- 年会費:
- 4,104円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- チケットぴあの利用時に会員割引・先行予約等
- 入会ボーナス:
- 初年度の年会費無料
ぴあカードは是が非でも行きたいコンサート・ライブがあれば!
ぴあカードは、チケットぴあの予約などで特典があるカードで、発行ブランドはJCBかニコスのVISA/マスターカードから選択できる。どのブランドにするか迷うかもしれないが、ポイント還元率が同じなら国内での優待・サービスが充実しているJCBが良いだろう。他方で海外でも利用するならJCBはハワイ以外では心もとないため、VISAかマスターカードが良いだろう。
年会費は発行ブランドに関わらず同額だが、年会費4,104円(税込み)とゴールドカードでもないノーマルカードでは破格の高さになっている。これは通常のカードの年会費に加えて、ぴあのプレミアム会員の会員費が上乗せされているためで止むを得ないだろう。
カード会員になると得られるメリットは幾つかあるが、その中で1番大きいのは会員限定のチケットの先行予約だろう。かつてはカードが手元に届くまで先行予約ができなかったが、「即!いち早」というサービスにより改善されている。今ではカードの発行を待たずにプレミアム会員限定の「いち早プレリザーブ」で最速抽選でチケットの申込が可能となった。
それ以外に大きい特典は「抽選の当選確率がアップ」する点だろう。先行抽選に外れて追加抽選に臨むと当選確率が自動的にアップする仕組みだ。その他に一部のチケットに会員割引が適用される点、チケット配送料の優待、会員限定の試写会への招待など、とかく映画エンタメ系のチケットの特典が充実している。地味にセブン・ファミマなどのコンビニでのチケット発券手数料の108円が無料になるのも良い点だろう。もちろん、クレジットカードの利用で1000円で1ポイント(5円分)で還元率0.5%で貯まる。
次に、下図で映画エンタメ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にレンタル店・映画館)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を映画エンタメに費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で左から3番目の"ぴあカード"を他社比較すると、まず年会費は他社カードよりも明らかに高額だ。ノーマルカードではジャパンアーツの夢カードに次ぐ額だ。さらに上図で※印が記載されているものは、年間利用額等で年会費が無料になる条件が設定されているが、このカードには年会費が無料になる条件は存在しない。ぴあで年間10万円分のチケットを購入すれば、といった条件が付いていてよさそうなものだが。。。
また、ポイント還元率も他社と横並びで、特別還元率(ぴあでのチケット購入にポイントアップ)といった特典も存在していない。必然的に年間50万円程度のカード利用では年会費は相殺できない。年会費を相殺するには、最低でも年間で約80万円の利用が必要になる。ライブ・コンサートのチケットを押しなべて約1万円とすると、コンサートに80回は行く必要があり不可能に近い。日用品の決済に利用すれば不可能な数字ではないが、ポイント還元率からして得な方法とは言い難い。やはり、ぴあの特典に魅力を感じるかが焦点となる。
結論としては、何が何でも行きたいコンサート・ライブがあり、そのチケットが欲しい人は先行予約のためにカード保有するのはアリだ。それでも抽選ということを考えれば、必ずしも目当てのチケットが取れるわけではないが。。。試しに保有してみて、プレミアム会員の先行予約(抽選)に応募してみるのもアリだ。それでも人気が過熱していて目当てのチケットが取れないようであれば、持つ価値なしと解約するのも1つの手だろう。さすがにアーティストによってはプレミアム会員でも購入できないものもあろうが、一般申し込みをするよりも当選確率が高いことを確認して各人で価値を判断するといいかもしれない。