関西アーバン銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗数比較

オススメ度：

4

社名：

関西アーバン銀行

創業：

大正１１年（1936年）

本店：

大阪府大阪市中央区西心斎橋1丁目2番4号

展開地域：

大阪（近畿２府４県）

総資産：

４兆３,０６６億円（2012年現在）

自己資本比率：

9.9%

関西アーバン銀行は大阪府内でもネット申し込み定期預金をなら有利！？

関西アーバン銀行は、数々の合併を繰り返して誕生した銀行だが、2012年7月には起点となった銀行から数えて創業90周年を迎えた。また、三井住友銀行の完全子会社で、企業ロゴの上部にも三井住友銀行グループという表記を入れている他、三井住友銀行のATMも出金等の手数料が無料になるメリットがある。最近ではエコにも注力しているようで、エコ定期預金のリリースや２台だが電気自動車も導入したようだ。

他県の地方銀行と同様に、インターネット経由での申し込みで定期預金の金利をアップさせる商品（その分だけ銀行は人件費と手間を削減できる）や退職金運用プランとして定期預金のみと投資信託と組み合わせたプランを提示している。

特に後者だが、投資信託と組み合わせることで定期預金の金利が数倍に跳ね上がるが、これは投信購入時に銀行は手数料が利益として得られるのと、投信によっては売却後にも信託報酬として販売会社の銀行に利益が入るためだ。銀行側が如何にして儲けようと利用者には関係ない話だが、投資信託は商品によっては、明らかに預けた資産を削って分配金が出るだけの商品もある。商品の選択には十分に注意してほしい（投資信託の比較をご参照）

下図では、大阪府内の他行と、2012年現在の５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月６回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14％と0.16％に上昇する。ちなみに関西アーバンのカードローン比較はこちら

上図で、関西アーバン銀行の定期預金を比較したが、300万円未満の場合は、通常は0.03％という低金利だが、「ダイレクト定期預金」というインターネット・電話申し込み限定の定期預金を利用すれば、５年ものの金利は0.25％まで上昇しトップになる。300万円以上・1000万円以上の大口定期預金の場合も同様にトップだ。ただし、インターネット経由での金利アップを享受するには、いちょう並木支店というネット専用支店での口座開設が必要になるため注意したい。一方で、退職金で定期預金を組む場合、各銀行で金利上乗せ期間が異なるが、計算するとりそな銀行が最もお得となる（年利換算で、りそなが0.5％、関西が0.37％、池田泉州が0.33％となるため）さらに注意点として各種手数料が高額という点がある。ただでさえ同行のATM数は少ないうえに時間外手数料はキッチリ徴収される。

結論としては、大阪府内でインターネット経由で定期預金を組むならオススメだ。インターネット経由で申し込んでも、いざ不便があれば店頭に行くことができ、その点でネット専業の銀行とは異なる。しかし、ネット経由で申し込むことに抵抗を感じる人（金額が大きくなれば不安も出てくるだろう）は、店頭で大口定期預金を組む際に最も高金利となる池田泉州・りそな銀行を検討したい。また、各種手数料が逐一徴収される可能性があるため、メインバンクではなく資産運用専用の銀行と割り切って利用するのも手だ。

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