DAIHATSU TS CUBIC CARD セレクト/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- DAIHATSU TS CUBIC CARD セレクト
- 年会費:
- 2,625円
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 1.0%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- 最大5,000ポイント分をキャッシュバック
DAIHATSU TS CUBIC CARD セレクトは海外に年1回は渡航するか否か?
DAIHATSU TS CUBIC CARD セレクトは、ダイハツのムーヴ・タントといった自動車の購入・パーツ購入などのでポイントが貯まる他、VISA/JCB/MasterCardの加盟店での買い物でポイントが貯まる。他のトヨタ系のカードと同様に、電子マネーのQuickPay、ETCカード、関西の電車系の電子マネーのPiTaPa、JAF会員証とも一体化ができる。同系統のカードにレギュラー・ゴールドがあるが、レギュラーとの主な違いは海外旅行保険などの付帯があり、ゴールドとは空港ラウンジの他、優待割引店で差異がある。
ポイントについてだが、1,000円の利用で10ポイントが貯まり、その10ポイントはダイハツ車の購入なら15円としてキャッシュバックされる。しかし、車検・カー用品の場合には10円相当に減額され、さらに、電子マネーのチャージの場合には2,000円で5ポイントと4分の1まで減らされるため、一般加盟店でポイントを貯め、貯めたポイントは自動車購入費の補填にするのが常道となる。とはいえポイントの有効期限は5年と短く、自動車の買い替えサイクルを考えると厳しい面もある。
付帯するサービスは、無料のロードサービス(電話対応・宿泊費・代替移動の費用等の補償)がある。また、セレクトの冠が付くカードには海外/国内旅行保険が付帯している。対象者はカード保有者にのみ適用されるが、傷害疾病の他に携行品損害の補償もあるため、スーツケースの破損・ロストバゲージなどの際に役立つこともあろう。ただし、国内旅行は利用付帯となるため注意したい。また、ダイハツだけの特典で家具家電の通販「ディノス」のカタログが付いてくるが大きなメリットとはいえまい。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で左から4番目の"DAIHATSU TS CUBIC CARD セレクト"を他社と比較すると、まず年会費は安価な額ではあるが他社のノーマルカードよりも若干高額ともいえる。ポイント還元率に差は無いことから、やはり旅行保険の代金が付加されていると見るべきだろう。また、前述したようにポイント還元率は0.25%と低いが電子マネーが利用できる点は、一応は他社カードとの兼ね合いの中では有利ともいえる。ただ、ガソリン割引などは付帯しておらず、1年50万円利用では年会費が若干高額ということもあり、同じダイハツのノーマルカードはもちろん、他社カードにも劣る数字となっている。
結論としては、海外に年1回でも渡航する人で、これからダイハツ車を購入する人なら悪くは無い。ただ、車両の購入のポイントだけ稼いで解約したい人、年1回も海外旅行に行かない人であればオススメはできない。海外旅行保険も、特に危険な国・地域でなければ2~3千円で加入ができる。それも杞憂に終わることが多いことを考えれば、頻繁に海外に行くためスーツケースの破損が起こる可能性が高くなる場合か、治安に不安が残る国に行く場合にのみ主な活躍の場面はあると考えるべきだ(もちろん治安が良くても万が一の事故は起きうる可能性は否定できないが)。そう考えると、レギュラーでも十分といえる。