ケーズデンキ あんしんパスポート/ 家電量販店の割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- ケーズデンキ あんしんパスポート
- 年会費:
- 無料
- 優待店:
- ケーズデンキ各店
- 通常ポイント:
- -
- 優待ポイント:
- -(利用額の5.0%割引)
- ボーナス:
- -
ケーズデンキ あんしんパスポートは保有した方が得だが・・・
ケーズデンキあんしんパスポートは、昔はケーズデンキでの買い物で利用額の5%分のポイントが貯まるカードだった。それがポイント制度は廃止され、今は現金値引きが受けられるカードに変更された。主目的は変更されたが、クレジット機能が無い点やケーズデンキ以外での買い物では使い道がない点は据え置きだ。以下でケーズデンキのカードのメリット・デメリット、さらに他のカードと比較して得か?必要か不要か?を考えてみる。
さて、このカードのメリット/注目すべきメリットは下記3点が挙げられる。
- ・ケーズデンキの買い物はレジで5%割引
- ・3~10年の長期保証
- ・購入商品のお調べサービス
逆に利用するに際してのデメリット/注意点は下記3点がある。
- ・クレジット機能がない
- ・値引き交渉後には5%割引はされない
- ・他社比較のシミュレーションでは、お得度は低くワーストレベル(後述)
まず割引についてだが、あんしんパスポートをレジで提示すればケーズデンキでの買い物は5%の割引が受けられる。どんな商品でも値引率は一律で5%のため、普通は値引きできない商品(値引きするまでもない商品)も安くなる。他のビックカメラ・ジョーシンなどでは、ポイントカードを提示して自社が発行するクレジットカード以外で支払うとポイントが2%減らされる。その点、ケーズデンキなら支払いをクレジットカードにしても5%割引されるため、マイレージや他のポイントを貯めている人には朗報といえる。ただ、他の家電量販店カードはポイント還元率が10%~11%が主流のため、5%割引だけではお得感はない。他のクレジットカードのポイント還元率を加味しても10%には届かないため、値引き交渉で安心パスポートとは別に5%以上の値引きができないと得とはいえない。
ポイント以外のメリットには、3~10年の無料保証がある。しかし、他社のように修理の受け付けから、無料で自宅まで商品を引き取りに来てくれるわけではない。あくまでメーカー保証内容の延長というだけのため、その点で他社には劣る。その他に購入した商品をデータ保存してくれる「購入商品のお調べサービス」がある。プリンターのインク・フィルター・蛍光灯等の型番やサイズをメモるのを忘れても、カードさえあれば同じ商品が購入できる。こちらは純粋に便利なサービスだろう。
次に、他社カードと年会費・ポイントの割引換算に加え、年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、左記から年会費を差し引いた割引額を比較した。各家電量販店での買い物はポイント優待かボーナスが存在するため、その点も加味した。年会費も考慮したポイントによるキャッシュバック額は下記の式で計算した。
ポイントによるキャッシュバック額=
(50万×ポイント還元率)- 年会費
上記に家電量販店の買い物を考慮= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)
上図の通り「ケーズデンキ あんしんパスポート」は他の家電量販店系のカードと比較したが、ポイント制度ではないため一律に比較はできない。ただ、他社のカードは自社での買い物であれば10%近いポイント還元率となるため、ケーズに割引があったとしても見劣りする感は否めない。さらにクレジット機能が無いためポイントを貯めて高額商品を狙うとった使い方もできない。ポイントの有効期限が無いため油断してポイント失効する可能性はないが、それがメリットとはいえないだろう。また、全ての電子マネーにも当然ながら非対応で、ポイントカードをアプリにインストールしても他社のような使い勝手の良さはない。
結論としては、ケーズデンキで買い物するなら一応は得だが、特にオススメはできないカードだ。割引率が他社よりも低く、主な目当ては長期保証だけとなるためだ。もしもケーズに執着しないなら他の家電量販店カードを検討した方が賢明だ。ヨドバシのゴールドポイント、ビックカメラのビックSuicaがポイント率も高く、電子マネーでもポイントが貯められてオススメだ。特に各家電量販店での価格を比較するのが面倒な人などは、単純にポイント還元率が高いカードを選ぶことで得するため上述のカードも是非検討してほしいところだ。