NISHITETSU TRAVEL VISA CARD/ 旅行代理店での割引・ポイントによるお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- NISHITETSU TRAVEL VISA CARD(西鉄トラベルVISAカード)
- 旅行会社:
- 西鉄旅行(NISHITETSU TRAVEL)
- 年会費:
- 1,312円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- 西鉄旅行の旅行パック・主催ツアーが3%割引等
- 入会ボーナス:
- 3,000円分のギフトカードをプレゼント
西鉄トラベルVISAカードは3%割引を加味すれば他カードよりお得!
西鉄トラベルVISAカード(NISHITETSU TRAVEL VISA CARD)は、旅行会社の西鉄旅行が発行するカードだ。日常の買い物でもVISA加盟店であればポイントが貯まる他、西鉄旅行の旅行パッケージ・ツアーなどであればポイント上乗せに加え割引がある。さらに同社は西鉄グループの一員でもあるため、他の西鉄の冠が付くグループ各店で優待割引を受けられる。
まず年会費だが、他カードにも存在する年間利用額での無料条件があり、このカードの場合は10万円の決済で無料となる。加えて西鉄カードの場合には携帯・電気料金の支払いでも無料になる。西鉄旅行の営業エリアでもある西日本の電力会社(九州・中国・沖縄電力)が対象となる。
ポイントプログラムについては、基本は1,000円の利用で1ポイント(5円)が貯まりポイント還元率では0.5%となる。このポイントは西鉄のポイントではなく、VISAのワールドプレゼントポイントのため、貯めたポイントは各種賞品・マイル・電子マネー等と交換することになる。残念ながら西鉄旅行の割引には使用できない。その西鉄旅行の支払いに関しては、ポイントが3倍で還元率が1.5%となるのに加えて、自社パッケージのみちくさ・ハッピーツアーであれば3%割引にもなる。ハッピーツアーは海外旅行ツアーの総称だ。ポイント以外には、西鉄ホテル・西鉄エムテックの料金割引の他、西鉄パレスのボーリングや西鉄ゴルフセンターの打ちっ放しの料金が割引される特典がある。
次に、下図で旅行会社が発行するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に発行する旅行代理店)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それに10万円の旅行を追加した場合、さらに年間20万円を旅行だけに費やした場合においてポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で一番右の"西鉄トラベルVISAカード"を他社比較すると、年会費は無料ではないが平均的な金額といえる額だ。ただ、前述した通り年間利用額10万円で無料になる。この条件はHISの年間10万円と同額、近畿日本ツーリストの5万円よりも厳しいが、電気代が月5千年程度なら近ツリよりも条件は緩いとも考えられる。また、ポイント還元率では基本の0.5%は他社と横並びで、特別還元率(このカードの場合は西鉄旅行で利用した場合)でも他社と横並びではある。
しかし、同社のハッピーツアーなどを購入すれば3%割引になるため、還元率は4.5%ともいえる。ちなみにJTB旅カードの6%はJTBで旅行を購入した場合でなくネットショッピング利用の場合で、純粋に旅行会社でカードを利用した際に得する金額でいえば、このカードは旅行会社系カードでは最優秀だ。
結論としては、西鉄旅行を利用する人で、年会費無料条件を満たせるならオススメだ。特に3%の割引による得が大きい。ただし、ハッピーツアー・みちくさシリーズでなければ割引にならないため、同ツアーを利用しないならメリットは半減する点に注意したい。また、西鉄旅行以外では0.5%と大した還元率ではなく、年会費が無料になる電気代は除いても、他の飲食費・公共料金まで集約するのは考えものだ。あくまで西鉄旅行専用のカードとして運用した方が、賢い選択といえそうだ。