シネマイレージカード/ 映画鑑賞・エンタメでの割引・ポイントでのお得度の比較

シネマイレージカード
オススメ度:
4
名称:
シネマイレージカード
優待店:
TOHOシネマズなど
年会費:
315円※年1回の利用で無料
ポイント率:
0.5%
特典:
TOHOシネマズで6回映画を見れば次の1回は無料等
入会ボーナス:
-

シネマイレージカードは映画好き・TOHOシネマズ利用者には必携の1枚!

シネマイレージカードは、TOHOシネマとセゾンが提携して発行するクレジットカードで、発行ブランドはマスターカードかアメックスで選択できる。ただし、マスターの年会費315円に対して、アメックスを選択すると年会費が3,150円に増額されるうえ、アメックスは年会費無料条件も存在しないため、特に海外旅行保険などが不要であればマスターカードを選んだ方がお得だ。

シネマイレージカードのスタンプラリー・シネマイレージなどのポイント特典

まず、このカードで1番大きい特典が、TOHOシネマズで6本の映画を見ると次の7本目の映画が無料となる点だ。カード会員である限り有効期限が無期限なのも有難い。ただし、さらに類似サービスはワーナーマイカルのポイントカードでも展開されている(6本を見ると7本目が無料)。また、鑑賞した映画の上映時間に応じてシネマイレージが貯まる。1分で1マイルとなり、1,000マイルでポップコーン等に交換できる。おおよそ映画8本を視聴すれば交換できる計算で、鑑賞無料と加えて7~8回目の映画鑑賞の際には大きなお得感が得られることになりそうだ。ただし、これらのサービスはクレジット機能がないカードにも付帯しており、クレジットカードを増やしたくない人はポイントカードを選択する手もある。

クレジット機能ありのカードでなければ得られないのがポイントプログラムだ。マスターカード加盟店では1,000円利用で1ポイント(5円)となりポイント還元率では0.5%となる。特に高い還元率でもなく、この面でのメリットは薄い。ネットショッピングでポイントを倍にするか、西友リヴィンでの5%割引の方がメリットは大きい。

次に、下図で映画エンタメ関連で得するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主にレンタル店・映画館)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、10万円を映画エンタメに費やした場合、それらの両方を満たした際にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。

名称 Tカード
プラス
シネ
マイレージ
ぴあ
JCB
jollios
JCB

一般

ゴールド
Lencore
カード
ディズニー
一般
ディズニー
ゴールド
東京
SkyTree
デザイン ツタヤTカード プラス シネマイレージカード ぴあJCB CARD jollios JCB card ジャパンアーツ夢 一般カード ジャパンアーツ夢 ゴールドカード Lencoreカード ディズニーJCBカード ディズニーJCBゴールドカード 東京スカイツリー東武カードPASMO
年会費 525円※ 315円※ 3,990円 1,312円※ 4,312円 10,500円 1,312円 2,100円※ 13,650円 1,050円※
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 0.5% 1.0% 0.5%
特別
還元率
2.0% 16.6%※ - 14.0% - - 10.0% 0.5% 1.0% 2.0%
入会
ボーナス
- - - P1,200 - - - P2,000 P10,000 P500
電子
マネー
Edy※ - - Quick - - - - - PASMO
1年50万 \2,500 \2,500 -\1,490 \2,500 -\1,812 -\8,000 \1,175 \400 -\11,150 \1,450
優待店
1年10万
\2,000 \16,600 -\3,490 \14,000 -\3,812 -\10,000 \8,425 -\1,600 -\12,650 \2,000
1年50万
+10万
\4,500 \19,100 -\990 \16,500 -\1,312 -\7,500 \12,175 \900 -\10,150 \3,450
映画・エンタメで得するカードの比較表(Tカードプラス・シネマイレージカード・ぴあJCB・jollios jcb・夢一般カード・夢ゴールドカード・Lencoreカード・ディズニー一般・ディズニーゴールド・東京SkyTreeカード)

上図で左から2番目の"シネマイレージカード"を他社比較すると、他社の映画エンタメ系のカードと比較すると、最安値で数百円レベルではあるが2年目からは年会費が発生する。ただし、年1回のカード利用で年会費が無料になるため、実質は年会費無料に限りなく近いといえる。他社カードでは年会費を無料にするには、年間利用額が5万円以上や公共料金の引き落としが必要となる点を考えれば、条件は非常に緩いといえる。また、重ねてになるが、マスターカードではなくアメックスを選択すると年会費が10倍、さらに年会費が無料になることもないため注意したい。

基本のポイント還元率は0.5%で他社カードと横並びだが、特別還元率(このカードの場合はTOHOシネマズで7回目鑑賞無料)ではトップの16%となる。カード本来の利用で得られるポイント還元率ではないが、6回の映画鑑賞(一般料金1,800円の6回分)で1,800円がお得になると計算すれば、かなり有利な条件であることは間違いない。

結論としては、お得さからTOHOシネマズを利用している人なら必携の1枚といえそうだ。クレジットなしのカードでも、セゾンのポイント以外には同様のサービスが受けられるため、クレジットなしのカードを選択するのもアリだ。ただし、クレジットなしの場合でも年会費300円が発生し、クレジット機能がないため年会費無料条件も存在しない。その意味ではクレジットありを選んでおいて、年1回は映画終わりの飲食代の決済にでも使うようにした方が年会費も無料になり、ポイントも貯まり賢明といえそうだ。