ビックカメラSuicaカード/ 家電量販店の割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ビックカメラSuicaカード
- 年会費:
- 無料(年1回の利用が条件)
- 優待店:
- ビックカメラ各店
- 通常ポイント:
- 100円 → 1.0円割引(1%)
- 優待ポイント:
- 100円 → 10円割引(10%)
- ボーナス:
- -
ビックカメラSuicaカードはビックカメラ発行のカードでは最もオススメ!
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラのポイントカードに、JR東日本のビューカードSuicaが付いたカードだ。家電量販店系のクレジットカードの中では、唯一のSuica一体型のカードだが、定期券と一体化はできないため注意したい。定期券と一体化できるのは「ビュー・スイカ」「ビュースイカ(リボ)」「ルミネ VIEWカード」「アトレクラブ ビューSuica」のみとなっている。以下、家電量販店で割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。
さて、このカードのメリット/注目すべきサービスは下記3点。
- ・ビックカメラでの買い物は、通常ポイントカードを超える10%のポイントがつく
- ・Suicaチャージ/ JR東日本の新幹線の切符等は1.5%分のポイント
- ・会員限定割引と海外旅行保険が自動付帯
逆に利用するに際してデメリット/注意点は下記3点。
- ・定期券と一体化はできず、定期との2枚持ちになる
- ・ビックポイントは2年間利用が無ければ失効/ビューポイントの有効期限は最長2年
- ・他社比較のシミュレーションでは、トップに近く優秀なカード(後述)
まずポイントについてだが、ビックカメラでの買い物は10%分のポイントが付くが、商品次第で10%以下となるため注意したい。ビック以外の買い物ではビックポイントとビューポイントの合計で1%分のポイント(実質1%割引)になる。また、Suicaチャージ・新幹線の切符・定期などは1.5%のポイントが付く。家電量販店系カードで家電量販店以外で、これほどの特典があるのは稀有だ。
ただし、ビックポイントは最終利用から2年、ビューポイントは利用如何に関わらず有効期限が最長2年となっている点に注意したい。こまめにビックポイントに移しておくのが賢明だろう。
次に、他社カードと年会費・ポイントの割引換算に加え、年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、左記から年会費を差し引いた割引額を比較した。各家電量販店での買い物はポイント優待かボーナスが存在するため、その点も加味した。年会費も考慮したポイントによるキャッシュバック額は下記の式で計算した。
ポイントによるキャッシュバック額=
(50万×ポイント還元率)- 年会費
上記に家電量販店の買い物を考慮= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)
上図の通り「ビックカメラSuicaカード」は他カードと比較すると、ビックでのポイント還元率は他店カードと同じだが、ビック以外でのポイント率は優秀だと分かる。ビック系の他カード比較すると、ビックJMB WAONにはクレジット機能が無いため、最も優秀なカードといえなくもない。一方で、それ以外の家電量販店と比較すると、ヨドバシカメラで利用できる「ゴールドポイントプラスカード」に劣るのが分かる。家電量販店のみの10万円の買い物なら1,000円、20万円なら2,000円の差がある。さらに、両者共に電子マネー対応のため、ゴールドポイントプラスカードの方が優秀には見える。しかし、ビックカメラSuicaはチャージに1.5%還元だが、ゴールドポイントはSuicaは1%、Edyは0.5%還元のためビックの方が電子マネーでは有利といえる。
結論としては、ビックカメラのユーザーなら最もオススメできるカードだ。仮にスイカが不要だとしても、ビック以外では使用しないカードだとしても、ポイントが効率的なのは間違いない。一方で、どの家電量販店をメインに利用するか悩んでいる人は、前述のヨドバシの「ゴールドポイントカードプラス」も要検討だ。ポイント率もあるが、Suicaで1%還元・Edyで0.5%還元と、電子マネーのどちらにも対応している点がある。このカードでEdyを利用し、SuicaはモバイルSuicaを利用すれば、電子マネーでも漏れなくポイントを貯められる。両方の電子マネーを利用するなら、ヨドバシで決まりだ。ヨドバシが嫌い、ヨドバシが近所に存在しなければビックSuicaで決まりだ。