BMW Diners Card(BMWダイナースカード)/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- BMW Diners Card(BMWダイナースカード)
- 年会費:
- 25,000円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.5%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- -
BMWダイナースカードはダイナースをフル活用できなければ厳しいか!
BMW Diners Card(BMWダイナースカード)は、BMWとダイナースクラブで発行しているカードで、ニコスで発行しているカードの年会費が5,000円程度で約4分の1という点、また発行ブランドがダイナースという点を鑑みれば、実質はBMWでゴールドの位置づけにあると言って過言ではない。
ただ、ダイナースの特典以外でカードの中身が大きく異なるわけではなく、BMWの正規ディーラー及びダイナース加盟店での買い物でポイントが貯まり、ポイントは新車・中古車の他、パーツ購入などでもキャッシュバックに利用できる。ポイントはマイレージなどに交換することも可能だ。
まずポイントプログラムだが、100円で1ポイント(1円相当)でポイント還元率では1.0%がベースで、600万円のNew X3 xDrive28iあたりを購入すると6万ポイントが貯まり、6万円のキャッシュバックを受けられる。ただ、その利用に際してはコールセンターに連絡する必要があるため、少し面倒ではある。また、買い物で年間100万円以上の利用をすると毎年BMWのオリジナルグッズがプレゼントされる。
ポイント以外の付帯するサービスでは、ホテルの優待割引があり、リッツカールトン・帝國ホテルといった高級ホテルで、宿泊費の割引の他に特別プランの提示、ウェルカムフルーツ、ワインのプレゼントといった特典がある。それ以外にも、ダイナースの海外旅行保険の自動付帯、提携するゴルフ場の優待割引、レストラン・上述以外のホテルの優待割引なども付帯されている。使い切れるかは疑問だが。。。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図の"BMWダイナースカード"を他社と比較すると、まず年会費が他社カードよりも一際高額になっている。他の自動車メーカーのゴールドカードと比較しても2倍に近い額だ。その年会費のわりにはポント還元率は高いわけではなく、他社よりも明らかに見劣りする数字だ。そのため、年間利用額が50万円程度では年会費のカバーもできない。やはり付帯するサービス・特典に2万円の年会費分の価値を見出せるかということだろう。BMWを購入するような、ある程度はキャッシュを持っている人は、ポイントなど気にするなということもあろうが。。。
結論としては、付帯するサービス・特典をフルに使いこなせる自信がある人は悪くないが、その他の人には年会費が高額で基本には薦められそうにない。特典面でも、ダイニングキャッシュバック(ダイナースの提携のレストランで20%の割引が受けられる特典)などをフルに利用しないと金銭的なメリットは厳しい。これなら提携レストランで年間10万円の食事をすれば年会費は相殺できる計算は立つ。
また、BMW車をカード払いで購入してポイントの大量獲得を狙っている人は、わざわざ年会費が高額なダイナースを選ばずに、ニコスのBMWカードを選んだ方がお得なのは間違いない。それでも、それが本当にお得か否かは、カード払いで0.5%のポイントを獲得するのと、正規ディーラー以外で0.5%以上のプライスダウンをしてもらうのと、いずれがお得かは見積もりを取って比較した方が賢明だ。