日通旅行旅かセレクトカード/ 旅行代理店での割引・ポイントによるお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- 日通旅行旅かセレクトカード(日通旅行たびかセレクトカード)
- 旅行会社:
- 日通旅行(NIPPON EXPRESS TRAVEL)※日本通運
- 年会費:
- 1,312円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- 日通で10万円を利用毎に1,000円プレゼント等
- 入会ボーナス:
- -
日通旅行旅かセレクトカードは旅行代が10万円を超えられなければ・・・
日通旅行旅かセレクトカードは、旅行会社の日通旅行とUCが発行するカードだ。日常の買い物でもポイントは貯まるが、日通旅行のポイントではなくUCの永久不滅ポイントが貯まる。日通旅行でのカード利用額が10万円を超えるごとに1,000円分の旅行券が貯まるのみだ。あくまでUCカードに利用額による日通旅行の旅行券プレゼントが付帯したと考えるべきだ。
まず年会費だが、初年度は無料だが2年目以降は1,312円が発生する点に注意したい。ただし、このカードを日通旅行で年1回でも利用すれば年会費は無料となる。この点、日通旅行で年1回でスーパー等では無料条件を満たさない。
そしてポイントプログラムについてだが、1,000円の利用で永久不滅ポイントが1ポイント(5円)が貯まり、ポイント還元率は0.5%となる。永久不滅ポイントはJTBやクラブツーリズムのポイントには交換できるが、日通旅行のポイントには交換できない。その代替なのか、日通旅行で10万円を使用すると1,000円の旅行券が獲得でき、還元率1%となる。その他、他の旅行会社系のカードと同様に海外旅行保険が自動付帯、国内旅行は利用付帯で航空券等の決済が必要だが付帯されている。会員限定チケット・会員誌(有料)もあるが、使い勝手には疑問が残る。
次に、下図で旅行会社が発行するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に発行する旅行代理店)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それに10万円の旅行を追加した場合、さらに年間20万円を旅行だけに費やした場合においてポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で右から2番目の"日通旅行旅かセレクトカード"を他社比較すると、前述した通り年会費は1,312円が発生するが、その額は他カードと比較しても決して高額ではない。また、他社カードの年会費が無料になる条件はHISの年間10万円、近畿日本ツーリストの年間5万円で、このカードの年1回でも日通旅行を利用すれば年会費が無料になる条件の方が、金額を考慮しなくて良い分だけ有利ではある。
一方でポイント還元率では特に目立った点はない。特別還元率(このカードの場合は日通旅行で使用した場合)でも、永久不滅ポイントが0.5%貯まり、日通旅行の旅行券が10万円毎に得られることを合算すれば1.5%となり、他社カードと横並びの数字となる。各シミューレションでも取り立てて目立った数字はない。
結論としては、年1回でも日通旅行を利用するなら保有しても損はないが、特別にお得というわけでもないカードといえる。それも日通旅行で旅行券が獲得できるのは利用額が10万円を超えた場合となるため、10万円を超えられなければ、ポイント率は大幅減となり、明らかに他社カード、もしくは高還元率の他のクレジットカードを利用した方が得だ。お得になる使用条件が少し厄介な感も否めず、あまりオススメできない1枚と言えそうだ。