Lencoreカード(エルアンコールカード)/ 映画鑑賞・エンタメでの割引・ポイントでのお得度の比較

Lencoreカード(エルアンコールカード)
オススメ度:
3
名称:
Lencoreカード(エルアンコールカード)
優待店:
ローソンチケット等
年会費:
1,575円
ポイント率:
0.5%
特典:
ローソンチケットのコンサートの会員割引・先行予約等
入会ボーナス:
-

Lencoreカードはローソンチケットを利用したい人であれば悪くはない!

Lencoreカード(エル アンコールカード)は、コンサート・ライブからスポーツ観戦・映画まで予約できるローソンチケットで会員割引・先行予約ができる特典があるカードだ。カードを保有することで、ローソンチケットで最も優遇されるエルアンコール会員の資格が獲得できる。同会員は通常は年会費1,575円が発生するため、年会費を払うぐらいならカードを保有して年会費を支払う方が、ポイントも獲得できる分だけお得とも考えられる。

Lencoreカード(エルアンコールカード)会員種別及び各種特典

まずカードには2つのタイプがあり、選択することになる。未確定情報ではあるが、黒の方のカードタイプ2を選択するとリボカードとなるようで、引き落としに無駄に利息が課されるようだ。入会の際には単にデザイン違いと考えずに、慎重に入会した方が賢明だろう。

さて、ローソンチケット関連の特典だが、チケットの先行予約を最も高いレイヤーで申し込むことができる。ローソンチケットは特殊なシステムを採用しており、一般発売~PC携帯~携帯のみ~エルアンコールでPC・携帯から予約可能という順になっている。また、他の映画エンタメ系カードと同様に会員限定のコンサート・ライブが用意されている他、会員限定のプレゼントのチャンスもある。また、ポイント基本はVISA/JCBの加盟店では200円で1ポイント(1円)で還元率0.5%となる。さらに年間利用額に応じてポイントがアップする仕組みで、50万円以上で10%増しとなる。ネットショッピングなら最大20倍にまでなる。ただし、ローソンチケットではポイントアップが存在しない点は微妙だ。

次に、下図で映画エンタメ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にレンタル店・映画館)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を映画エンタメに費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。

名称 Tカード
プラス
シネ
マイレージ
ぴあ
JCB
jollios
JCB

一般

ゴールド
Lencore
カード
ディズニー
一般
ディズニー
ゴールド
東京
SkyTree
デザイン ツタヤTカード プラス シネマイレージカード ぴあJCB CARD jollios JCB card ジャパンアーツ夢 一般カード ジャパンアーツ夢 ゴールドカード Lencoreカード ディズニーJCBカード ディズニーJCBゴールドカード 東京スカイツリー東武カードPASMO
年会費 525円※ 315円※ 3,990円 1,312円※ 4,312円 10,500円 1,312円 2,100円※ 13,650円 1,050円※
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 1.0% 0.5%
特別
還元率
2.0% 16.6%※ - 14.0% - - 10.0% 0.5% 1.0% 2.0%
入会
ボーナス
- - - P1,200 - - - P2,000 P10,000 P500
電子
マネー
Edy※ - - Quick - - - - - PASMO
1年50万 \2,500 \2,500 -\1,490 \2,500 -\1,812 -\8,000 \1,175 \400 -\11,150 \1,450
優待店
1年10万
\2,000 \16,600 -\3,490 \14,000 -\3,812 -\10,000 \8,425 -\1,600 -\12,650 \2,000
1年50万
+10万
\4,500 \19,100 -\990 \16,500 -\1,312 -\7,500 \12,175 \900 -\10,150 \3,450
映画・エンタメで得するカードの比較表(Tカードプラス・シネマイレージカード・ぴあJCB・jollios jcb・夢一般カード・夢ゴールドカード・Lencoreカード・ディズニー一般・ディズニーゴールド・東京SkyTreeカード)

上図で右から4番目の"Lencoreカード(エルアンコールカード)"を他社比較すると、年会費は一般的なクレジットカードと同額の1,312円だが、数百円単位のカードがあることを勘案すると安価ではない。また、上図で※印があるカードは年会費が無料になる条件はあるが、このカードは無料条件が存在しない。その意味では物足りない感は否めない。

基本のポイント還元率は0.5%と他社と横並びだが、ほぼ他社の映画エンタメ系カードには無い年間利用額のボーナスが存在する。また、特別還元率(このカードの場合はセディナビ経由のネットショッピング)では10%となかなかの数字になる。ただし、前述した通りローソンチケットでのチケット購入ではポイントは上乗せされない。年間50万円利用なら年会費は無料にでき、セディナビ経由のネット通販でも10万で十分に年会費が相殺できる。数字面では悪くはない。

結論としては、ローソンチケット購入でポイントは貯まらないが、ローソンチケットを利用したい人であれば悪くはないカードだ。年会費を相殺しようとすると年間で約25万円が必要になるが、電気・ガス・水道・携帯料金などの公共料金の支払いを集約すれば難しくはない数字のはずだ。また、同じくチケット予約で有利になる「ぴあカード」よりも年会費が安いのもポイントの1つといえよう。