アメリカンホームダイレクト しまったくん☆こまったちゃん/ 学生・こども総合保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

オススメ度：

1

保険会社：

アメリカンホームダイレクト

名称：

しまったくん☆こまったちゃん（こども総合保険）

補償範囲：

ケガ・病気

育英費用：

-

賠償責任：

5,000万円

特徴：

親子のしまった、こまったに応える保険です

アメホ しまったくん☆こまったちゃんは幾つかの物足りない面があり・・・

※アメリカンホーム保険は新規の保険の募集を停止しています
アメリカンホームダイレクトは米国に本社を置くAIGグループの一員で、こども総合保険の他に各損害保険を主にネット経由で販売している。以下、同社のこども総合保険「しまったくん☆こまったちゃん」の概要を記載し、他社と補償内容・保険料等で比較する。

補償範囲はケガ・病気により死亡すれば死亡保険金、入通院すれば入院日額・通院日額が受け取ることになる。第三者にケガ・損害を与えた際の補償である個人賠償責任補償も付帯している。ただし、他社と異なり、扶養者（両親）が死亡した後の生活費になる育英費用保険金、特定感染症で死亡した際の葬祭費用、子供が遭難した場合の救援者費用などは付帯していない点に注意したい。

保険料は各保険金の上限が異なるＡ・Ｂ・Ｃプランによって分かれる。上限が異なるとはいえ、主に入院日額・通院日額といったケガの補償だけが変動するため、保険料が最安のＣプランでも十分といえるだろう。

下図では各社の「こども総合保険」を補償範囲・死亡保険金・入院日額・通院日額・育英費用・個人賠償責任の上限額を比較した。

さらに個人賠償に関しては示談交渉サービスの有無、葬祭費用・救援者費用の有無と金額も併せて記述した。保険料面では、各社のプランの中で最もスタンダードなものを採用し、月額・年額に加え６年間（小学校６年間・中高６年間）の場合でも比較した。

上図で真ん中のアメホ こども総合保険（しまったくん・こまったちゃん）だが、前述したＣプランで補償内容と保険料を他社比較している。この保険はケガ・病気の両方を補償対象とするが、まず死亡保険金は他社より高くトップの額だ。入院日額・通院日額はＣプランでは他社より見劣りするが、保険料を上乗せすれば他社と同等以上にはできる。その一方、個人賠償責任補償は平均程度で増額できず、育英費用も葬祭費用も救援者費用は付帯していない。補償内容では物足りなさが如実に現れている。

保険料は全体的には平均的な額に見える。しかし、同じケガ・病気の両方を補償する保険の中で比較すると、その額は安いともとれる。とはいえ、補償内容で他社が付帯している補償が抜けている点を鑑みれば、保険料は他社よりも割高といえる。

結論としては、決して悪い内容ではないが、幾つかの物足りない面を考慮すれば微妙な保険だ。これなら補償を追求してコープ共済にするか、育英費用が付帯していてほぼ同額の保険料であるあいおいを選択した方が賢明だ。また、ケガだけの補償でいいならエース損保かエアーリンクで保険料を削るという手も十分に考えられる。

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