Kawasaki KAZEカード/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- Kawasaki/KAZEカード
- 年会費:
- 4,462円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 1.5%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- -
Kawasaki KAZEカードはバイク乗り・ライダーには必携のカードか!
Kawasaki KAZEカードは、二輪車(バイク)のカワサキが発行するクレジットカードだ。JCB/マスターカードの加盟店の他にカワサキの正規取扱店での買い物でもポイントが貯まり、貯めたポイントは1ポイント=1円でキャッシュバック(Ponit Back)ができる。
もちろん、ポイントに応じた商品などへも交換可能だが、それよりも特徴的なのが、カワサキ・ライダーズクラブ「KAZE」の存在だ。同クラブでの特典で、会報誌・各種施設の優待割引だけでなく、メンバー限定の海外ツーリング企画・ロードサービス・会員限定の盗難補償保険などが設けられている。
まずポイントだが、JCB/マスターカード加盟店では1,000円で15ポイント(15円)で、カワサキの販売店なら30ポイント(30円)となる。還元率では前者が1.5%、後者は3.0%と非常に優秀な数値だ。キャッシュバックは5,000円から、商品との交換はポイント次第となる。ポイントは貯まりやすいが、有効期限は3年と短いため注意が必要だ。
ポイント以外の特典では、カワサキのKAZEメンバーとしての特典が大きい。まずはカワサキ車の最新情報・各種イベント情報のみならず、バイク用品やライディングウェアの紹介等も記載されている会報誌が届く点だ。次に各種施設の優待割引も、他のクレジットカードのようにホテル・レストランとありきたりな施設だけでなく、モトクロスコース・オートバイ輸送の割引などライダーには有難い特典がある。また、会員限定の盗難補償の保険では、盗難から一ヶ月後に発見されなかった場合にはカワサキの同種同型のバイクが提供されるという太っ腹な保険(一部の自己負担アリ)に加入できる。さらに、個人ではなかなか難しい海外でのツーリングパックが利用でき、北米大陸横断・ルート66を仲間とツーリングで楽しむことができる。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で一番右の"KAWASAKIカード"だが、バイク会社系のカードは少ないため自動車メーカー系のカードも併せて比較した。まず年会費だが、KAWASAKIカードの年会費自体は1,312円なのだが、モーターサイクルクラブKAZEの年会費が3,150円必要となるため、合計で4,462円となる。さすがにゴールドカードほどではないが、若干高額な部類に入るのは止むを得ないだろう。
ポイント還元率は非常に優秀で、群を抜いてお得なカードといえる。年間50万円分を利用すれば、KAZEのメンバー費を合算した年会費も簡単に元がとれる。また、ガソリン割引は付いていないが、ロードサービス・盗難保険がある。ただし、ロードサービスはトラブル発生時の搬送などは行ってくれるが、自動車メーカー系のカードとは異なり代替交通費用・宿泊費の補償まではしていない。さらに盗難保険は前述した通りの補償内容だが、無料ではなく有料となり、バイクが100万円程度なら3年補償で6万円と決して安価ではない点に注意したい。
結論としては、ポイント率が非常に優秀でオススメするカードだ。付帯する特典サービスには物足りない面もあるが、KAZEメンバーになると得られる特典はバイク乗りには相応の価値があろう。相対的に、かなり優秀なカードだ。自動車・バイク系のカードではない一般的なクレジットカードと比較しても、年間利用額ごとのボーナスこそ存在しないが、お得度では非常に優秀だ。バイク乗りの人口が年々減少している中で、非常に貴重で有益な1枚といえる。